おんみつ蜜姫

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104304059

感想・レビュー・書評

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  • 東映の時代劇を見ているようで楽しく読み終わりました

  • 軽め。

  • 時は江戸、徳川第八代将軍吉宗の頃、九州豊後温水藩主乙梨家の末娘、蜜という名のお姫さまがおりました。
    ゆえあって国許で育ち、暴れ姫とまで言われるやんちゃぶり。このたびめでたく讃岐の風見藩へのお嫁入りが決まりました。が、時同じく、温水に戻っていた蜜姫の父・利重公の命をつけ狙う不気味な影が現れます。
    そこで蜜姫、みずから隠密となり、風見藩や果ては江戸までを探索する旅に出る決意をします。おんみつ蜜姫の誕生です。
    忍び猫のタマをお供に、正体ばればれの男装姿の蜜姫の旅路には海賊、武田忍び、尾張柳生、そして徳川吉宗のご落胤を名乗る天一坊やらその他冷や飯食いどもが次々と現れます。
    おまけに母上までついて来てしまったりそれがまた人質に捕られたり。行き着いた先が最初の目的とは違ったりそうでもないようだったり。
    本当にコレ解決するのかよ? と読んでて心配になってきますがご安心あれ。
    なにせこの旅、すべては蜜姫が凛として生きる娘になるための大切な修行なのですもの……。

    とぼけたやさしい口調でなかなか鋭い突っ込みのある文体で(笑)、小難しい時代物が苦手な人にもお勧めです。吉宗の「暴れん坊将軍とでも呼んでもらおうか」発言のせいでこの本での吉宗像はすっかりマツケン。

  • 終盤は斜め読みしてしまいました。
    誰かの「おはなし」を聞いているような、軽い感じ。
    嫌いな内容ではないはずなんだけど、今回はイマイチ入り込めず。

    別の「退屈姫君」シリーズは読んでみたい。

  • 九州は豊後は温水藩の末娘が男装してお家を救うため、旅に出るお話。
    時は徳川吉宗の時代。
    将軍様も姫には圧倒されまくりです。
    痛快でよかった。

  • 忍び猫のタマとお母様が良いキャラ過ぎます。母上主役でスピンオフ希望…と思っていたら、次のお話はほとんどそんなようなことに。
    うーん。それはそれでいかがなものかと。

  • 蜜姫かわいい!
    夕介もいい!

    SSかきたい!

  • 徳川吉宗公の時代。豊後の小さな藩の姫君・蜜姫は、子供の頃から野山を駆け回っており、男顔負けの馬術、剣術の使い手だ。
    父である藩主が暗殺されかけたため、黒幕を斃そうと、蜜姫は忍び猫のたまを連れて藩を出奔する。
    破天荒な蜜姫をはじめ、登場人物は誰も彼もぶっとんでいて、ありえないけど微笑ましい。
    真剣での殺陣もあるけれど、全体的にほんわかとした印象の時代物コメディ・ファンタジー。

  • 語り口調が、柔らかく、読みやすい。その上、歴史の勉強にも。これは、私の住まい山梨県、昔の甲斐の国、武田信玄、そして、諏訪の国の話が満載。大河ドラマで「風林火山」やってましたから、ちょっと、記憶に新しく良かった。私は、信玄役も、謙信役も、ほとんど嫌いでしたが、諏訪の姫、ユウ姫が好きでした。ははは。なつかしい。でもなー、語るのが、入れ替わるのは、ちょっと、変。

  • 姫君の軽快な行動と、超人でない所が好きです(笑) <br>
    でも何よりタマが素敵です。
    欲しいです、忍び猫。

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