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この作品からのみんなの引用
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「みんなに来てくれって頼んだんだろう?もし来てくれたら嬉しいじゃないか。楽しんでもらおう。な?もう、村林、全身全霊でサービスするしかないよ」
笑ってもらえよ、と付け加えた。
― 286ページ -
「一期一会というんだよ」
ばあさんは静かにそう言った。
「お茶の心だよ。同じお茶会というのは決してない。どの会も生涯にただ一度限りだという心得さ。その年、季節、天候、顔ぶれ、それぞれの心模様、何もかもが違うんだよ。だからこそ、毎度毎度面倒な手順を踏んで同じことを繰り返し稽古するんだよ。だた一度きりの、その場に臨むためにね」
― 248ページ -
「甘っちょろいことぬかすんじゃねぇ。顔なんか鬼でも岩でもゴリラでもいいんだ。コーチは憎まれ役だ。どれだけ嫌われてもうらまれても、選手に必要な技術をたたきこんでそいつが活躍しさえすればいいんんだ。裏方なんだ。実用品なんだ。好かれようなんて思ったら、ストレッチ一つ仕込めないぜ」
― 219ページ
みんなの感想・レビュー・書評
『一瞬の風になれ』著者の作品。同様に、主人公視点で書かれている。とはいえ陸上選手と噺家、言葉遣いも舞台もなにもかもが違う。なのに物語の端々にリアリティを感じる。取材に時間をかけ、丁寧に書いている印象を持った。生きてく上で、いろんな事があるけども、適当にごまかさずに、必死で生きていこう!って伝えてくれている。
同じコンプレックスを抱える仲間との温かな交流と互いに少しづつ成長していく物語。落語も一度聞いてみたくなった。
しゃべることが苦手、何かしら悩みを抱える人たちに、ひょんなことから落語を教えることになった噺家が主人公。文章に粋な感じが出てて、面白かった。
「一瞬の風になれ」が好きだったので手にとって見ました。
この人の本は、さわやかでいいですね。
面白かったです。
肯定感が好き。
落語が聞きたくなります。
文句なしに面白い!!前半は笑わされ、後半は皆の頑張りに涙を誘われつつ一気に読んだ。落語は親が好きで幾つか話は知っていたが、噺家の世界はあまり知らずに読んだが、読んだそばから、サザエさんの漫画みたいな画風のキャラクター達がイキイキと動きだし、楽しく読めた。最近小紋を購入して着付けを頑張っているので、着物と噺家との繋がりに改めて気づかされ、小紋を来て寄席に行きたくなった。
本を読み終わってから、映画のキャストをチェックしました。映画になっている作品を読むと何となくチェックしてしまうんですよね。でも、野球選手以外はちょっとイメージと違うかなぁ。本は面白かったです。ほのぼのとした結末で安心です。
映画を先行して見ていました。 「一瞬の風になれ」をとても気に入って、作者さんを少し調べていると、 以前とても素敵なお話だな…という感想を持っていた映画「しゃべれども…」の原作者さんだと知ってびっくり! 早速読んでみよう!と相成りました。 「一瞬の~」と比べると明らかに違う文体…。 描かれている人物も全く別の世界の人たちの事で、 同じ作者さんが書いたとは思えないな…と思いながら読んで... 続きを読む »
あんまりおもしろくなかった。
がんばって最後まで飛ばし読みした。
きっと真面目に読んでたら楽しめる結末だったと思う。
落語に興味がなかったのも良くなかったかな。
読み始めたら一気、しみじみ面白い。
生きにくい人達だなあ…三つ葉さんも含めて。村木クンがどんな大人になるのか、見てみたい気がします。
久しぶりに、寄席に行きたくなりました。
噺家・今昔亭三つ葉が人前でしゃべるのが苦手な4人に落語を教えることで人間関係を築いていく。
映画で一度観ていて内容は知っていたがそれでも面白かった。
『吉川英治文学新人賞』第19回(1998年)候補
『山本周五郎賞』第11回 (1998年) 候補
うまくしゃべることができない
生意気な小学生、元野球選手、
どもりのテニスコーチ、
綺麗だけど無愛想な女。
そんな4人が、
しゃべることが商売のプロの落語家なのに、
なぜかうまくしゃべれない三つ葉の元に弟子入り。
「しゃべる」ことをきっかけに出会えた人たち。
言葉は道具
言葉にしなければ、分かり合えないこともある。
ただ、いくらしゃべっても、伝わらないこともある。
どちらにしても、
ちゃんと人と向き合うことが大切。
考え、悩んで、人と触れ合って、
人と分かり合えることを知った。
人のあたたさを感じた。
会話が出来ない者を集め、落語教室をやることになった主人公。実は主人公も照れ屋で肝心なときにしゃべることができない。各生徒の問題に首を突っ込み解決していく事で、主人公も行動を起こし成長して様が面白い。
【しゃべれども しゃべれども】 佐藤多佳子さん 駆けだしの噺家であるオレが吃音に悩む従兄弟の良に人前で しゃべれるように指導して欲しいと頼まれたのが始まりだった。 オレの仕事は落語をしゃべることで吃音を治すことではない。 しかし、思いもよらず落語(話し方)を教えるハメになっちまった。 それも従兄弟の良だけではなく、常に周囲の人に対し敵意の鎧を まとっている女と、口の減ら... 続きを読む »
…不器用なもんで。みたいな人々のお話。ある意味正直すぎて、他人との会話を真剣に捉えすぎてたりする不器用な人達のはなしかなぁ。 かなり村林少年が物語を動かしてる部分が大きくて、やっぱ子供ってずるい。と思うけど、彼のおかげでお話も盛り上がりがあって面白かった。一気に読めました。一門会と発表会の場面はかなり手に汗握ったぜ。 良や湯河原にももっと劇的なクライマックスを用意してやってもいいん... 続きを読む »
噺家が主人公の小説というだけで、なぜだかひいきしてしまう。「落語娘」もよかったし。
さてこの小説、読んでみたら、本当に面白かった。特に、話すのが不得意な人たちが感動的だった。伝えたい気持ちが言葉にならない、その悔しさ、はがゆさが胸を打った。
「しゃべれどもしゃべれども」にでてきた曲。
ウィリー・ザ・ライオン・スミスの曲。久保田利信の曲。神田祭。六甲おろし。いぬのおまわりさん。

映像化してましたよねー。と思ってこの間DVDの紹介を見たら、従弟がはぶかれてた……え?!





