- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104075096
感想・レビュー・書評
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ロックだけじゃなくて、ロールしなきゃダメ。
なんか素敵だな。 -
「泣くな赤鬼」もよかったのですが、
「にんじん」が心に残りました。
たぶん、こういうことって書きづらい内容だけれど、
でも、実は非常にありがちなことなんだとも思いました。 -
短編は多くの物語を楽しめるが、人物の背景や感情を細かく書き、深い教官が生まれることが難しい。
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卒論の研究題材が教師なので教師が出る作品ということで。重松清はくたびれた初老の哀愁を描くのが上手い。同時に他作品の「定年ゴジラ」では哀愁と僅かな希望が見えて、後味悪い終わり方にならないのがいい。燻んだリアリティに感情移入しちゃう。
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いろんな先生の短編集
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オイラが先生と呼べる人は高校教師が最後だ。それ以来、本気で叱ってくれるオトナって親を除けばいないかもしれない。怒られたことはたくさんあるけど、オイラのためを思って叱るなんて割に合わないもんな。不思議だけど体罰をくれた先生ほどよく覚えている。本当は愛の鞭じゃなくて、憎たらしかっただけかもしれない。後になって、叱られた意味に気がつくこともあった。先生ってガキたれに対していちばん最後までまっすぐに向き合ってくれたオトナかもしれないなぁ。
オイラはそんなふうに人と向かい合っているか、不安になってきた。自分のガキに対してだって、本気で叱ったり、怒ったりしてきただろうか?嫁任せだよな。むしろガキに嫌われたくないって思ってる、情けない……。せめて「白髪のニール」みたいになりたい、マジで。 -
教師と生徒のそれぞれの視点から書かれたオムニバス。「にんじん」では先生も人間で心の弱い部分もあると理解しながら憤慨し、「泣くな赤鬼」では落涙した。中学の時の先生が全国紙の読者の声に投稿しているのを見つけた時は場所が離れていてもうれしかったな。故郷は遠くなってしまったけど目を閉じれば小学生だった自分にそして先生に会いに行けます。「気をつけ、礼。先生 おはようございます」
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俺絶対同じ本持ってる…二冊目買っちゃった…レビュー書くのもなんか腹立たしいわ…でも面白かった。岩﨑君にあげよう、この本は。