- Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104075102
感想・レビュー・書評
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大人が子供時代と再会をはたす物語6編。 既読かなと思うお話もありましたが、こういうテーマが重松さんはお得意です。 ワンパターンのようであるのですが、読むと、ついつい、重松ワールドに引き込まれてしまいます。
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短編集で隙間時間に読みやすかった!
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お久しぶりの重松さん。今回もまた良いお話でした。あったかい、優しい、ほっこりするお話たちでした。様々な「再会」が書かれているお話。人にはいろんな別れがあって、そしてまた再会があるんだなあ、としみじみ思った。その再会は嬉しいかもしれないし、寂しいかもしれないし、悲しいかもしれない。だけど人って、誰かと「再会」することに決して嫌だとは思わないんじゃないかなあとも思う。悲しくなるかもしれないけど、寂しくなるかもしれないけど、あの頃より時間が経って、また誰かと再会できたら、いろんなこと全部すっ飛ばして、懐かしさと嬉しさが勝つんじゃないかなあと。重松さんのお話はほんとうに、そっと寄り添ってくれる、優しいお話ばっかりだなあ。じんわり心があったまる。そこにちゃんと重松さんの言葉が寄り添ってくれる。読みながら、何度も「ああその気持ちわかる。すごくわかる」って思いました。全部好きなお話でした。最初と最後に、繋がりのあるお話を持ってくるのはもう、重松さんらしいというかなんというか。そしてまた、最後に瀬尾っちを主人公に持ってくるのもなんかこう、やられた感があって。良いお話たちでした。ありがとうございました。
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大人になれば忘れてしまう気持ちとの『再会』
過ぎ去った思い出を懐かしむ気持ちとの『再会』
あの頃の自分との『再会』
そして、いつか、本書を読み終えた今の苦しい、切ない気持ちとも『再会』するのだろうか。 -
「永遠」と「ロング・ロング・アゴー」が、よかった。
誰もがクラスで輝いているわけじゃない。
もどかしさや、憧れや、あきらめや、さまざまな思いを描いている。
子どもの機微を描くのが、うまい。
なんでもうまくいく人生ではないが、じーんとくるものを見つけられる作品。
http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-84a3.html -
再会をテーマに生きることの豊かさを伝える6編の短編集。
遠い昔を懐かしく思い出され、切なくなったり頑張れと応援したくなったりと・・・。
「いいものあげる」と繋がってた「ロング・ロング・アゴー」では若くして旅立たれた友の灯籠流しのシーンにお盆の時期も重なって涙誘われた。「どんなに運が悪くて、悲しいことのほうがずっと多くても、生き甲斐のある人生を生きて閉じたのだと信じていたい」の文面に今年逝かれた友達の顔が、思い出され切なかった。 -
最後に再会が待っているとは!読者にとっての再会が嬉しい。
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傷ついたり疲れてしまった心を優しく包み込んでくれるような、
6つの短編集。
たぶん多くの人が少しは自分を重ね合わせたり、
周囲で経験したことがある物語だと思います。
帯より
「子供の頃、勇気はみんなから称えられ、努力は必ず報われた。だけど、おとなになったいまは?」という言葉が胸に響きました。
個人的には
「人生はブラの上を」が好きでした。
オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ、
ライフ・ゴーズ・オン・ブラ-!