- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104075058
感想・レビュー・書評
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「死」がテーマの小説と思わなかったのではじめは面食らった。
結局どの章でも泣いてしまった。
ただただ暗くなることもなく、穏やかな気持ちになった。
これから直面するであろう色んな人との別れを考えさせられた。 -
「織姫と彦星の話を信じて、何かを未来に託した?
そこまでロマンチックな男ではなかったと思うのだが。」
考えても永遠に答えの出ない問い。
どうして死んでしまったのだと。
不意に人ごとではないなと思って空恐ろしくなった。
自分が遺される側となるのか、はたまた…
けれど遺された人間は生きていかないといけない。
当たり前のことだけど、とても難しいんですね。
悲しみというより、不思議な気持ちでいっぱいになった。 -
最近立て続けに重松作品を読みすぎて、感動慣れしてしまってる感じがする。。。
中受向け短編集 -
「まゆみのマーチ」「あおげば尊し」「卒業」「追伸」の4作品。
母親の死、教師だった父親の死、父を自殺でなくした娘、亡くなった実母と義母、それぞれ死と別れ、生き方や愛情が描かれていて感動的な話でした。
家で読めばよかったと思うほど、涙が出そうになりました。 -
小学生のとき、さとるのお母さんからこの本を頂いた。
帰ってからマッハで読んだ。
懐かしい自分も卒業間近だったんだ。 -
よく書き表していると思った。
親を亡くしたことも、
思春期特有のぶつかりも、
そして内面に向かう行為も、
すべて経験があるけれども
それ故、少し苦しかった。
いい本だと思います。 -
「まゆみのマーチ」「あおげば尊し」「卒業」「追伸」
どの作品にも「死」が関係しているが、どれも暗い話ではなかった。
死にゆくもの、死んだものとの対話から、今を生きる者たちへの応援歌を紡ぎ出したような作品。
「追伸」が一番好き。 -
死は遠い気がするけど、実は身近なもので誰もが死ぬのだから、感情移入しやすいのかもしれない。どの話も登場人物の切なさと言うか気持ちがすごくよく入り込んでくる感じがあって、書き方がすごくうまいなって思いました。
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親と子の関係を取り上げた短編集。