コルセット

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  • 新潮社 (2006年9月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104277025

コルセットの感想・レビュー・書評

  • これは読んだことなかった。確かに、変わった作品。古いな。

  • 旅をしている感じ
    そして高揚した

  • 実験的な連作。
    極力名字を使わず「藤沢」という名前をつかうことで短編がきれいに繋がっていく。

    浮き世ばなれしたかたがたの生活やら考えがかかれてるけどこの性描写が必要かよくわからない。一編めはエロ小説?と思ってしまった。

    淡々と生きて淡々と悩んでいる、そんな不思議な小説だった。

  • 短編小説4本立て。
    1つの話もわかりにくいが、脇役の人が次の話の主人公になっていくので、だんだん複雑になっていく。

  • 少しずつ登場人物が重なっていく連作なのだが、細切れに読んでいると全然人物相関図が描けず、最後の方はハテナでいっぱいに…。
    改めて読み返せばいいのだろうけど、改めて読み返そうという気にはならない読後感。
    登場人物たちが貴婦人だったり同性愛だったりと異世界すぎて、なんだか疲れてしまう作品だった。

  • 爛れた人生を美と表現する。
    そんな小説。

    ある同性愛者を巡る短編が折り重なって
    複雑なそれこそ音楽的な雰囲気漂う小説。

    人物関係は相当複雑。。。
    とゆーか時間軸が飛ぶから厄介?
    あの子はあの子?この人はあの人?みたいな(笑)

    野中柊の作品にも雰囲気が似てるかな?
    粘着質なテーマな割にはあっさりした印象かもしれない。。。
    良い意味で。

  • 藤沢という線の細いイケメン(ゲイ?)を巡る連作短編集。
    あちこちで人が重なって人物関係が難しかったので、読後もう一度読み返した。
    最後の生け花の女の人のその後が分かってへぇ、とちょっとうれしく思った。
    それぞれがきれいに生きてきたわけじゃないけど、年月を経るといろんなものを包んで夫婦で凪のように暮らしていけるんじゃないだろうかと、読後何だかいい気持ちだった。

  • 一人称なのにどこか客観的な視線で書かれていて、
    ねっとりしがちな題材なのに割とすっきり読めた。
    けど、相関図を書きながらもう一回読み返さないとわかんないな。

  • この方の物語はやっぱり難しい。1章の最後の場面が、2章のはじめへ続く。登場人物がどことなく繋がっているけど、結局ヒロインの相手役の男性はすべて違う人?同じ名前で呼ばれているのに?そこだけ繋がっていなくて、奇妙な感じ。夢中で読み進むというよりは、繋がりを探して読む感じでした。…ちょっと疲れた。

  • 2009 5 7

    初、姫野カオルコさんの本を読んだ。
    出だしはちょっと入りずらかったけど、読み進めて行くうちにこの1話の終わりが次の話の出だしになって、また終わりが出だし・・・と続いてて、おまけにみんな「藤沢さん」で繋がっている所が面白かった。

    一番好きなのが
    「三幕アリア」
    まだ大人になりきっていない女の子の話ってやっぱり凄く好きだなと思った。

  • 読み進むことがツラいと感じる本でした 人物・背景が不明瞭な状態で読んでおもしろいわけがないだろうね

  • あとがきのなかで「書いた事のないタイプの小説」とある。「ロンド形式の4話、まったく自分とは異なる環境に暮らし、自分とは異なる性質の人間」確かにこの小説に出てくる人たちは減らないように守っていくものを持っていてそのための契約のような結婚をすることが当然という世界の人たち。武田さんとその娘を除いては。そんな世界が虚しさと一緒に姫野カオルコらしい表現で書かれている。「反行カノン」しっかりしていようとしてしっかりしてきたわたしは、男の子を攫ってきた。不能な夫に進められた男ではなく自分でさらった男の子と情事を重ねるうち彼を求めるようになる。そして別れが来る。映画を見たり旅行したりというデートについてこう書いてある。「これくらいだろう。男と女が日常ではない甘さと香辛料を二人で求めることにしましょうと、ある種の「合意」をしたときに、彼らがすることは、結局は、これくらいしかない。合意が始まったばかりのときは、全てが薔薇色にかがやき、そのうちに慣れ、だれ、おわる。それでも、また、時間がたつと、べつの相手と、こうしたことをし、以前のようによろこび,飽き、おわる。そのたびごとに、その行為を恋だと人は名づける、ならば恋とはすべてが、インターバルをあけての、同行為の反復である。いつも終わるものである。終わらないのは、日常を共に出来る相手だ。日常を快適に過ごせること、それが結婚であり、夫婦の愛情だとわたしはおもう。」姫野カオルコの文章は「、」が多い。その間が何かため息のように感じる。それほど特別なことではないが、ここには真実がある。主人公の田鶴子はこう思い自分の結婚生活を正当なものとする。でも結婚はそんなものだと思う。慣れ、だれ、それでも日常を共有していくこと。それでも時々は薔薇色に思う日もあるのだが、日常にそんなに甘さや香辛料があるのもそれは疲れることなのだ。日常は静かに過ぎていく事のほうが過ごしやすい。田鶴子が恋したときもう「もう」になっちゃた。もう「まだ」には、ひきかえせない。「フレンチ・カンカン」夫と3人の息子、そしてその家庭教師で夫の愛人である男と暮らす上流家庭の妻。その彼らの趣味に共鳴できないのに協力する妻。これは本当に良くわからなかった。「三幕アリア」家政婦の武田さんの娘牧子は、高校生のときに一度会った自分とは住む世界の違う年上の男が忘れられない。その切ない思いの話。牧子はこの4話の中で一番健全に思えるのは自分に近い庶民だからかもしれない。その一途な淡い恋がいい。優しく逃げていく男。大人で違う世界の男。健気で一途だから男は逃げる。この話は好きだ。「輪舞曲」家のための愛のない結婚をすることが出来ず南の島に旅したわたしはそこで二人のジゴロと濃密な時間を過ごす。そこには愛はないが快楽はあり自分を見つける。一話目が一番わたしが思う姫野カオルコらしい。それと三話。

  • 1話の終わりが、2話のはじめにつながっていきます。

     だから、最初は短編と思わず読んでいました。
     主人公も代わるので、次は誰なんだろうと、思いつつ読みました。

  • 美しく爛れた人生には、退屈しかない。建設的で生産的な人生をいかに歩むかと考えたり努力したり自己を鼓舞したりするようなことは、働かないと食べてゆけない人たちがすること。―官能から始まった純愛、倒錯した被虐趣味、すれ違った片思い、南の島での三日間の邪淫。それすらも退屈しのぎ。硬質な筆致で描く、スノビッシュな階級小説。

  • 1話目のラストが2話目の冒頭に。2話目のラストが3話目の。
    4話目のラストは1話目の冒頭になっていた。
    なんでコルセットだったんだろう。
    コルセットが「縛る」ものだから?? 自分に、周りの環境に縛られている話だった。

  • 久しぶりに読んだ姫野さんの連作短編集。1話が2話につながり…という風に、主人公が変われども輪になる小説だった。それにしても、私は姫野さんの文体が苦手らしい。面白いと思うんだけど、どうしてもなじめないのはなんでなんだろう。

  • これまでにない作風の1冊。淡々とし過ぎていつもの読み応えのなさに残念でした。短編集で最後の「輪舞曲」がかろうじてよかったです。

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