音楽は自由にする

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著者 : 坂本龍一
  • 新潮社 (2009年2月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104106028

音楽は自由にするの感想・レビュー・書評

  • NHK Eテレ2012年2月12日(日) 夜10時放送予定
    ETV特集 坂本龍一 フォレストシンフォニー 森の生命の交響曲

    楽しみにしています。。。

  • おそらくあの年代に沢山いた、「何者にもなりたくない」若者たちの中から、何かによって選ばれて音楽家になった一人の男の物語。

    天職のことを召命って言うのは、こういう人がいるからなのだと思います。

  • 音楽とは何かということを改めて考えてみたくなる一冊。

  • 再読。1年ぶりに読み返すと幼いときから自立してサカモト少年。

  • 読後感が意外なほど「さわやか」
    幼少の頃から音楽に才能を発揮し、さらに高校の段階で進路も決まる。
    教授の計り知れないパワーの原点が分かる。

  • 地元の図書館で読む。著者のファンではありません。ファンには、待望の一冊でしょう。と同時に、失望の一冊でしょう。何故ならば、ファンでない僕も、薄々気づいていたことばかりだからです。多分、ファンには目新しいことはないでしょう。ただし、僕のようなファンでないものには面白い本です。非常に読みやすい文章です。これは意外でした。興味を持った点を整理すると、以下のようになります。第1に、YMOの方向性は分離していた。細野、高橋はポップスの人だった。坂本は現代音楽の人だった。互いに敬意を持っていたが、理解はできなかった。これは予想通りでした。第2に、YMOはかなり早い時期に行き詰った。互いの方向性が違うのだから、当たり前です。最後に、矢野さんとの結婚に関する部分は、僕には理解不能です。ファンの人しか読み解けないと思います。そんなところです。

  • MerryChristmas,Mr.Lawrenceと出逢って自分のピアノ人生が変わった。といってもピアノ嫌いが初めて旋律を味わい楽しんで弾けたという程度なんですが…。そういう意味で教授の音楽はレッスンに縛られていた私を自由にし、受動から能動へと変化させてくれました。
    あと中谷美紀さんに提供された曲も大好きです。

    俗な話で申し訳ないですが、教授はいい曲が閃いた時、××するらしいです。神がかっていて怖いくらいの境地。それは宇宙を自分の内へ内へと誘い、圧縮させ、極限状態からの解放の瞬間だと想像します。まさに自分の内側に溜まる無形のものを自分の指先で愛撫し鍵盤に放出する行為なのだなと。無から生命が生まれるような強いエネルギーを内包した音楽なのは、百文は一鍵にしかず。

  • 流れるように生きている人だなと思った。

  • 坂本教授の自叙伝。

    幼少の時の環境から学生運動、YMO、映画音楽、そして最近の出来事。
    教授が育った時代背景がその視点から語られているおり、改めてその頃の曲を聴くとその複雑さの理由が分かるような気がする。

    近代日本社会学という観点で読んでも色々得られる部分があると思います。

  • 坂本龍一氏の自伝的エッセイ。

    机の上での勉強よりも、優れた感覚をもとに音楽をやっている人って多いと思うけど、坂本氏は子供の頃からピアノや作曲を学び、芸大の大学院まで出ている。音楽の基礎を理解していることにセンスもプラスされ、より良い音楽を作り出せたのだろうな。
    面白かったです。

  • 坂本龍一って熱い男だったんだな!
    先導きってデモで大声上げてたのにびっくり!

  • 坂本龍一が、芸大を出ていることを知りませんでした。
    戦場のメりークリスマスは、すてきな曲だし、YMOの曲もいくつも聴いたことがありますが、坂本雄一がメンバだとは知りませんでした。

    細野晴臣は、はっぴいえんどの頃からファンだったのですが、高橋幸宏と組んでYMOをはじめたころには、
    仕事が忙しくてなかなかラジオを聴く時間がなく、音楽家の名前は覚えていません。

    曲は、自然と耳につくので、聞いてみるとああ、こういう名前の曲だったんだと思います。
    本書は、そんな無知な自分には情報満載で楽しめました。

  • やっぱり坂本さんは音楽のひと。

  • 坂本龍一さんの自叙伝(正確にはインタビューをまとめたものだが)。音楽のみならず映画から文学、アートまでありとあらゆるインプットがあって、あの多彩なアウトプットができるのだと痛感。もっとインプットせねば。

  • 坂本龍一さんのファンならば必読の本です。ラストエンペラーの撮影や音楽制作のくだりでは、初めて披露される話がとても面白く、声を出して笑いそうになりました。半生を振り返る自伝的エッセイ。

  • 坂本龍一さんに惹かれるところがあってハイタイムのクソ忙しい時期に衝動買いした1冊。素直におもしろかった。時代背景を連想しながら読めたし、坂本龍一さんの音楽への考え方がよくわかった。それからYMOを聴き返すとまた味わい深い音に!

  • 坂本龍一の自伝。
    どんなものを読んだり聴いたりして育ってきて、どんな文化や芸術を吸収して現在の坂本龍一に至ったかがよくわかる。
    この本を参考にして、坂本龍一の後追いをするのも良いのかなと思ったりする。
    やはり、前衛的な音楽が好きな人にとってはドビュッシーは避けて通れぬ道なきがする。タイトルの「音楽は自由にする」も、源流はドビュッシーの音楽に対する姿勢にあるような気がする。

    坂本龍一氏が平和運動をしているのは好きでやっているのかと思っていたのだが、意外とそうでもなく消極的理由であるらしい。
    地震によって原発事故が起こって、反原発の世論がでてきて、それが分からなくは無い一方、エネルギー資源はどうするのか考えているのだろうか?自分勝手ではないか?と、反対派に疑問を感じている中で、坂本龍一氏の反戦運動はただ、自分が巻き込まれたくないからなんじゃないか、ただそれを音楽で表現してるだけで、道なかで駄々こねているのと変わらないのじゃないか?と考えたりもする一方、でもその音楽表現によって人が集まり、多くの人が反戦を掲げるようになるのは素晴らしい事なのかなと思ったりもした。

    以下、興味深かった話メモ
    ・9.11は芸術だと言っている人がいた。
    ・北極の自然を目の当たりにして人間の矮小さを感じ、それをout of noiseとして音楽化した。人間が自然を破壊したから、自然が仕返しをしてきたというよりも、たんなる大いなる自然法則の結果によるものなのでは?と言っているように感じてそう受け取った。興味深い。
    ・音楽を通して、哲学思想を自然に吸収していったと書いてあって、なるほどなあと思ったり。



    ・祖父に有栖川宮記念公園に連れていってもらい、本屋で偉人伝などの本を買ってくれた話。(p.23)
    ・「高校生のころには、ジョン・ケージやナム・ジュン・パイクのような人とか、フルクサスやネオ・ダダみたいな運動に、どっぷりはまりました。その後、フリー・ジャズをやったりもしました。」(p.35)
    ・ジョルジュ・バタイユの「マダム・エドワルダ」や「眼球譚」(p.43)
    ・ヘーゲルの「精神現象学」、大島渚の「日本の夜と霧」(p.51)
    ・ジャン=リュック・ゴダールの映画作品。「気狂いピエロ」「中国女」「ウィークエンド」「東風」「プラウダ」(p.68)
    ・現代音楽との出会い。ラヴェル、ストラヴィンスキー、シェーンベルク、バルトーク、メシアン、ブーレーズ、シュトックハウゼン、ベリオ。日本の作曲家。三善晃、矢代秋雄、湯浅譲二、武満徹。(p.71)
    ・「そういう音楽以外の運動や概念の要点を、ぼくは音楽的な知識や感覚を通じて理解することができた。」(p.158)
    ・ラストエンペラー。「西洋風のオーケストラの音楽に中国的な要素をふんだんに盛り込んで、20〜30代のファシズムの台頭を感じさせるような、たとえばドイツ表現主義的な要素が入っているような音楽、だいたいそういうスタイルを頭の中に描きました。」(p.176)
    ・9.11についてシュトックハウゼンが「あれはアートの最大の作品」と言った。自作の連作オペラ「リヒト(光)」に関連して、米国同時多発テロは「(光の王子で反逆者のルシファールによる)最大の芸術作品」と発言したとして世界中から非難された。(p.217)
    ・ジャック・デリダのドキュメンタリー映画「デリダ」の仕事をしたこと。著書に「エクリチュールと差異」など。(p.223)
    ・グリーンランドで考えたこと。「エコな音楽というのはどんなものか」と訊かれて。"もしあるとしたら「人間は死んだ」ではないけれど、ある種人間的なものを否定するようなものではないかと思うんです。" 「人間は死んだ」はミシェル・フーコーの言葉。(p.244)
    ・「圧倒的な量... 続きを読む

  • 教授の伝記ともいえる。特に幼少、若い頃の章は興味深い。

  • あぁ、こういう人だったのね~!

    自分から何かを選びとってるわけじゃないけど、
    今のような「教授」ポジションに流れ着く運命・・・

    この人はそういう役割やねんなぁ、
    っていうのがしみじみ分かる一冊

    淡々と語っていらっしゃるんですけど
    ところどころ静かな中にも
    感情的な部分があって

    ドキッとさせられます。

  • 教授の創作物と活動が、点と線で繋がった。 個々の作品を聞き直すキッカケになりそう。

  • NHKで何ヶ月か前に「スコラ」という番組をやっていた。坂本龍一がゲストを迎えて、クラシックからジャズと音楽のルーツを紹介していく数回の連続の番組だったが、とても興味深く、音楽を分析、解説していた。学生時代YMOは友人に好きな人がいてBGMのように聞いていたが、坂本龍一本人のことは知らないし、どんな経歴の人か知りたくて読んだ。面白かったのは系統だてて、クラシックから音楽を学んできた坂本龍一が他のYMOのメンバーに対して「彼らの音楽を聴いたときも、高度な理論を知った上でああいう音楽をやっていると思ったのに訊いてみると、やっぱり理論なんて全然しらない」と言っていること。

  • 坂本龍一の生き方考え方を知る本
    坂本龍一の自伝。この時期に自伝を書くのはどうかと書いてあるが、読んで見るとなかなか面白い。小さい頃はバッハや印象派のクラシック音楽に傾倒したり、高校では学生運動に熱中し校則を変えさせたり、今の静かなイメージと違って、なかなか活発な青春時代を送ったようです。YMOでブレイクしましたが、実はあまりこのグループに拘りが無かったようで、自伝の中の記述もその活躍の割には少なめです。サラリーマンの私には、羨ましくなるような自由奔放な人生に見えます。成功するには才能や人に明かせない苦労もあったとは思いますけど。

  • ◆人が亡くなって初めてその人の一面しか知らなかったんだという事を知る。
    ◇YMO/SKETCH SHOWについての記述。

  • 坂本龍一さんの半生を綴った、要は自叙伝です。

    学生デモへの参加や、YMO結成の経緯、自身の音楽的趣向の形成など興味深い話が読めました。

    ただ、読む人を選ぶような文章だという印象をうけました。
    具体的には、一般的には聞き慣れないような専門語の羅列であったり、不必要(と感じるのは人それぞれでしょうが…)に並べ立てられたアーティストの名前であったり…。

    それは、彼自身が、リスナーを選ぶようなスタンスをとっている事と関係しているのかななんて思いました。

    予備知識の有無が評価の分かれ目ではないでしょうか。

    星3つ。

  • 時間つぶしにはちょうどいい一冊だった。読み飛ばしする感じで。別に何もない。(09/9/28)

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音楽は自由にするの作品紹介

幼稚園での初めての作曲。厳格な父の記憶。高校でのストライキ。YMOの狂騒。『ラストエンペラー』での苦闘と栄光。同時多発テロの衝撃。そして辿りついた、新しい音楽-。2年2カ月にわたるロング・インタヴューに基づく、初の語りおろし自伝。

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