ポニーテール

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著者 : 重松清
  • 新潮社 (2011年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104075119

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ポニーテールの感想・レビュー・書評

  • ずるい、ずるすぎる!!。
    こんなステキな本とは知らずに、地下鉄の中&地下鉄で泣いてしまうくらい感動しました。
    ゴエモン2世、君はみんなが寂しい時、辛い時、楽しい時といつも側で静かに見守って、なんて良い猫にゃのらーっ。
    故人を思いやる気持ち、新しい家族を思いやる気持ちに心が何度じーんとなってしまったことか(><)。

  • いろんな家族の形があるけど、まぁるい形になるには、何度も何度もぶつからないといけない。ゆっくりでいい。そうやって出来上がった形はきっとなかなか崩れないはず。

    フミとマキ。きっと大人になって家庭を持ち、母親になった時、すごくいい姉妹になるんだろうなぁ。

  • ほっこりした。読み始めはマキのそっけなさに少しイライラしたけど、最後まで読むとそういう性格の子もいるのかと受け入れることができた。

  • お母さんからの 語りかけが
    どうしても 涙腺が ゆるんでしまった〜

    自分が もし
    子連れ再婚したら…なんて
    想像も しちゃったり

  • 母を亡くしたフミは、父の再婚で新しい家族を持った。
    二つ上の新しい姉・マキは素っ気ない素振りをくり返すが、長く伸びたポニーテールがはフミにとって憧れ。
    姉妹、父母、友だちの中で少しずつ「家族」になっていく……

    重松さんの書く小説には、とてつもなく涙腺を刺激する要素が含まれています。
    姉妹、親子の間の始まりの物語を7つの短編で繋いでいます。
    親子だから、姉妹だから話さずとも分かること、分かってしまうことが「分からない」ことのもどかしさに身もだえしそうにになってしまいます。

    読み進めていると、第5章から急に物語の視点が変わります。
    その変わり方、"ずるい"です。
    予想通りの結末だし、決して一気に関係が縮まるわけではないのですが、この物語を大事にできるのがやっぱりちょっと嬉しいですね。

  • なんて優しい人たちなんだろう。
    泣かせの重松さんで、しばらく読んでなかったが、今回何度も涙腺決壊の危機を繰り返した。
    言葉にうまくできないところの感情って、やっかいだ。
    言葉にできないほど、深いところにあるから、それをうまく伝えられなくて、トゲトゲしてしまうきっかけになってしまったりもする。
    心をまるごと差し出して、見せられるのなら、どんなに楽だろうかと思うけれど。
    家族物で思うのは、お父さんの存在が薄いなーってこと。
    お父さんにもっと頑張って欲しいものだけど。

  • 小学生女子の気持ちがぎゅぎゅっと詰まったお話。マキもフミもわかる!

  • マキの気持ちもフミの気持ちもどっちも共感できるからこそもどかしいな。
    マキの無愛想なやさしさが空回りしたり、マキのことを好きになりたいフミの健気なところとか。
    家族のあたたかさがこの本を読んで、どんなに大切かわかった気がする。

  • お母さんが幼い頃に亡くなった小学4年生のフミが主人公となって、
    2才年上のマキや優しい"今の"母親との生活を描きながら、
    家族というのはどのようなものなのかを問いかけてくれる物語です。

    無愛想で冷たい言葉を放つ姉のマキをそれでも慕う妹のフミ。
    それぞれの娘を想い、
    相手の娘に対して精一杯の愛情を注ぐ父と母。

    色々な出来事に笑い悩みながらも、
    徐々に家族としての絆を強めていく一家の様子を読むうちに、
    心が温かくなって自然と穏やかな気持ちになるような気がします。

    父親、母親が読めば登場人物の両親の気持ちが、
    子ども達が読めば主人公やその姉の気持ちがわかるという、
    読む人それぞれの心に響く物語だと思います。

  • 今、多分世の中にはとても多いステップファミリー。こんなふうに思いやりある素敵な家族になれるとよいな。
    重松清、な作品だった。

  • 連れ子同士の微妙な気遣いが繊細に書かれていた。特に小学生のころは色々気にし出す年頃だったのを思い出し、自分の頃も振り返ることができた。

  • 連れ子同士の再婚で

    姉妹になった二人の女の子の物語。



    この年頃の女の子の気持ちが書けるなんて

    重松さんはすごいな~と思う。

    少し不器用なマキ。

    素直じゃないところとか長女そのもの。

    おっとりしたフミは、お姉ちゃんにあこがれている。

    ステップファミリーでも、姉妹それぞれの役割というか

    産まれ順の特性ってでるのかな。



    新しい家族になっていくのは

    とても大変そうだけれども

    ほんわり温かくなるエピソードもあり

    そつない作品でした。

  • 今年入ってから 重松清乱読中 。
    その中の一冊 。

    ・・・そして 読み終わってから
    時間がたって
    あたしの中の
    鮮度が落ちてしまったので
    細かいレビューは 再読後にしようかな・・・

  • お母さんを病気で亡くしたお父さんと娘。離婚をしたお母さんと娘。お父さんとお母さんが再婚し、新しい家族。
    そこにネコが一匹。
    新しい家族ができて行く物語。
    重松氏らしい作品。
    涙がにじむ、じわっと染み込む物語でしたね。。

  •  小学四年生のフミは、父親が再婚したため新しい母と姉と一緒に暮らし始めている。そんなフミは、ぶっきらぼうだけど律儀なところのある姉マキのポニーテールに憧れて、自分も髪を伸ばし始める。

     ぎくしゃくしながらも、新しい関係に馴染もうとする家族のさりげない心の機微と、フミの子どもながらの気の遣い方があざといくらいよく書かれていて、心温まる。それも、じんわりどころか、泣かせどころの場面がこれでもかと続くので、涙腺の弱い人は電車の中で読まない方がいい。「週刊ブックレビュー」で書評ゲストのいとうまい子も、この本を紹介しながら思い出し泣きしていた。
     ストーリーはハートウォーミングなのに、意外と人間の嫌な面、残酷なところも幼い目を通してストレートに描けていたのもよかった。後半からある人物が語り手として登場する仕掛けは、ファンタジーぽくて、少しやりすぎだと思ったが。

     新しい家族のことを気にしながら、無愛想で気持ちを素直に出せないマキが実はストーリーの立役者で、いちばん気になった。

  • これは誰の目線で語られているんだろう。
    そんなことを思いながら、読了。
    勤務先からの帰宅途中で読了したときには、重松作品でかなり高確率でやってくるウルウル状態になりそうなのを押さえようと、しっかりと受け止められず...
    一人のときに読み終われるようにスケジュールすればよかった。

  • 見た目でのすれ違いと裏での思いやり。反抗期は表現下手なだけかもと思える作品でした。日頃の生活で100点を取るっているのはエゴなんだなぁ。

  •  親の再婚で家族となり、新米お姉ちゃんと仲良くしたいのに思うようにはいかず、姉もとまどう父と母も家族の難しさに迷ったり、悩んだりする、4人それぞれの心の歩みの物語です。
    (カウンター担当/のらぱんだ)平成29年5月の特集「みんなの家族」

  • ヒヤヒヤしたけど、いい話で良かった!

  • 他人どうしが本当の家族になるには、ケンカしたり、泣いたり落ち込んだり、もがいて苦しみながらわかり合っていく。でも、仲直りしたらまたひとつ近づいて誰にも代えがたいくらい楽しくて。
    そんな家族の優しいお話し。
    家族関係で悩んだときにぴったりかも。

  • 親同士の再婚で姉妹になったマキとフミ。

    厳しくぶっきらぼうで不器用に妹を見守るマキと、姉に憧れポニーテールを真似したいフミ。

    出てくる人みんなが不器用で優しく、あたたかい。

  • 母親を亡くして、親の再婚で新しくマキというお姉ちゃん(小六)ができたフミ(小四)が主人公

    重松清さんは、本当に子供目線の描写、人間関係を表現するのがうまい

    小学生ゴコロを思い出せて
    家族の在り方や、正しさ・厳しさなどを考えさせられた

  • わたしがあなたのために書いたお話は、すべて、仲直りの物語でもあるのだから。
    ーお母さん


    マキもフミも優しい子。
    そして母は強し。

  • 子連れの再婚での、ぎこちなく優しい新しい家族。

    母を病気で亡くした4年生のフミとお父さん。
    離婚して苗字が3回も変わった偏屈な6年生マキとお母さん。

    マキは無愛想でぶっきらぼうだけど、その言葉には時々優しさが含まれていて
    マキの整ったポニーテールは、フミにとって憧れだった。

    亡くなったお母さんと、新しいお母さんとの関係に
    戸惑いながらも少しずつ折り合いをつけていくフミ。

    捨て猫だったゴエモン二世と一緒に見守っていてくれた、目には見えないけれど亡くなったお母さんの存在。

    鍋、バレンタイン、ひな祭り、ポニーテール。
    優しくて、時々いじわるで子供の心が繊細に書かれている話。
    ココロが弱ったときにこそ読みたい)^o^(

  • 図書館の児童書のコーナーで借りて読む。
    再婚で新しく姉妹になる小4のフミと小6のマキを中心に新しく4人家族になっていく家族の物語。フミは素直で優しい女の子。亡くなった優しいお母さんの思い出と新しい暖かいお母さんの間で揺れ、そっけない新しいお姉ちゃんとなかなか仲良くなれず、でも少ーしずつ距離は縮まり。ぶっきらぼうだけど本当は優しいマキ。お母さんもお父さんも色々な思いを抱え少しずつ家族になっていく。読み終わるとすべての登場人物がいとおしくなります。
    重松さんの本は読むたびに思うのだけど、思春期入り口の小学校高学年の女の子の気持ちがなんでこんなにわかるのだろう。大人なのに。男の人なのに。私ですら忘れかけているあの頃の感情や空気がよみがえってくる。女の子は5年生あたりから扱いにくくなるって。まだまだかわいい小3のわが娘もだんだん難しくなるのかなぁ。お母さんの対応は見習うべきものがあるな。

    人の体の中には海があるっていうお母さんの話が良かったな。
    「もともと海にいた人間は陸に上がった時に体の中に海が閉じ込められたんじゃないかって。人の体の中には小さな海が入っているのかもね。涙もしょっぱいでしょ。泣いちゃうときっていうのは、体の中の海が満ち潮になっていることなのかもね。」フミの中の小さな海の潮が満ちてきて新しいお母さんとの暖かい関係が始まる。素敵。
    色んな表現がいちいち胸にすーっとしみこむ。
    「悲しい時って涙に向かって一直線っていう感じでしょ。でも寂しさってそうじゃないのよね。夜のうちに雪が積もって、朝になったら外が真っ白になってるみたいな・・・」

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ポニーテールの作品紹介

マキとフミは、できたてホヤホヤの「新米きょうだい」二人の心は、近づいたり離れたり、すれ違ったり衝突したり…こんなふうにして、わたしたちは少しずつ家族になっていく。母を亡くした小学四年生のフミ。親の離婚で苗字も学校も変えなくてはならなかった六年生のマキ。それぞれの父母が再婚して「家族」となった二人の少女が過ごした始まりの日々を、やさしく見つめる姉妹小説の決定版。

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