イノセント

著者 : 小池真理子

• 新潮社 (1999年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[mioxxさんの感想 · 2011年5月7日]

フォト含めた短編。
彼女の作品の中でワースト。

たぶん海外系のイメージで書いているんだろうが、彼女は日本の話の方が断然合う。文章含め彼女の世界を「ちょっといっちゃってる」風にアレンジしたかったんだと思うが、その気持ちが強すぎてそれだけで終わってる。

文章からエロスも感じず、写真だけが卑猥でミスマッチ。
感情移入も出来なかったしなんか彼女らしくなく残念。

[秋霜烈日さんの感想 · 2010年7月29日]

「人を独占することが恋愛の一番根底にある感情なのかもしれない。」と思わせる作品。

掲載されているフォトは非常に美しく、そしてストーリーとの関連性が高い。

ただ、全体として量がなく心理描写もわかりづらいのがこの物語を曖昧にしていると思う。

[Lunaさんの感想 · 2006年11月29日]

写真と短編小説がペアで構成されている作品。
現実にありそうで、でも現実離れした人間の心の動きが描写されています。
写真はLyu HANABUSA。

[立花さんの感想 · 2006年3月17日]

渚に恋をすればいいかもしれないけど。写真はすきなのが幾つかありました。

著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」