余命

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著者 : 谷村志穂
  • 新潮社 (2006年5月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104256037

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余命の感想・レビュー・書評

  • 読み始めた段階でおおよそのストーリーは想像できた。
    ただ、思っていたよりも淡々と話は進んで行った。
    主人公が医師だから成せたことも多く、一般人ではこうはいかないだろうなぁ。
    ストーリー的には病気と出産を並行させる事に主軸があり、末期のことは箇条書き程度なのが残念。
    そこも医師としての目で感じたものを知りたかったし、夫や物心のついて来た子供の様子も知りたかった。
    サラッと読み進められる一冊だった。

  • 外科医の滴は結婚10年目。
    念願の妊娠を果たすが、それと同時に乳がんも再発していた。

    出産か延命治療か。
    私でも出産を選ぶと思う。自分の命と引き換えに子供を殺すなんて出来ない。どんなにきれいごとだと言われてもいい。子供が自分が生きた証になってくれれば。

    なまじ医者だから自分の病状が分かって辛いだろうなと読んでいて思った。自分の余命があとどのくらいなのか。分かっていても他の人に聞いてしまう。その気持ちも分かる。

    辛い物語。
    でも最後に奄美の風を感じた。

  • 谷村志穂さんの本は初めてで、どんな文章のタッチなのか探るように読み始めたけれど。
    序章からすぐに物語の世界へすとんと入り込めた。

    題名からある程度内容は予測していたものの、癌と戦うよりも子どもを選んだ女性の生き方が切なくて。読み進めるほど悲しみが増していくのに涙が流れ落ちながらも、とめられない。
    夜中の2時過ぎまで読み耽ってしまった。たぶんそこを通して描かれる人達に希望があって、優しさに満ちているからだと思う。

    どうやら昼ドラにもなったらしいがキャストがとても気になる。毎日これ見てたら心がもたないような…。

  • これは。。。タイトルからして覚悟して読み進めたものの。。。

    何回も涙が出ました。

    号泣というよりは、ダラダラ出るという感じ。

    乳がんを 抱えたまま 初めての妊娠。

    新しい命と限りある命。

    やっとできた子を諦めろと言われたくないため
    再発したと 誰にも言わず
    不安を抱えたまま 子供を産む滴。

    どれだけ生きていられるだろうとか、
    切なすぎる。。。

    けど、傍らにいつもいる良介が
    かなりいい。

    なんというか、静かだけど
    強く支えてて、こんな旦那さんが
    ほんとにいたら いいなぁと思った。

    悲しい話だったけど、
    なんか すごいよかったです。

    成長し瞬太の性格もいい感じだったし。

    結構 好きな話です。

  • 昼ドラマを見て原作を手にとりました。
    やっぱり原作のほうが人間らしさがあるなーと思いました。
    ドラマはとってもきれいにまとめられていて・・・
    それでも音楽とともに見ていると涙していました。
    命の尊さと夫婦の在りかた、医療の現場といろいろ考えさせられた。

  • 死を美化することも過剰に悲劇的であることもなく、妊娠・病魔の狭間で葛藤する主人公がただ淡々と描かれている。言うなれば妊娠から出産にかけてと癌の描写が共に詳細に渡って生々しいので、生と死のコントラストが印象深かった。
    ドラマティックなことは特に起こらないが、にも関わらずラストは静かな感動を呼ぶ。

  • 自分の命を削る代わりに、子供の命を育む女性。
    結構ありふれた話しであるが、引き込まれる。
    作者が女性ということもあり、女性目線での書き方がうまいのか?

  • ぶっちゃけこの作家さんの文章あまり好きじゃない!って思ってた。けど、昼ドラの影響で読んでみたらコレはなかなか良いかも!自分も子どもを持ったせいか、かなり感情移入して読んでしまった。あまり先入観持たずに他の作品も読んでみたい

  • 年越しで読む本ではなかったかなぁ。重たい本だった。
    トシを取ってきていろいろとあちこち故障が出てきている時に死に関わる本を読むというのはつらいなぁ。若い頃だったらまったくそんなことを思わなかったのに。つい自分がそうだったらと身を置き換えてしまうからだろう。死が身近なことになってきているんだな。
    主人公 滴のように生きられるんだろうか。わたしだったら絶対にもっとみっともない生き方になるんだろうな。

  • タイトルどおり、余命宣告をされたひととその家族の話。
    こういうテーマは、大抵泣ける書き方をすると思うんだけど、これはそうではなく。
    ただ淡々と、余命宣告を受けてから、生きていく事を綴った話。
    最後の最後にスッと涙が。

  • 私自身、子供を出産したばかりで読んだので、妙にぐぐっと
    くるものがあった。

    外科医としてバリバリ仕事していた主人公・滴。
    結婚10年目にして授かった奇跡とも言える命への喜びも
    束の間、乳がんの再発を確信。

    妊娠期間の気持ちの揺れ、夫への希望・願望。自分の身体
    への希望・失望。奄美での旅行・生活での土地の人たちの
    温かさ。
    また、夫の仕事先での気持ちの揺れ、すれ違いの中でも
    見える愛。

    「もし自分だったら」読めば考えずにはいられない。
    女性だったら、尚更。
    とにかく、新しい命を守りたい。自分の残された時間の
    限り、出来ることをしてあげたい。勿論、それが期限付き
    でなければどれだけ良いだろうと願いにも似た感情も持ち
    ながら。

    命の儚さ、重み、美しさ。
    母の愛、父の愛、子の愛。
    綺麗です。

  • 乳がんと、妊娠、出産、夫婦を物語で教えてくれる小説です。
    夫婦は互いの胸の内に
    どれくらいの秘密を抱えているのだろう。

  • 結婚10年目に、妊娠・乳がんの再発が同時期に訪れた外科医・滴の家族との関わり、心の葛藤が中心。
    重く、切ない話。

  • 闘病ノベルス。
    外科医が妊娠する。若年性の乳がんの既往症がある。
    夫にも同僚にもだまって妊娠を継続する。 
    夫は医大の同級生だが、医師免許をとれず遠い島に出かけるカメラマンで不在だ。彼女は一切の受診をせず飛び込んだ病院で出産。

    子どもの出産にかける女性のすさまじいまでのパワー。

    子どもは無事に生まれ、彼女も少し延命する。

    夫は、彼女の死後、医師免許を取得し、島の医師となって子どもを育てる・・。

    予定された感動なのだけれど、ドラマだよな。

  • 人生において、子供を授かることは
    一つの分岐点だ。

    とてもとても簡単に健やかな子供が
    自分の元にすんなりやってくる。

    決して、そうではなくて、
    余命では、自分の命と、子供の命を
    選択することになる。

    主人公がいとおしかった。

  • 少し重い話でした。主人公の滴さんは、充実した生活を送っていて、待望だった妊娠をした。しかし、同時に乳がんを患ってしまった。お腹の子をとるか、がん治療に専念するかという重い選択を迫られることになった。気弱な夫で滴さんは1人で抱え込んでしまい精神力がとても強いと思った。夫婦の絆が読み取れる1冊だと思いました。

  • 自分の命と、新しい命…
    命の選択を自分で決めて、かたくなにそれを貫こうとしている主人公です。
    でも、お互いを愛しているが故にぶつかってしまう夫婦の苦悩…も書かれていて。苦しい、重い気分で読み進みました。
    主人公はたしかに強い女性です。
    こんな風に潔く生きられたらカッコいいかもしれません。
    でもでも、私は死ぬのはこわいなぁ。。こどもの成長は見守りたいなぁと。

  • この本は、余命一か月の花嫁と話の内容は少しだけ似ているが、話の内容が違う。それは、結婚や子供のことを考えていた矢先に、その女性に余命を告げられた。だから、パニックにもなった。しかし、乳がんだと知っていても、自覚をしていてもその女医は、妊娠をしたいという希望を抱いていた。そのことは、夫には内緒で出産をしたいと思っている。その後、その女医はなくなってしまったが、とても幸せそうで興味深く、関心のできる内容でした。

  • 重い話だった。
    彼女は強いのだろうけど、その決断が正しかったかどうかはよくわからない。
    私なら選べないし、私の大切な人たちにも選んで欲しくない。

  • いろいろ考えた。
    結婚、仕事、子ども…男性にとってもそうだろうけれど女性にとっては本当に大きな意味を持つ岐路で、その岐路に立った時に余命を告げられたらと思うとパニックに陥りそうだ。
    やさしい人に囲まれて最後は幸せに人生に幕をひいた主人公、幸せだったとしていいのかな。子どもの成長は見届けたいとしみじみ。

  • 09/10/22読了 気分が良かったからか作品が良かったからか、文章がすっと頭に入った。心地良い感じ。

  • 映画主演の松雪泰子さんの「この物語の中での選択が、自分の中ではいいかわからないままなんです」という率直なコメントに共感する。
    問題提起にはなっているか。
    「良介の体のあちこちに、星座を描くように好きな場所がある」


  • 妊娠、癌再発、そのとき彼女の決断したことは?
    みたいな、ありがちな話

  • 読んだ日 2008.3(借:大村市民図書館)(13/101)

  • 相変わらず読ませる筆の運びだ。

    妊娠の際に乳ガンの再発を知った女医が、出産を諦めさせられるのをおそれて、夫にも同僚にも内緒で子どもを産む。

    カメラマンの良介への愛バックアップしてくれる同僚などの支援を受け余命をしっかりと生きる話。




    作成日時 2007年05月15日 19:28

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