強奪 箱根駅伝

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104027033

作品紹介・あらすじ

十二月三十日夕方、神奈川大学駅伝チームのマネージャーが行方不明になり、同じ頃、局内のモニターに女を監禁する映像が送られてきた。中継波が操られているのか?誰が?何のために?後手に回る捜査、見えぬ犯人像、刻々と迫る生中継。解決のメドも立たぬまま、ついに、選手たちは正月の箱根路へスタートを切った…。各区間で演じられる激走のドラマと、犯人側との攻防がシンクロする!一気読み間違いなしの感涙サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。
    誘拐事件と箱根駅伝の放送が同時進行していく緊張感で読む手が止まりませんでした。
    そして康介も走れたし、犯人も捕まったし、ホッとした読後感で満足でした。
    電波系の話はちょっと難しかったです。

  • 駅伝選手、TV局、警察、犯人の誰にも感情移入できず。

  • 今年も駅伝は涙なみだの熱いドラマでした。
    要所をかいつまんで見ただけですが。
    わたしのようなにわかから、コアな駅伝ファンまで幅広くオススメのこのミステリーは
    神奈川大学駅伝チームの女子マネージャーが誘拐され、箱根駅伝の最中、
    次々と理不尽な要求をしてくる犯人と、警察、テレビ局、駅伝チームとの手に汗握る攻防と言った内容です。

    昔、とある番組の打ち上げで、とある構成作家さんが、とあるディレクターさん達に
    今年いちばん面白かった本だ。
    と、力説されていた本です。
    横で聞き耳を立てていた私は、すぐ買って一気読みしました。

  • まさかこんな事件が起こるとは。
    捕まってしまった女子マネージャーは本当に可哀想だった。
    痛々しくて辛かった。
    主人公の箱根を一度で良いから走りたい、と言う願い。
    最後の最後に叶ってくれて良かった。

  • どうなるのどうなるの?といっきに読み進めていったけど、終わり方がしょぼい…。あんなしりすぼみで終わられたらもやもやしたままやん!
    途中もなんか電波のとことかよくわからんかったとことか何回も読んだけど…。うーん。。

  • 読了!きょうび一杯飛び交ってるだろう電波ジャックと誘拐と箱根駅伝、なるほど......。

  • 放送局の配信網とインターネットがハッキングされ、箱根駅伝の中継がのっとられそうになる作品であった。
    自分自身が若かりし頃に駅伝に夢中になっていた時期もあり・・・非常に夢中になって読めた気がする。
    事件の展開、内容等も非常に読みやすく分かりやすかった。駅伝のノウハウについてよく調べているなと感心した。
    スポーツ好きの方に持って来いの作品ではないだろうか。

  • 国民的行事となった箱根駅伝を間近に控えた大晦日の夜、神奈川大学陸上部のマネージャーが誘拐された。同時に駅伝の放送を一手に取り仕切るプロデューサーの下へ不審な映像が送られてくる。犯人は誘拐と共に、駅伝放送の為の電波をジャックしたのだった。要求は、今年抜擢された、神大の無名選手を走らせないようにしろというものだった。そして要求はさらにエスカレートしていく。

    人命か、放映の尊重か・・。各関係者の思惑をよそに、選手達は重いたすきを繋ぐため、ただひたすらに走り出す。


    犯人の思惑が読みきれないまま、警察、報道者、監督、選手・・各人の視点が入れ替わりながら話は進んで行く。理由も分からぬまま、事件に巻き込まれ、最初で最後のチャンスを逃してしまうのか・・理不尽な行為に怒りさえ感じてしまう。しかも、犯人の根底にあったのが、逆恨みによるものだという事が分かってからは、なおさら選手が心配になってしまい、おもわずページをめくる手が止まらなくなってしまった。ドキドキしながらラストまで一気に読めました。

  • 「風強」「チーム」に続いて駅伝3つ目。
    この本の面白いところはちゃんと箱根常連校が主役で、
    マネージャーや補欠選手の話があるところと
    番組制作スタッフっていう視点が見れるところ。
    彼らの年末年始のハードなこと><
    駅伝を観る前後に読んだのでそこは凄く勉強になったかな。

    ただ、電波の話は全然わからなかったので流し読み…
    中継も神大さえわかればいいやと飛ばし読み。
    作家さんとしてまた読みたいかといわれると微妙。

  • 設定はとても面白かった。けど、電波の知識皆無の私には少し難しかったかな。犯人はなかなか巧妙で頭も良かったけど、追い詰め方がちょっと茶番だなという印象。でも駅伝シーンの方は凄く良かった!復路は事件よりも駅伝の展開にドキドキしながら読めました。十区での走りは素晴らしいの一言。

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著者プロフィール

1956年、静岡県生まれ。明治大学卒。‘94年『死が舞い降りた』で日本推理サスペンス大賞優秀賞を受賞しデビュー。2000年『鬼子母神』でホラーサスペンス大賞特別賞、’10年には「随監」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。緻密な取材が生む警察小説やサスペンス小説で多くのファンを魅了する。本書は朝鮮戦争で計画された原爆投下の機密作戦を巡る謀略を描く渾身の作。著書に『限界捜査』『ソウル行最終便』『彷徨捜査』『伏流捜査』(祥伝社文庫)『撃てない警官』『夜の署長』等。

「2023年 『ブラックバード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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