免疫学個人授業

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104161027

感想・レビュー・書評

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  • 免疫系の正常な機能は、それぞれが担当する細胞が分子レベルで自己・非自己を認識することにありますが、自己は「カチ」としたイメージのものではなく、あいまいなものな様です。

    免疫学の教科書とはまったく違った、本です。

  • 35760

  • 複雑であいまいで難しい免疫の仕組みを個人授業で南伸坊さんが解説。この回は解説がかなり難し目になっている。それは免疫その物が難しいからだろうな。自己と非自己を峻別する免疫システム。それは細胞には個人の印がついているから。この印を持った異物は自己ではない。それは侵入者だ。でも自己免疫不全症で様々な病気がある。自分を免疫システムが非自己だと認識して破壊しようとする。怖い!

  • 脳のシステムも免疫システムも、何かの目的のためにあるというよりは、自己目的化している(超システム)。免疫が人を守ることもあるし、免疫によってアレルギーなどの症状が出ることもある。

  • すらすら読めますが、スカスカな編集です。
    先生、生徒ともに人選に瑕疵はないので、
    編集者の失敗だと思います。

  • (1997.12.15読了)(1997.12.13購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    病気の原因になる細菌が体内に侵入すると、体はそれらを攻撃する抗体を作る。そのしくみを利用したのが、ジェンナーの種痘。研究者達の奮闘はその後も続くが、やがて素朴な疑問にぶつかる。自分と他人はどうやって区別するのか?そもそも自分とは何か?免疫学の歴史、研究室でやっているコト、そしてエイズ治療など最先端の研究をやさしく楽しく勉強できる、人気シリーズ第2弾。

    ☆関連図書(既読)
    「免疫の意味論」多田富雄著、青土社、1993.04.30
    「生命の意味論」多田富雄著、新潮社、1997.02.25

  • 多田先生の免疫の意味論、なんか面白かったけど、何がどうなのか自分で説明できない。そうそう、そーなの。南伸坊さんがわかりやすく、楽しく噛み砕いてくれる。面白かった。多田先生もよかった。

  • 個人授業シリーズ第二弾。
    故多田富雄先生の語り口が生き生きと伝わってくる。

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著者プロフィール

多田富雄(ただ・とみお、1934-2010) 
1934年、茨城県結城市生まれ。東京大学名誉教授。専攻・免疫学。元・国際免疫学会連合会長。1959年千葉大学医学部卒業。同大学医学部教授、東京大学医学部教授を歴任。71年、免疫応答を調整するサプレッサー(抑制)T細胞を発見、野口英世記念医学賞、エミール・フォン・ベーリング賞、朝日賞など多数受賞。84年文化功労者。
2001年5月2日、出張先の金沢で脳梗塞に倒れ、右半身麻痺と仮性球麻痺の後遺症で構音障害、嚥下障害となる。2010年4月21日死去。
著書に『免疫の意味論』(大佛次郎賞)『生命へのまなざし』『落葉隻語 ことばのかたみ』(以上、青土社)『生命の意味論』『脳の中の能舞台』『残夢整理』(以上、新潮社)『独酌余滴』(日本エッセイストクラブ賞)『懐かしい日々の想い』(以上、朝日新聞出版)『全詩集 歌占』『能の見える風景』『花供養』『詩集 寛容』『多田富雄 新作能全集』(以上、藤原書店)『寡黙なる巨人』(小林秀雄賞)『春楡の木陰で』(以上、集英社)など多数。


「2016年 『多田富雄のコスモロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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