糞袋

著者 : 藤田雅矢

• 新潮社 (1995年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[dai-4さんの感想 · 2019年8月6日]

ファンタジー大賞入賞作から。タイトルがパンチ効いてるし、内容ももろスカトロで、かなり挑発的な作品であることは確か。ただ、全くそのケがなくてもプッと笑える仕上がりになっていて、嫌悪感なく読み込ませる手法はお見事。ちゃっかりしている割に肝心のところがヌケていて、みたいな、ちょっと人物設定に無理があるな、っていうのは愛嬌として、基本的には楽しませてもらいました。

[ミントさんの感想 · 2018年7月11日]

職場で食後の休憩に読むにはあまりに適さない
→自分の読書歴においてはかなりの異色異臭作(^^;

映像化も絶対お断り
→本ならではのストーリー・・・だよね(^^;

既読かと勘違いしてた。
ファンタジーノベル大賞は一通り読んでみたいので
読み漏らさずにすんで良かった。

[kumapoooooさんの感想 · 2015年4月24日]

ウンコも小便も臭いし、口も臭いし、大体において人の体の中は臭いものやら汚いものでいっぱいなわけで。しかし臭いものとか汚いものの中にこそ真実があるというか、本当の姿が隠されているというか。まぁ本で読む分には良いけど、映像にしたらちょっと無理。。

[竜田比古さんの感想 · 2012年5月16日]

スカトロジーは好みではないが、今回始めて面白い小説に出会った。
花合わせ、京都、忘れられたタンポポなどの話題で救われた

[akhrbluesさんの感想 · 2011年9月29日]

拾六で話が飛びすぎる感もあるが、面白かった。

[「書肆玉一」さんの感想 · 2009年5月17日]

040．96.3/10.3刷、並、カバスレヤケ、帯付。書庫。

[igumasaさんの感想 · 2009年1月7日]

江戸の住む人々の糞便が大切な下肥に

[motteさんの感想 · 2007年3月12日]

米が異なると書いて「糞」その、糞にとりつかれた男の、哀愁漂う物語。第7回優秀賞受賞作品。

著者プロフィール

【藤田雅矢・作】　　1961年、京都市生まれ。農学博士。1995年、第7回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。同年、「月当番」で第26回JOMO童話賞佳作。2007年、「ダーフの島」でSFマガジン読者賞受賞。著書に『星の綿毛』（早川書房）、イーシングル幻想館『幻視の果実』の小説のほか、『捨てるな、うまいタネNEO』（WAVE出版）などの園芸書もある。

「2013年 『クサヨミ』 で使われていた紹介文から引用しています。」