- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104299102
感想・レビュー・書評
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自分の心に誠実に、自然に生きる・・・そんな印象
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短編がいろいろ。梨木さんはもうすっかり「好きな作家さん」リスト入り。
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緑表紙のニオツヒメを読んでから、こっちも読んでみた。
短篇集ってことで、うーん、やはり一番はニオツヒメかなぁ。
切ないような、ほんのりあったかいような。
日本史好きだから〜とか諸々のプラスαをひいたにしても、やっぱりこの話が好きだなぁ。
それ以外だと『本棚にならぶ』が、え…?そう言うこと?ってよくわからないままの恐怖感。コワイけど、そんな本屋さんあったら行ってみたいかも。
欠けていって収納って、どんな時に思いつくんだろうと思った。
特にココ!ってのがあったわけではないが、トウネンもトウネンの耳もひたすらきになる。
表紙にいるのがトウネン?
2017.2.16 読了 -
綺麗な世界観だなと思うけど、印象に残らないかなー。
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ブクログ談話室での質問「古代日本が舞台の小説」の回答にあったのに惹かれて読む。短編集である。表題作「丹生都比売」が古代日本を舞台にした小説。迫力、スピード感がありひきつけられた。植物、鳥などが多くさりげなく,あるいは主張をもって静かに流れる梨木作品は、自然とともに生きたい身には近い。
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梨木さん、ずっと沼を愛してきたのね。沼があっての梨木さん。
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梨木さんらしい、ほの暗い世界
自分が孤独であっても寂しくない
いろんな世界があるから大丈夫って教えてくれる
ファンタジーと言えばそうかもしれないけど
ちょっと違う気がする
・月と潮騒/冷蔵庫
・カコの話
・夏の朝/夏ちゃんにガンダムとは…意外な表現(^_^;
・丹生都比売/再読 筋が分かっているので草壁がより可哀相に感じた
ハッピーエンドになればいいのにと何度も思った
・ハクガン異聞/ピアノ調律 -
胸奥の深い森へと還って行く。見失っていた自分に立ち返るために……。
蘇りの水と水銀を司る神霊に守られて吉野の地に生きる草壁皇子の物語――
歴史に材をとった中篇「丹生都比売」と、「月と潮騒」「トウネンの耳」「カコの話」「本棚にならぶ」「旅行鞄のなかから」「コート」「夏の朝」「ハクガン異聞」、1994年から2011年の8篇の作品を収録する、初めての作品集。
しずかに澄みわたる、梨木香歩の小説世界。 -
表題作以外は短めの物語でした。
日常から少しだけ外れた不可思議な世界がある短編が殆どで不思議な静かさに満ちていました。
表題作の透明で静かな哀しさ、最後に力強さを感じる『夏の朝』が特に良かったです。