気をつけ、礼。

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 130
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104075096

感想・レビュー・書評

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  • 短編集は軽く読めるけど、内容が浅い気がする。つくづく「先生」という職業の大切さと独特さみたいなものを感じる。
    痴呆症のホームで、学校の先生だけは「○○先生」と呼ばれると反応するって言うのはすごいなぁと思った。

  • 「教師」をテーマに描く短編6話。
    もちろん先生だって普通の人間なのであって、思い悩むことも、時には間違ったことをしてしまうこともあるでしょう。
    でも、先生が先生であるために必要なこと。
    それは子供たちにこれから歩む道筋を教えてあげることだと思います。
    別に授業だけが大事なのではなく、本当に教えなくてはいけないことはもっと別のこと。

    だから私は「ドロップスは神様の涙」と「にんじん」、この2つが特に好きです。
    奇跡の捏造もありかなって。ぶどうドロップが食べたくなりました。
    にんじんも先生を越えた大人になって、初めて分かることもあるよな、と。

  • 今回はちょっと全体にオモイ話が多いなー。ネガティブなときには読まないほうがいいかも。

著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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