大人のための恋愛ドリル

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 97
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104317035

作品紹介・あらすじ

痛い妄想に走るアラフィフ女子。年の差婚にうかれる中年男。W不倫を繰り返しても別れない夫婦。一度のキスで自分を見失う40女…。元祖"恋愛の神様"が、恋愛下手なあなたへ贈る「ラブ・テキスト」。恋愛タイプチェックシート付。

感想・レビュー・書評

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  • 男にモテない女は惨め、女はみんな結婚したがっている、という前提で書かれているようで読んでて白けた。
    恋愛を謳った本だから恋愛の話ばかりなのはしょうがないとしても、登場人物は異性のことしか頭にないペラッペラな人間ばかり。
    バブル時代の恋愛観なんですかね。1度読み始めた本は最後まで読まないと気持ち悪いので全部読みましたが、参考になることは全くありませんでした。

  • 具体例がエキセントリックなものの、年代がドンピシャなので興味深い…しかし不倫が当たり前のように扱われるのは違和感があるなあ

  • 恋愛にも様々な価値観があって、蓼食う虫も好き好きなのだなぁ。それにしても柴門ふみさん、ここまでバラエティに富んだ恋愛事情を抱えた人が集まってくるとは、そちらの方がびっくり。
    ところどころうなずける箇所もあって、男女の考え方の違いなどは、自己啓発の本よりもずっと説得力あったかも(笑)

    噂話を一緒にきいているような感覚。

  • P139
    「フェミニズムと結婚は相いれない」
    フェミニズムは女性のすべての
    抑圧から解放されることを
    謳っている。
    ところが結婚すると
    不貞行為が許されないので
    性の自由がなくなる。
    結婚制度は、女性にとって
    セクシャリティの欲求を
    閉じ込める足かせとなるのだ

    P139
    いつの時代でも
    性的欲求の強い女性は
    人口比同じパーセントで
    存在したと思う

    P139
    正直に生きるけど
    声高に宣言することでもないわ、
    あっけらかんとしているのが
    今のアラサー不倫世代なだけ
    --------------
    P223
    恋愛とは頭がちょっと
    おかしくなることである

    P31
    さらさらと、心地よい風に
    吹かれるような恋愛が可能ならば
    それは人生最高のご馳走になるはずだ

    P36
    二十代後半って
    この男を失ったら二度と恋愛なんか
    できなくなるんじゃないかと思うと
    怖くてダメ男と別れられない

    P39
    「今誰か男の人が
    〈けっ〉
    と口にしたら
    〈はい結婚ですね、します〉
    と即答するわ」

    P57
    「この人でなきゃ、ダメ」
    というポイントがある
    カップルは続くのだ

    P66
    女を落とすには
    言葉で口説かないのが
    成功の秘訣。
    「キスしていい?」
    と聞くのは恋愛初心者。
    同様に、
    「ぼくと不倫しませんか?」
    などと奥様を口説くわけがない

  • おとなというか、
    40歳50歳の恋愛もの。
    まあ、希望は捨てないほうがおもしろい。

  • 柴門ふみが、彼女の周りで起こる色恋沙汰を本人の話をもとに、深い洞察力で面白おかしく分析した本。
    彼女がつけるあだ名もまた、それぞれの特徴を表していて面白い。
    よくもまあ、こんなに色んなネタを持った人が周りにいるものだなあ、と思う。
    職業柄向こうから相談を持ちかけられたりするのだろうが、彼女の顔の広さにも驚くばかりである。

    「新婚当初は世間知らずの若い娘も、年月とともに中年女になる。男はそのことに気づけないケースが多い。三十代半ばになった妻でも、彼にとってはいつまでたっても可愛いオンナノコなのだ。」(P.216)

    「四十歳の男が六十歳になっても、内面的にほとんど成長しないが、二十五歳から四十五歳までの女の内面は、変貌著しいのだ。」(P.218)

    この2つの文章に、今話題になっている高橋ジョージ・三船美佳夫妻の離婚問題が集約されている気がする。

  • 特異な男女関係を取り出して、面白おかしく列挙しているが、このような事例はほんの一部であることを認識している.ただ、恋に盲目になる事実は数を多く見かける.

  • 語り口が爽快
    内容にもっと毒が欲しい‼

  • えーっ、みんなこんな不倫してるのー?
    なんて、著者が顔が広いので、その手の話しがよく集まっちゃうんだろうけど。
    全然別世界のことだから、感心しながら読み終えた。

  • 男とは、一度ねんごろになった女性のことは、心底嫌いにはなれない生き物
    一方女は、どんなに肌を重ねた男でも、ある日突然吐き気がするほど嫌いになれる生き物

    女は、自分をどれだけ思ってくれているかで異性を評価し、
    男は自分がどれだけ相手の力になれるかで異性を選ぶ傾向がある


    当たり前のことだけど男と女は違う。いくつになっても。

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著者プロフィール

1957年徳島県生まれ。お茶の水女子大学卒。79年漫画家デビュー。『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』『同窓生 人は、三度、恋をする』『恋する母たち』など、著書多数。エッセイ集として『恋愛論』『大人の恋力』『そうだ、やっぱり愛なんだ』『老いては夫を従え』など多数。2016年、25年後の物語として描かれた『東京ラブストーリー  After 25 years』で柴門ふみブーム再燃。夫は弘兼憲史氏。

「2020年 『オトナのたしなみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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