「少年A」14歳の肖像

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著者 : 高山文彦
  • 新潮社 (1998年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104222025

「少年A」14歳の肖像の感想・レビュー・書評

  • 先日『友罪』を読み、モチーフとなった事件は本当にたくさんの著作があり、関連する本としていくつも列挙されるなかから、高山氏の本があったので読んでみた。
    この本の少し前に、同事件のルポとして『地獄の季節』という本を出しており、その続編的な意味合いで本書を書いたらしい。

    事件の概要については、あえてここで取り上げる必要もないだろう。
    著者も本書では、事件の前後、その当日などにも触れつつも、後半は、精神鑑定に携わった人々への取材や専門家などの意見を交えながら、少年の内面に少しでも迫るべく、苦心している様子がうかがえる。
    専門家たちの意見を読みながら私に見えたのは、生きることに苦しむ少年の姿だった。
    犯した罪は許されないが、何かが少し違っていたら、ここまで精神を歪ませることなく、これほどの罪を犯すことなく、乗り越えることができたのかもしれないなと思うと、やるせない。

  • 「子どもが壊れる家」を読んでるうちに、もう少し詳しく少年Aについて読みたくなったために急遽読んだ1冊。
    犯罪に至るまで、様々なサインを出していた少年を救うことはできなかったのかと思わずにはいられない。

  • 神戸連続児童殺傷事件から1年後のルポタージュ。

    もう少し内面の話が知りたかったかな。すでに報道されたことや精神鑑定の書類をなぞっているように思えた。
    やはり性衝動がおかしなベクトルに向かったことが原因なのかな。

    母親が次男と三男に対して愛情を注ぎ、少年Aは愛されずに成長してしまった。

    少年Aが好きだった祖母が亡くなり、死に興味を持つ。

    猫を解剖するときに射精し、殺生行為と性的興奮が結びついてしまう。

    自分より弱い子どもを狙い、殺す。

    少年Aは、自分が普通の人間ではないことを認識していた。
    知的障害を持つピュアな被害男児の血を飲めば、自分もピュアになれると思った(のでは?)。

    おおまかにまとめるとこんな感じだった。
    暴力行為や解剖でしか性的興奮できないって本当につらいだろうな。
    前に読んだ両親の手記で少年Aはそこまでおかしな子ではないように書かれていたけれど、こちらでは周囲から見て明らかに異常だった様子が書かれている。色んな視点がある。

    少年A両親の手記
    http://booklog.jp/users/skmt1988/archives/1/4163553908

  • 368.7「地獄の季節」続編的一冊

  • 少年犯罪は数あれど、もう忘れてしまったほとんどの事件。
    だけどなかなか忘れることのできないものもある。
    これはその一つ「酒鬼薔薇」

    まあ供述や心理テスト、彼の描いた絵(本には載ってない)でわかるのは否定的な意味ではなくこんなもんだろうなという印象

  • 神戸少年事件の捜査資料検証。
    衝撃的でした
    あの事件を発端に少年犯罪が広がった気がします

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「少年A」14歳の肖像の作品紹介

少年はなぜ「酒鬼薔薇聖斗」になったのか?母親は彼をどう育てたのか?両親は本当に彼の奇行を何も知らなかったのか?捜査資料による両親の証言を基に、神戸少年事件を徹底検証。少年Aの生い立ちと、事件前後の行動を紙上に再現する。

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「少年A」14歳の肖像の文庫

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