明るい夜に出かけて

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104190041

感想・レビュー・書評

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  • 文学

  • 生き方につまずいた大学生がアルバイトやラジオ、友人との交流を通じて生き方を立て直す物語。

    主人公は、接触恐怖症で恋人にそれを晒されネットで炎上しネット上の人格も失い大学を休学しコンビニでのアルバイトに明け暮れる。ある時、愛聴しているラジオのコアな投稿者がバイト先に現れて、苦手だったはずの女子との交流が始まる。アメーバ、ニコ動、深夜ラジオ、ライン。ゆるいつながりでバランスを取りながら、それぞれ不器用な高校生・大学生たちが一緒に放送をしたり、歌を作ったりして交流を深めていく。主人公は、捨てていた過去と今の自分を統合し、やりたいことを見い出すのだった。

  • 深夜ラジオを愛する主人公の青春と成長の物語。
    ミス・サイコの登場から、お話は面白くはなる。

    試しに、深夜ラジオを自分のいい時間にストリーミングで聞いてみたけど、面白いとは思えなかった…。
    やっぱり生で、夜中に聴くものなのかな。

  • ラジオ好きだから、どんどん読み進められる。リスナーの温度感がたまらない。爆笑問題ばかり聞いてたけど、アルコアンドピースも気になりだした。

  • 2018/10/19

    お笑いラジオでハガキ職人をしているフリーターの一人称で語られるお話。
    先は気になるものの、若いので読むのに気力がいる。タイミング間違えた。

  • 2017年 第30回 山本周五郎賞受賞

  • 世の中とちょっぴりうまくいかなくて、でもラジオが好きで、実は人が好きで、大学を休学してコンビニで働く主人公をなんだか応援したくなる。
    じわじわ沁みてくる感じ。
    夜のコンビニに行きたくなるし、ラジオに参加したくなる。

  • ラジオを聴きたくなってきた。
    オールナイトも。、

  • 深夜ラジオでつながる若者たちのお話。

    って言うとすごく薄っぺらい感じがしてしまうけど…

    SNSが発達しすぎているこの時代
    自分自身の本当に好きなものを通して、
    外見も状況も年齢も何もかも違うけど、
    それでも「生身の友達」というものを見つけられた。

    いろいろこじらせてる主人公に、
    よかったね、と一言かけたくなるような
    そんな感覚が残りました。


    わたしは深夜ラジオを聞いたことがなかったので
    ところどころついてけないところはあったけど
    青春と深夜ラジオとコンビニが繋がってて
    まさにイマドキの小説というか、
    現代でらしい作品だと思います。


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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。1989年、「サマータイムで」月刊MOE童話大賞を受賞しデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で98年、産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、99年に路傍の石文学賞を受賞。ほかの著書に『しゃべれども しゃべれども』『神様がくれた指』『黄色い目の魚』日本代表リレーチームを描くノンフィクション『夏から夏へ』などがある。http://www009.upp.sonet.ne.jp/umigarasuto/

「2009年 『一瞬の風になれ 第三部 -ドン-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐藤多佳子の作品

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