美少年

著者 :
  • 新潮社
3.38
  • (6)
  • (7)
  • (16)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 83
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104178018

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「不貞の季節」★★★★★
    読後のこの切なさ、遣る瀬なさはどうよ?!
    勿論読んだ年齢やタイミングよって感想は大きく変わるのだろうけれど、わたしはと言えば、もろツボに入ってしまって、もう… 言葉がない。
    素晴らしい短編だと思います。

  • 美人でインテリの妻を弟子に寝取られ、逆上するものの嫉妬は昂じ、やがて狂態を収めたテープを聞きつつ自慰に耽る男の「不貞の季節」。あらゆる女性よりも女性的な、日本舞踊宗家御曹司との切ない交合「美少年」。快楽教に堕ちた男女の狂宴の一夜「鹿の園」―責める男と呑み尽くす女が精液と愛液にまみれる三篇、そしてロマンポルノの女王・谷ナオミの哀しいほどに潔い半生「妖花」。

  • 001.初、並、カバスレ、ヤケ、帯付。

著者プロフィール

団 鬼六(だん・おにろく):1931年滋賀県彦根市生まれ。57年、文藝春秋「オール讀物」新人杯に「親子丼」で入選。執筆活動に入り、SM官能小説の第一人者となる。89年に断筆宣言。95年『真剣師 小池重明』で執筆再開。代表作に『花と蛇』『不貞の季節』『美少年』『落日の譜――雁金準一物語』『死んでたまるか――団鬼六自伝エッセイ』『一期は夢よ、ただ狂え』、秘書を務めた長女・黒岩由起子との共著『手術は、しません――父と娘の「ガン闘病」450日』ほか小説・エッセイ・評伝等著書多数。2011年逝去。

「2024年 『大穴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

団鬼六の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×