• 112人登録
  • 3.68評価
    • (13)
    • (13)
    • (24)
    • (3)
    • (0)
  • 20レビュー
著者 : 土師守
  • 新潮社 (1998年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104265015

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
湊 かなえ
乙武 洋匡
村上 春樹
宮部 みゆき
東野 圭吾
ヴィクトール・E...
東野 圭吾
土師 守
有効な右矢印 無効な右矢印

淳の感想・レビュー・書評

  • この事件は本当に衝撃的でした。
    被害者の頭部が中学校の正門前に置かれ、後に捕まった犯人は中学生。
    うそでしょ?と言いたくなるような事件でした。
    しかもこの犯人は、淳君だけでなく他にも女児1人を殺害し、女
    児3人に重軽傷を負わせています。

    この本、始めは淳君の小さい頃からの成長が綴られています。
    「おじいちゃんのとこ、いってくるわ」と家を出るまでの事が・・・・。
    その日淳君は家に戻らず、家族や周辺住民による捜索が始まります。
    この何日も探し回るところは、読んでて胸が押しつぶされそうな感じがしました。

    文章は割と淡々としたものですが、相当にやりきれない思いをされているのだろう事が想像できるだけに、余計読んでて辛かったです。

    淳君が発見されてからのマスコミのひどさには驚きました。
    この国ではどうして被害者の立場がこんなに弱いのでしょうか。
    著者も書かれていますが、こんなに残虐な事件を起こした犯人を少年法で守る必要はあるのでしょうか?
    なんでもかんでも少年法ではなく、罪の重さによって対応は変えていくべきではないのでしょうかと思いました。

  • 秋葉原の無差別殺傷事件において、ある作家が、この事件は日本の社会のどこどこに問題があるために起きた、と言っていた。その考えはどこか違うのではないかと常に思っていたので、自分が小学生の頃の忌まわしき事件の被害者の親が書いた本書を読んでみた。
    本としての価値は低い。この本はあまりにも感情的過ぎる。問題の指摘もどこか甘い。

  • 図書館で借りてきた本。

  • 「酒鬼薔薇聖斗」事件を調べていて借りました。
    そして、加害者側の両親の手記も読みました。
    犯人が逮捕されてからの違和感が当時からあったのですが、この本を読んでスッキリしました。

    マスコミが被害者の立場を置き去りにしたまま、加害者の両親に責任を押し付けた「少年の心の闇」という、同情的な報道。
    そして、少年法の壁。

    その壁が少しずつ崩れるきっかけになった一冊です。
    被害者の痛みを知らずに、更正はない。
    私はそう思う。

  • 少年犯罪の司法について考えさせられる1冊です。

  • 加害者側の手記を読んだので被害者側からも、ということで読みました。
    まず驚いたのは被害者の人権がこんなにも蔑ろにされていたということ。
    かけがえのないお子さんをあんな形で亡くされた上に周囲の心無い仕打ち。。。
    被害者保護という観念がきちんと考えられるようになった一つの契機であったことも初めて知りました。

    読む前は「自分の子供が加害者になってしまうのだって耐え難い苦しみだろう」
    と思っていましたがやはり、愛する子供を失った悲しみは計り知れない。。。

    お父さんの冷静で淡々とした文章に、亡き淳くんへの愛情が溢れていて切なかったです。

  • 自分が普段なにげなくテレビで見ているニュースの背景にはこんなこともあるのか、と気付かされました。
    特に「お父さん、淳くんが泣いています~」の手紙には衝撃を受けました。
    世間は鬼ばかりですね。身の回りのこと以外なんかどうでもいいと思っている私も鬼ですが。

  • あの少年A「サカキバラセイト」の被害者となった淳君の父親が書いた手記。

    衝撃的すぎるこの事件だったが、その被害者となった土師淳君の家族がどのような状況に置かれ、どのような気持ちでこの時を過ごしていたかが克明に記されていますな。

    マスコミのあり得ない取材態勢、被害者に対する信じられない悪戯。。。
    数々の酷い事、そして少年法に対する理不尽さ。

    この本に書かれている言葉、一つ一つに心打たれました。
    感想と一言ではくくれない感情を抱かされた本でしたわ。

  • 残された家族はつらいね・・

  • 酒鬼薔薇事件で殺されてしまった 土師淳君 の事です。
    『少年A』として対で読んでみました。
    事件の数日前の『女児殴打事件』から、淳君の遺体発見までは泣かされます。

    両親の思いの深さ、犯人への怒り。

    コレがきっかけで著者の土師氏は『あすの会』を立ち上げます。
    法律に立ち向かう著者。
    土師のおかげで、その後どれだけの人が助かっているか…

  • 何回読んでも、犯人が許せない。
    少年だから更正するからなんて理由はおかしい。

  • 2007.8/12
     報道について考えさせられる。遺族をさらに傷つけるような取材ならしなくていいのではないか。また、未成年の犯人の名前や顔は伏せられるのに、被害者のプライバシーはあまり考えられない点についても。

  • 1997年5月に起きた「神戸連続児童殺傷事件」酒鬼薔薇事件です。もう、言葉になりません。殆ど毎日殺人について報道がされていますが、その異常性がどれほどのものか今になって理解しました。人殺しの報道や事実が日常になってしまっている現代って一体なんだ。遺憾に堪えません。

  • 神戸連続児童殺傷事件の被害者の父親による手記です。
    行方不明になった淳君を必死で捜索する家族。殺人事件という最悪の展開になってしまい、失意の両親に、家までおいかけてコメントをせまるマスコミ。最低です。
    それにしても、自分の子供の事件なのに、加害者が未成年の場合、こんなに蚊帳の外におかれてしまうなんて・・・。やりきれません。

  • 淳くんの両親の愛情の深さ…かわいくてかわいくてしょうがない淳くん…どこにでもある家庭…そして背負わされたモノ…どうか淳くんのご両親がそして…お兄ちゃんがしあわせになる権利を行使できますように

  • 神戸連続殺傷事件の被害者の父親が書いた手記。淳君がいなくなって、1週間、家族は心配して探し回る。そこへ警察から連絡が入る。両親は急いで警察へ行った。「淳は見つかったんですか?」と聞く両親に警察は応える。「ここから上がね」と手刀で首を切るまねをして見せた。その瞬間、母親は「いやぁ〜!」と叫び声を上げて、耳をふさいでしゃがみこんだ・・・・

    その時、中学生だった淳君のお兄さんは「人はこんなにも簡単に死んでしまうんだ」という思いにとらわれて、すべてを空しく感じ、高校を中退してしまう。

    しかし、加害者である少年Aは、医療少年院で職業訓練をされ、既に出所して、正社員として働いているという。

全20件中 1 - 20件を表示

淳を本棚に「読みたい」で登録しているひと

淳を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

淳を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

淳を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする