ターン―Turn

  • 388人登録
  • 3.69評価
    • (44)
    • (63)
    • (100)
    • (3)
    • (1)
  • 46レビュー
著者 : 北村薫
  • 新潮社 (1997年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104066025

ターン―Turnの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 先に読んだ「スキップ」に比べて、こちらの方がサスペンスタッチで引き込まれた。
    「ターン」という題名通りに、何度も何度も同じ日に遡ってその先に進めない、というお話しだけど、更にひとつ捻ってあるのがいい。

  • 図書館で借りた本。現実の森真希は交通事故で意識が目覚めず5ケ月が経つ。夢の中の真希は毎日を普通に過ごしていた。だが周りに人がいなかったり不自然さは感じていたのだが、ある日電話が繋がって現実の真希の様子を知る事になり…と言う話で単調な日々の描写が長いのもあって、あまり面白さは感じず終わった。

  • 20年近く前に読んだもので、タイトルを忘れてしまいずっと気になっていた。事故にあった瞬間にもう一つの世界で生きているという発想が、いまでも車を運転していて蘇る。ラストを忘れてしまったので、また読み返したい。

  • 直木賞候補(1997下/118回)

  • 分厚いのでなかなか読もうと思えないのだけれど、好き。繰り返して繰り返してその先に出会うものがいい。北村さんの時の三部作はどれも好きだけど、特にこの作品が好きです。

  • 繰り返しの前半にあきあきしつつ、読みすすめたら、意外な展開に。形がないのに実を伴う、人とのつながり。不安定のようでいて、深い絆。其処此処にうなづきポイント(笑)まったく著者が男性とは思えない!

  • 版画作家の真希は自動車事故に遭い、その日をずっと繰り返すという奇妙な状況に陥ってしまう。
    記憶はそのままだが、他のものは全て元通り。
    同じ日のループが5ヶ月続いた日、一本の電話が架かる。
    それは時が正常に進む世界のイラストレーターからのものだった。

    電話で泉さんと繋がるまでは、繰り返しの日の描写が延々と続きますが、電話から面白くなります。

    もう一度面白さの山が、もう一人の「くるりん」に閉じ込められた男に出会うところです。
    免許証で住所を知られてしまうところは肝が冷えました。
    真希が自分以外の男性と接触することにヤキモチを妬く泉さん、萌えです。

    最初から真希が誰と話しているのか、1人になってからも会話しているけど、一体誰と⁇と思っていましたが、そういうことでしたか。
    だから唯一泉さんだけと電話が繋がったのでしょうね。

  • この単行本がでた直後くらいに(97年か)買って、
    一度読んだ本です。

    「時と人」三部作の、これが第一作目かと思ってましたが、
    一作目は「スキップ」でしたね。

    改めて読んで「ターンって、こんな話だったっけ?」と
    最初は思ってましたが、だんだんと「そうそう、こんな話だった」
    と思い出してきました。

    ちょうど先日、「乙女の美術史」を読んだところで、
    そこに出てきたカミーユ・クローデルのことがここにも
    出てきて、昔は「誰ですか」と思ってたこともしっかりと
    わかってる上で読めて、タイムリーでした。

    同じ1日を、何度も繰り返す。しかもたった一人で。
    そんなことになったら、私は一体どうするだろうなぁ。
    とりあえずしばらくの間は、好きなところに行って、好きなものを
    食べ、好きなものを見て、好きな本を読んだりするけど、
    すぐ嫌になるだろうな。
    ゲームなんてやってて、セーブしても無駄なんだし。
    そこにかかってきた、一本の電話。
    しかも相手は異性で、好ましい感じ。
    いや~、好きになるでしょ。

    しかし、最後の辺りで出てきた柿崎君。
    この人は、登場させる意味あったのかな?
    出てきたほうがドキドキ感があったのは確かだけど。

  • 3部作のうちのひとつ。
    スキップ読んだので読みたくなって借りて来ました。

    おんなじところに戻ってくるってことは単調な生活なわけであって、書くのも大変だろうなぁと思いました。
    導入部はスキップの印象が強くてなかなか世界観になれることができず。
    でも後程説明はバッチリ来るので大丈夫。

    どうしても三部作だから比べてしまうけど、スキップのほうが扱ってること、内容全てにおいて優れてる気がする。
    どうも淡々としていて、あまり進化のないイメージ。

    電話が一人とだけ繋がるってのはロマンチストな私にはよし!でした(笑
    でも面白いですよー。


    @図書館本

  • 人と時間の関係をモチーフに描いた、ファンタジー調のボーイ・ミーツ・ガール小説。

    時空を超えて出逢った、ひと組の男女の淡い恋愛。

    思考実験的な要素を随所に散りばめながら、断絶された時空を超えて愛を確かめ合うことの喜びや孤独さを浮き彫りにしている。

    最高に盛り上がるのが、主人公の男女が出逢う場面。
    切迫した状況の中、お互い真剣になればなるほど空回りしてしまう男女の滑稽さを、スリリングかつユーモラスに描いているあたり。

    登場人物にも非常に好感が持てるのもこの作品の魅力だった。
    特に主人公の森真希の人物造形が素晴らしい。
    優しくて、寂しがりやで慎重。そして少し我が儘な29歳の女性を、瑞々しく描いている。

全46件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ターン―Turnを本棚に「読みたい」で登録しているひと

ターン―Turnを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ターン―Turnを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ターン―Turnの作品紹介

ターン、ターン、その繰り返し。でもいつかはリターンしたい。帰りたい。『時と人』の謎を探る書下ろし長編。

ターン―Turnの文庫

ツイートする