Kiss―接吻

  • 101人登録
  • 3.26評価
    • (4)
    • (9)
    • (15)
    • (6)
    • (1)
  • 22レビュー
著者 : 小池真理子
  • 新潮社 (2010年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104098095

Kiss―接吻の感想・レビュー・書評

  • 大人の恋愛。
    短編集というのは 概して 物足りなく感じるものだが、小池さんのはそれを感じさせない。一話づつ惹き込まれる。

  • ひと歳重ねた大人にしか判らないであろう、切なく哀しくやるせなく、秘めやかで静かな激情に満ちた、大人による大人のための恋愛小説集。この余韻までも。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    生と性の、あられもない交わり、大人にしか判らない男女の営みを描く九つの恋愛小説。
    目次
    翼/歳月/白い花のような月/猫壺/夜噺/廃墟/蒼いトマト/ラプソディ/オンブラ・マイ・フ

  • 恐怖小説短編14話。 初出は 「しゅるしゅる」 「蛇口」 著者の自信作は上位3は 「ミミ」 「くちづけ」 「親友」 読んで,やられたと思ったのは 「神かくし」 「足」 「生きがい」 そのほか, 康平の背中 首 ディオリッシモ 鬼灯 車影 災厄の犬 巻末にミステリ,ホラー著作リストがある。

  • 13/08/15 大人の恋愛小説集。

  • 初小池作品。死の向こうにあるもの。他も読んでみたい。

  • 図書館でたまたま見つけ、印象的な装丁に魅かれて借りてみた。
    いろいろな世代の、いろいろな境遇の女性たちの「Kiss」を集めた短編集。
    年齢を重ねたからこそ、共感できる部分が多かったのかな。
    よかった

  • 5年以上前に著者の本を読んだ時は、理解できないことが多すぎて投げてしまったのだが、今は投げることなく読み終えることができた。どうやら、当時理解できなかったことが理解できるようになったらしい。
    大人の事情というものは、表に出すべきではないことが多すぎる。時間を重ねて初めて、理解できることが増えていく。人として深く在ることができるようになる。
    そういう視点で見れば、年を取るのも悪いことではないのかもしれない。そう思わされる物語ばかりだった。

  • タイトルの通り「kiss」がテーマの短編集。
    ほの暗い情熱からせつない感じまで幅広く書かれていました。

  • 小池真理子はエロい。

  • 別れと出逢いがからみあい交差する。
    愛し合いながらも最後は結ばれないで離れてゆく、
    男女たちの切ない短編集。
    許されない愛と知っていても、
    誰かを愛する心はけしてとめられない。

  • 美しく淡い恋がつまった短編集。

  • H230714 そこに形ばかり鼻をうずめ、その背を軽く抱き寄せてやりながら、自分も含めて、すべては何と陳腐なのだろう、何と愚かで退屈なのだろう。

  • kissについての9話。

    ナニが笑ったって、「歳月」の主人公と友人が話す内容。まるで私と友人との会話を聞いていたのか?と思うくらいのリアリティ。
    小説の内容よりも(ごめんなさい)、惹かれました。

    さすが小池真理子さん。
    品がある大人の女性を書いてくれてます。
    恋心はいくつになってもありえるもの。
    まるで自分が中学生になっちゃったかと思えるくらいの心の震え。

    そして、遠い過去を振り返ると、きゅんとなるような思い出もあるわけで。
    歳をとるって、決して悲観することじゃない、そう思ってます。

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    生と性の、あられもない交わり、大人にしか判らない男女の営みを描く九つの恋愛小説。

    いつものように大人の恋。でもベースにあるのがkissというこの本。
    オンブラマイフと蒼いトマトが好き。
    必死になって恋人を引きとめようとする女も、
    繰り返し自分の人生を眺める女も、
    どちらも痛すぎて息をするのを忘れてしまいました。

  • 大人のいろいろなkissの物語です。共感したりそうでなかったりのkissの色々です。

  • 死んだ恋人は奥さんの元に戻り、わたしはひとりぼっちで
    さびしい思いをしていると、夢に恋人が現れる
    「翼」
    写真を渡すために友達の元を訪れると、
    離婚した夫(わたしが昔好きだった)に直接渡してほしいと頼まれる
    「歳月」
    夫と離婚し、不倫相手と一緒に過ごしながら
    いずれはこの男も失うのだと感じる
    「白い花のような月」
    別れた彼女から一緒に飼っていた猫の骨壺を預けられ、
    そこにキスをしているところを今の彼女に見られる
    「猫壺」
    雨のバーで、離婚後に死んだ父を看取りに来た母が
    顔中にキスの雨を降らせていたことをひとり語る
    「夜噺」
    夫と義父、義従弟と一緒に暮らしていた家に立ち寄り
    当時の自分の不貞に思いをはせる
    「廃墟」
    彼がリフォームしてくれた青い三角屋根の別荘で
    これから別れ話をされるのだろう
    「蒼いトマト」
    異動してきた課長の歯に惹かれ、
    社員旅行の帰りに車で送ってもらう
    「ラプソディ」
    別れた夫に呪われながら彼の友達と結婚するが
    経営不振に陥り心中し、未だに成仏できずにいる
    「オンブラ・マイ・フ」
    装画:柄澤齊 装丁:新潮社装丁室

    不倫や離婚をベースとしたほろにがい恋愛短編集。
    「ラプソディ」の歯に焦がれる描写がいいです。
    「チーズバーガーを食べている彼の舌先が、時々、歯の表面を撫でていく。笑うたびに、また、白いアーチを描いた歯が見える。美しく猛々しい、小さなギロチンのような歯である。」
    性的であり、残酷であり、こちらの想像をかきたてるような。

    最初と最後の話は少し現実から離れた視点なのが
    ホラー作家としての小池さんを思い出させます。

  • 素晴らしかった。

    大人のいろんなキスのお話。
    そう書くと軽いラブストーリーに思えてしまいそうですが
    そうではありません。

    私は不倫を認めているわけではありませんが
    【翼】は泣けてしまいました。
    そしてラストの【オンブラ・マイ・フ】も
    心を打ちました。

    さすが、小池真理子さん。
    表紙も大人っぽく
    「キス」なのに【黒】ってのがたまりません。

  • 小池さんが描く九つのKISSの模様。あたりまえだけれどいろいろな接吻があるのだね。

  • 大人な女性の登場する短編集。
    落ち着いた感じで、たまにはこういうのもありかも。

  • 第9章の「オンブラ・マイ・フ」は小池さんの真骨頂である「夢か現か」の世界を、自ら命を絶った女性の魂が生前を振り返りながら物語る。一緒に命を終えた夫の棺と共に焼却炉に入れられた瞬間、2人は永遠に結ばれる。もはや何の苦しみもなく、押し寄せる睡魔に身を委ねる。ラストの「五月の木立を吹き抜けるそよ風の音が聞こえる。さえずる小鳥の声が聞こえる。だが、それらは次第に遠くなり、幸福な感覚だけが残されて、凪いだ海の底の底、果てしのない青の中にわたしはもぐっていく」の部分は、「瑠璃の海」のラストを思わせる。

全22件中 1 - 22件を表示

Kiss―接吻を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

Kiss―接吻を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

Kiss―接吻を本棚に「積読」で登録しているひと

Kiss―接吻の作品紹介

生と性の、あられもない交わり、大人にしか判らない男女の営みを描く九つの恋愛小説。

Kiss―接吻はこんな本です

ツイートする