着物あとさき

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著者 : 青木玉
  • 新潮社 (2006年5月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104052035

着物あとさきの感想・レビュー・書評

  • 着物好きには感動ものの一冊です。
    1枚の布が、色を変え、姿を変え、鮮やかに甦る、これほどまでに大事にされる布も無いんじゃないかと思います。
    着物の奥深さを改めて感じました。

  • 着物と言えば、昔、母が質屋に持って行ってたことが浮かんできます。若かった頃の母の面影も一緒に思い出されます。大変な時代を育てていただき感謝の気持ちでいっぱいです。「夢一夜」(作詞:阿木燿子、作曲:南こうせつ)という歌、心に切なく響きます。素肌に片袖通しただけで 色とりどりに脱ぎ散らかした 床に広がる絹の海~♪ 「着物あとさき」青木玉 著 2006.5発行です。表紙の青木玉さん、上品な着こなし、そして八頭美人さんですね!幸田露伴のDNAは、文才だけでなく、和の装いでも引き継がれているのですね(^-^)

  • 20150112読了
    2006年発行。ちょっと読みにくさを感じた。きもの関連の工房をめぐったレポートを含む。●P87洗い張り●P178 江戸の頃に着物はいまの型になった。織られる布の巾は一定であり、乳児からおとなまで型は同じなので、手入れをしながらからだに合わせて縫い直しひとつの布を大切に着る習慣が出来上がった。基本の縫い方を覚えれば、そこから派生してほかのものも縫うことができる。着物は普段着として定着し、洗い張りも自分たちの手ですることができた。こういった日常の仕事は、母親の手伝いという形で受け継がれ、独り立ちをするとき困らないように躾けられるものだった。

  • 玉さんは「着物あとさき」(2006年、新潮社)の巻末でもこのエピソードに触れ、「きもの」の装丁がきっかけになって、母親文さんの着物の好みやコーディネートについて考えるようになり、「幸田文の箪笥の引き出し」の連載につながったと記されています。

    続きはこちら⇒http://wanowa.jugem.jp/?eid=620#sequel

  • 染め直したという帯の写真が表紙に使われていて、その美しさに思わずジャケ買いしてしまった。
    母、幸田文から受け継いだ着物の手入れを中心とした随想。
    京都の凄腕の職人さんたちの技が興味深い。
    「伸子(しんし)」という、洗い張りに用いる道具のことが印象的だった。

    幸田文「きもの」の執筆やおばあさんのモデルについての話もあった。
    ファンには貴重かも。

  • 着物は浴衣ぐらいしか着ることがないのですが、ちょっとチャレンジしてみようかなと思わせる本。小石川の家の続きではないけど次に読んでちょうど良かった。南部紫七宝の絞りと、フグと鯉の柄のとが好きだなあ。

  • 幸田文の娘である著者が語る着物談義、着物って素晴らしい

  • 着物のお手入れなど。気の遠くなるような話。

  • こんなふうに着物と付き合っていきたいものである。

  • MOTTAINAI精神ここにあり。
    ものを大事にするってのは、
    しまい込んだりガラス越しに飾ったりすることじゃなくて
    いつまでも「現役」でいられるようにすることだと思う。

  • 図書館で借りた本。

    前回、幸田文さんの着物の本を読んでいたので、その隣にあったのでたまたま借りてみたのですが、この作者の青木玉さんは、幸田文さんの娘さんなのだそうで、読んでいくと、お母様の幸田文さんの遺された着物を大事に自分に合うように手を入れていかれる過程が綴ってあり、「幸田文 着物帖」その後を読んでいるような気分で読み進めることができました。

    私も祖母の着物をたくさん譲りうけたので、青木玉さんが信頼を置いて着物のその後のすべてを託したような、そういう善いところにめぐり合えたらいいなと思いました。

    新しい着物はしばらくはいいので、譲り受けたものを仕立て直ししたり手を入れたりして新しい命を吹き込む作業に立ち会える自分のご縁に感謝したくなるようなそんな本でした。

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