- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104075072
感想・レビュー・書評
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心の深いところにじわーっと沁みるお話
特別な言葉はいらない、心が通うってこういう事なのかと思った詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
吃音でうまく話せない村内先生は、「間に合ってよかった」と、ひとりぼっちの生徒に寄り添い続けている。正しいことではなく、大切なことを伝える村内先生に心温まる。
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登場人物はみんな中学生で
いろいろな事情や葛藤を抱えてる。
そこに、よりそう、村内先生の温かさ。
吃音の村内先生がいう
大切な言葉達が胸に響いた。
わたしはほんとに「普通」の家の子だけど、
中学時代はなんとも言えない辛さがあった。
いつも居場所を探していたことを思い出した。
ひとりぼっちに寄り添うムラウチ先生みたいな人
いたらよかったな。
短編集。
カッコウの卵が1番好き -
My teacher cannot speak well.
So when he speaks,
he says something important.
https://www.shinchosha.co.jp/book/134926/ -
泣きながら読んだ。
クラスの中で、村松先生がそばにいることになった子以外でも、しんどい思いをしてる子は他にもいるだろうし、その子だけずるいなぁと思った。
きっと、誰しも心細い思いがあるんやな。
的確なアドバイスよりも、「そばにいるよ」というメッセージが力になっていく様子がうまく表現されていると思う。 -
本を読んで久しぶりに泣いた。
「教師は、なにがあっても、どんなときでも、どんな生徒でも、その子をひとりぼっちにしちゃいけないんですよ、、、。」p.307 -
吃音の先生が色々な問題を解決して行く話。
人生は順風満帆にはいかない。色々な痛みを抱えている人がいて、そういう人に寄り添える人が必要で。
人との関わり方を考えさせられる一冊。 -
優しくて温かい本
忘れたくない本 -
【夏の読書 9冊目】
重松清は大好きな作家さんです。中学生の不安定な心の有り様が見事に描かれています。ただそばにいてくれるムラウチ先生。私もそうありたいと思える一冊でした。 -
単純で簡単で涙が出てくる小作品がいっぱい詰まった一冊です。単純で簡単なワタシの頭にはぴったりな心温まる作品ばかりでした。
小学生の頃に友人がどもるのを真似ていたら、自分もどもりになってしまいました。今はほとんど顔を出しませんが、ほんの時たま小学生の自分が出てきます。人前で話すのは苦手ですが、村内先生のような大切なことをちゃんと伝えられる人間になりたいです。