- Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104066056
感想・レビュー・書評
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ひとことで言えば、日本版アラビアンナイトといったところですかね。だからと言うわけでもないんでしょうが、ちょっと気だるいというか眠気を誘うというか…人の話を聞く話なので、「え、それだけ?」というのもしばしば^^; 「歩く駱駝」と「水虎」は好きですね。挿絵はとても美しいと思います。
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ファンタジー。
幻想的な物語は、謎めいていて、それがミステリとの共通項。
美しい文章と美しい(ときに怖かったりもする)女性たちの物語。 -
んー・・・
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2005年3月1日読了。
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2004年7月27日読了。
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2005.11.25. 日本版アラビアンナイト、まさに。寝物語じゃないんだけど、ほんとに少しだけ"フシギ"がまざってて、心地よい。北村さんはこういうのうまいなぁ。私も、こんなのを語りに行けるか…それとも雇い主か。なんて考えるのも楽しい。一編々々がとても短いから、すごく読みやすい。
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海辺の街に小部屋を借り、潮騒の響く窓辺の寝椅子に横になり、訪れる女性の話に耳を傾ける、という趣向。
語られる17編を紡いだ短編集です。
透明感のある文章で、北村薫らしく“日常の謎"を織り込んだ物語。
彼女たちの平凡な日常から生まれた不思議な物語です。 -
幻想的な味わいの短編集。夜中にじっくりゆっくり読みたい一冊。謡口早苗さんの挿画も魅力的。
好みの作品は「歩く駱駝」と「闇缶詰」。やはり私は少しホラー的な味わいのある作品が好みですね。一方で微笑ましい「笑顔」もなかなか良いかなあ。ほんわかとした雰囲気がやはり「ああ、北村さんだなあ」という印象。 -
屋敷に一人ずつ、女性を呼んで 喋ってもらうという形式で書かれた本。
不思議でぞっとする話、心温まる話、内容は様々。
北村薫の得意分野!女の人の一人称。
北村さんの描く女性は本当に魅力的だと思います。
話の内容も、気持ちよく浸れるかんじ。
河童?な彼氏の話がいいですね -
「鳥が鳴くみたいに、風が鳴るみたいに、迷いなく歌いたい。音だけは、そこにいる人、皆が共有するものだっていう、当たり前のことを大切にしたいんです。」(「海の上のボサノヴァ」より)
不思議な話たち17編。
特に気になった(気に入ったではなく)のは「違う話」「歩く駱駝」「笑顔」「海の上のボサノヴァ」「眠れる森」「水虎」でした。
北村さんはこういう話が得意なのかなー。
ミステリ系だとも伺っていたので、これからも読んでいきたいと思った。
ホント、読みたい本がいっぱいだ!!
【11/3読了・初読・市立図書館】