卒業

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104075058

感想・レビュー・書評

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  • 重松清の「親と子、生と死」をテーマにした短編集です。人生の中で何度か経験するであろう「卒業」の瞬間を、悲しみだけでなく、優しさや温かさで表現してくれるメッセージ本。

    重松氏の作品は、本当に温かい。
    「まゆみのマーチ」にやられました。
    こういう作品を教科書に載せて欲しいと思います。

  • また?重松 清の本を読みました☆いや〜コレも最高!!流星ワゴンの次に好きな重松作品となりました♪(3位はナイフ)
    特に4編目の「追伸」が気に入りました。どれも、始まりは「死」に直面した場面だったり、その後からなのですが、決して暗ぃワケではなく、リ?ででも人間って愛しい☆と思えるようなお話です☆
    ぜひ読んでみて?さぃ♪

  • どの話も泣いた。身近なひとが死ぬのは、とても悲しいことだよなぁ。

  • やはり「死」は「終わり」だと思う。
    だが、「始まり」でもあると思う。涙なくしては読めない。

  • すっき!

  • 「その日の前に」とテーマは同じ(?)。死にまつわるお話。今まで自分に直面した別れと重ねて読んでしまうところがあった。

  • 4つの短編がおさめられています。とても読みやすい。最初の”まゆみのマーチ”を読んで、子供達にたくさん”好き”って言ってあげようと思いました。最後の追伸、よかったです。感動しました!

  • さすが重松さんですね!
    泣けました・・Σ(=д=ノ)ノ
    特に最後の「追伸」・・号泣。
    幼い子供を残して死ななくてはならない親の気持ち・・無念すぎです。
    そして新しいお母さんの気持ち・・どっちの気持ちもわかってつらかったです。

    「まゆみのマーチ」もそうだけど今、この年だからわかる本だなぁと思います。
    若い子が読んでもあまり泣けないかもしれないですが・・(-o-;

  • あ〜自分って大人な考えを持つようになったなぁ…と思う時に読むとハッとさせられます。

  • 【メモ】短編4作(まゆみのマーチ、あおげば尊し、卒業、追伸)・丁度いい長さで読みやすい・親の死、家族、捉われていた思いからの解放・「まゆみのマーチ」:マスクをさせられた妹・「あおげば尊し」:教師の父と自分・「卒業」:自殺の”血”・「追伸」:義母との和解・追伸が一番良かった

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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