- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104308026
感想・レビュー・書評
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作家アリス。
なんとなく最近ほのぼの(殺人事件なのに)したイメージだったけれども、久々に「来たな!」と思った衝撃作。
個人的には★6つ!
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うーん…
正直に言うと、今回は殺人事件自体の謎にはそれほどインパクトがないように思います。
主となるのは、舞台となった島に集まる怪しげな彼らの関係。そちらの方が、インパクトありました。彼らが島に集まった理由が最後の最後で判明するのですが、それこそが衝撃でした。
そして、ところどころで使われている「Nevermore」。これが全体の雰囲気をより奇妙なものにしています。
キャラクターに関しては、もう長く続いているシリーズだから、相変わらず愉快でいいなあといったところです(笑)。
今回火村が子供たちとキャッチボールするシーンが出てくるのですが、そこがなごんだ。
あと婆ちゃんと火村とのやりとりとか。
有栖川先生の描くキャラクターは魅力的だなあ。 -
一番重要な謎の部分が全然釈然としない。
期待した分だけがっくりしました -
読み終わった感想では、何て哀しい。だった。まるでほつれた糸のような話、それを火村が解いていった。そんな感じを抱いてしまった。
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助教授、作家の気のおけない会話が健在で楽しく読みました。
題材が面白いと思います。
個人的に全体の雰囲気が良かった分、結末との差が残念でした。 -
作家アリスシリーズの長編。孤島モノ。ミステリーだと思って細部に目を配って読んでいたはずが、いつの間にか話に引き込まれて感動していました。
2007/12/26 -
科学技術が人を豊かにしてくれる。
それは確かにそうなのですが、その半面で豊かになった分、それを使う人間の心が豊かでなければ、科学技術がもたらす『闇』みたな事に飲み込まれてしまうのかもしれない。
なんとなくそんな事を考えてしまった作品。 -
なんか期待していたよりも面白くなかった・・・。
火村先生は相変わらず大好きだし、二人の掛け合いも好きなんだけど。
トリック解明とかは見事なんだけど、その背景にあるものばかりがクローズアップされすぎてイマイチな感がしたのかな・・・。
長編はやっぱり江神さんシリーズの方が面白い、かな。
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初読:2007年7月
有栖川ファンなので、期待して読んだけれど…うーん、ラストにイマイチ納得できなかった。
作家アリス・火村 -
数多の鴉が乱れ飛ぶ通称『鴉島』。手違いで到着したアリスと火村を待っていたのは、厭世の文豪とその信者。絶海の孤島で起こる殺人事件。犯人は一体誰なのか。決して語られない真実を、火村は看破できるのか・・・?
火村シリーズ初の孤島もの。オチにひと言物申したいところだが、久々に「さあ、名探偵のご登場だ、来るぞ来るぞ・・・」と思わせてくれました。