- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104299119
感想・レビュー・書評
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おばあちゃんの知恵は、生きてきた長い道のりの間に培われたものなんだろう、どっしりとして揺るがない。穏やかな包容力、沁み入る言葉、草木や自然への声かけ、孫への無償の愛。
心に残る言葉がここかしこにあった。
ただ、隣人ゲンジさんに対する主人公まいの異常なまでの嫌悪の態度にはどうしてそこまで?と疑問。 -
夏休みの終わり、特に何もなかった私に、この本を読んで、まいの過ごしたおばあちゃんとの輝かしい夏の情景に染み入ることができ、
素敵な本と出会えたという想い出ができた。
私が大人になれた、又はなってしまった、と
感じた時にまた読みたい。
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難しい言葉や難解な表現を使わなくても、ここまで人の心を打つ話が書けるものかと驚いた。
平易で優しい言葉で淡々と紡がれる物語は静かで、子供の頃に部屋にこもって一日中本を読んでいた頃を思い起こさせる。
と同時に、思春期の激しく揺れ動く子供の心をなんて上手く描写しているのだろうと、大人が書いたとは思えなかった。
自分が子供の頃の、エネルギーがあって怒りや喜び、憧れや焦りなど、いくつもの感情が常に渦巻いて爆発しそうで、それを理解しないように見える大人をちょっと斜めに見ていたこととか、いろんなことを思い出した。
読書というのは、過ぎ去った年月や今はもう手元にないものを僅かでも思い出し取り戻させてくれるものだと思う。
著者梨木香歩は、そういう意味で魔女みたいな人だ。 -
吸い込まれるように読みました。
ストレスの多いコロナ禍の今こういう本を求めていたのかも・・
私も魔女修行! -
最初はクセが強くて独特のリズムがあって読みにくいと思ったが、読むにつれて面白く感じてどんどん読んだ。面白かった
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アイノウ すべてを受け入れる家族、特に「西の魔女」。そこで心を育てていく話。時代を超えて愛読される理由がわかる名著。
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「普通」らしく生きなくて良い。
あなたはあなたらしく生きなさい。 -
初版は25年前。その後、2017年に書き下ろしを含めた作品集という形で出版されるにあたって書かれたあとがきがすごくよかった。この本はすべての人を救うものではないかもしれないけど、私や他のたくさんの人の支えになるんだろうと思う。届くべき人に届いてほしいな。西の魔女の家は、私のなかのもうひとつの居場所になったような気がする。
【読んだ目的・理由】以前から気になっていたから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.4
【一番好きな表現】そういう動作がすべて、途切れることなく、流れるように続くのを、私はいつも、飽かず眺めていた。今でも目の前に浮かぶ。いつでも実況中継できるほどに。(本文から引用) -
ほのぼのとしながら、自然に囲まれて生活したいなあという気になれる。時々のおばあちゃんの発言は自分に突き刺さるものがあった。無駄なことを考えず、落ち着いて読書ができた
それだけ、まいが純粋過ぎて不安定なんです。そのコトが理解出来るのは同じように不安定だったコトがある場合だけかも、、、
それだけ、まいが純粋過ぎて不安定なんです。そのコトが理解出来るのは同じように不安定だったコトがある場合だけかも、、、
こんにちは。
おっしゃる通り、そうなんでしょうね。
こんにちは。
おっしゃる通り、そうなんでしょうね。