処生術―生きるチカラが深まる本

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著者 : 藤原和博
  • 新潮社 (1997年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104202010

処生術―生きるチカラが深まる本の感想・レビュー・書評

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  • ずいぶん以前の本(1997年出版)だが、働き方改革やサービス業の生産性向上、ワーク・ライフ・バランスが叫ばれる現在において十分に通用するメッセージがこもっていると思う。

    自分自身が自分の人生のオーナーになるためには、サラリーマンの常識を疑って、時間の過ごし方、人との接し方を変えていかなければいけない。そのための考え方と筆者が実行しているいろいろなアイデアが詰まっている。

    キャリアの半ばで、自分の履歴書をもう一度作ってみるという提案は、非常に役に立ちそうであると感じた。

  • 評論家になるな。まずは、Yesと認めて、そのうえで自分の意見を伝える。常に前向きに。

    ①自分がやってきたことを棚卸する。役職でなく、具体的にやってきたことを洗い出してみる。
    ②自分のキャリアを総括して、何が売りか?「あなたは何ができる人ですか?」
    ③最後に自分が個人的にやり続けている社会的な活動について述べる

    堅い本でジャンルもつらつらと書いてあるので、藤原さんを知りたい人にはおすすめ。

  • 処世術アール・ド・ヴィーヴル

  • 藤原和博著「処世術」新潮社(1997)
    *いろいろな会社があるが、どんな業界に属しているとかではなく、《その仕事は未来に関わるか否か》が、いつも意識している点である。
    *その人と話しをすると元気になってしまう人がいる。会話の特徴はいつも《そうだね》で始まる。つまりYES発想なのだ。しょーもない人からのお願いであっても《やろう》という前提で話しを進める。それでも無理であってもYes,butの発想は大切だ。
    *組織を背負わずに、企業内個人として仕事をする。マネジメントフリーの立場にならなければYes,butの人で居続けることは至難のわざである。それならば、ラインをもつことを捨てて、企業内フリープロドゥーサーとしてふるまった方が良い。
    *ライフデザインの3Dピラミッド。衣食住、遊学働、真善美と、3層構造でだんだん上に上がっゆく人間の欲望と意識を立体的な三角錐の構造に例える。衣食住はつまり生存/生活の場、遊学働はつまり自己実現の場、真善美はつまり意識の場である。
    *少々脱線して肩の力を抜いて仕事をするためには一体何人が適当なのだろうか?馬鹿らしいが12人一単位説を略して十二単説(じゅうにひとえ)である。一人の人間は一体何人の人間に責任をもてるだろう?ひとりの人間は一体何人の他人を無条件に愛することができるか?ひとりの人間を生涯幸せにあうるのに、一体何人の人間関係が必要か。それが12。自分の家族が4人であれば、お互いの両親が2+2で4人。これでもう8人だから、友人はあと4人が限界だ。キリスト教も12使徒。十二ひとえの着物も最適な調和なのだろうか。マーケティングの世界でも7%理論がある。ある商品の普及率が7%を超えると爆発的に普及する。これは12〜14人に1人の確率で普及している。
    *《会社というのは夢を実現するためのシステムである》。そんな中にあって、もがき苦しみながら次の夢をおいかけようとしている会社、このロマンが叶えられたらやーめたっと爽やかに解散しようとする会社。自分の夢をおいかけていけば必ずやらせてくれそうな会社。会社員として働くのであれば、そんな会社を選ぶのがよさそうだ。どうしたらそんな夢を実現しようとする会社を見分けられるのであろうか?自分ならズバリ社長にこう聞きます。「あなたは、どんな夢がかなったら社長を辞めますか?」

  • パリに暮らした著者がフランスのアール・ド・ヴィーヴル(芸術的生活術)に刺激を受け、実践している自分流の「処世術」を披露。ここで言う処世術とは世渡り上手になる術ではなく、自分の人生の主人公になる方法。人と人の関係をクリエイトするために、美味しい食事、知的な会話、アートを大事にし、幸福を共有する。日常生活に小さな感動を与え合うような人生。自分の人生をまるで映画のように考えてみる。人と人とのふれあいの中でお互いに小さな感動を与え合うような人生か〜

  • 中央図書館 一般 書庫 159-シ  利用可能です。 032562514

  • 1:パリでは地下鉄に乗っている人を観察していると東京よりも生きている(ヴィーヴル)という感じの人が多い。パリの失業率は10%(当時)を超えているのに。人々の中には、地下鉄の中でギターやアコーディオン、人形劇を披露しては乗客から2フラン(40円)の小銭をかせいでいる。そんな彼らのほうがマンガを片手に居眠りしている東京の若いサラリーマンよりも活き活きとしている。このちがいが生まれる理由のひとつは「生活コスト」にある。東京の人がパリの人の倍額のサラリーをもらっていても東京に住んでいるとコストが高すぎて豊かになれないからだ。

    2:アール・ド・ヴィーヴル=生活術
    それは、シンデレラに出てくる「カボチャを馬車に変えること」につながる。
    言い換えれば「機会を利用して楽しむ術。」「昨日の繰り返しを続けない術」「ゆとりある時間を楽しむ術」「義務感のアンチテーゼ」
    例えば、電車を一本やりすごし、次の電車で座っていく。こんなこと。

    3:履歴書にプータローをしていたブランクを人事が怪訝に感じて採用面接で突っ込んだとき、「ちょっと考え事をしていました」と言えるだろうか。
    ⇒価値観を確立している自信をもてるだろうか。

  • 一般的日本人が知らず知らずのうちに取り込まれる日本的なシステムや、日本的な常識。それらに対して、著者自らの経験を通して、疑問を投げかけ、新しい生き方についての考えるヒントを与えてくれるエッセイ集。
    日本的システムにのっとって生きていれば、ある段階から自然に与えられていく社会的役割と、その強制力・拘束力(なんかヘンだと思いながらも、なかなか抜け出せない)。これらから離れて、いかにして自分自身に主体的に意味づけをしていくか、またその生き方を支えていくのに必要なソロバン勘定のお話などなど、大人の世界が決して教えてくれないことのヒントを多数含んでいる。

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