地上八階の海

  • 162人登録
  • 2.74評価
    • (1)
    • (3)
    • (61)
    • (20)
    • (4)
  • 28レビュー
著者 : 角田光代
  • 新潮社 (2000年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104346011

地上八階の海の感想・レビュー・書評

  • 表題の他に「真昼の花」という作品の2つのストーリー。どっちかーてと真昼の花の方が面白かった。真昼の花は異国を一人旅する女の人の話なんだけど描写がすごくよくて自分が旅をしてる気分になれました。まぁ一人旅してみたいという気にはなれない内容だけど(笑)
    表題作はあんまり共感できず。表題作だけなら★2かも。

  • わたしの苦手な、ただただ「なにが、どうした」「だれが、どうした」の連続な話が二つ。
    この手のは、ただ淡々とその中で起きた出来事や気持ちや情景が連ねてある。
    何かを期待して読んでいても、特に盛り上がりはないのです。
    そして結末も特にはないのです。

    そうですか、それはそれは、、、が精一杯です。

    時々このようなのに当たる。角田さん。

  • 「真昼の花」と「地上八階の海」の2編。

    「真昼の花」は、海外へ旅にでたまま帰ってこない兄をなんとなく探しに出かけ、そのまま異国の放浪をつづけ、日本に帰るきっかけも失い、旅の意味もわからなくなっていく女子の話。

    「地上八階の海」は兄夫婦の住むマンションに越してきた母の様子がおかしいと、マンションに通うようになる女子の話。

    う~~ん。
    どちらも何が言いたいのかよくわからんお話だった。
    どちらの女子も、めざすところがなく、「今」をなんとなく生き、トラブルにも積極的にではなく、なんとなくしか対応できない。
    まあ、私も含め、こういう女子は現実には圧倒的多数だと思うけど。

    最後に希望をもたせるわけでも、すっきりさせるわけでもなく、もやもやしたものが残ったまま終わっていったので、後味も悪し。

    でも、さすが角田さん、もやもや女子で、特徴がない女子を上手に描いているとは思った。

  • 2作入ってて最初のがおもしろかった

  • 無機質、印象に残らない、解るような、解らないような。そんな2作品でした。

    何が言いたいのか、さっぱり、、、って感じ。

  • 「真昼の花」「地上八階の海」の中編2作
    うーーん。どちらも中途半端な感じで、ちょっとしっくりこない・・

  • 中編二本。
    異国情緒あふれる「真昼の花」と、些細な家族関係をえがく表題作。

    やっぱり角田さんは「何でもない話」を書ける作家の筆頭。
    どちらもストーリー的なものは一応あるものの、それにおかまいなしに一瞬の風景や感情をこれでもかと描き倒していく。
    主人公のリアルな視点を追体験することでな彼らの感じているなんとも言えない「気だるさ」を読み取る。

    こう言った描写は女性作家にしかできませんよね。男性はどうしても話として意味のある描写しかしないイメージです。
    もちろん、どちらがいいとか悪いとかの話ではないですが、この些末な日常の描写に飲み込まれていく感覚、嫌いじゃないです。

  • 中編二本入り。前半のバックパッカーの話しは、ちゃんと帰ってきたバックパッカーとしても、結構共感できる。

  • ただ何となくあてもなく生きている、そんな惰性的なストーリー。懶惰な毎日のなかでも、何かしらは決定的に変化し続ける。同じような毎日の中でも、古いものが取り壊され、新しいものが築かれていくうちに、自分の意図とは関係なく、自分自身も知らない間に、気付くと自分の価値観すら形を変えていたりする。

  • 短編集。鬱々とした二作。

    「真昼の花」東南アジアをあてもなく彷徨う女の人。暑さと湿気と不快な臭いが話と合ってイライラした。

    「地上八階の海」フリーター女性の日々。買い物頼んだりして一方的な義姉にイライラ。新居に篭る母親は周りとあわせることができなくてかわいそうだった。主人公はふらふらしてて危険だなあ。両方ともそんな話だった。

  • 「真昼の花」と表題の「地上八階の海」の2編が収録。
    どちらも、読了後に何とも言えないどんより感。
    「真昼の花」の方が面白かった。

  • 私は旅の経験(特に一人旅)の経験が少ないので
    あまり感情移入出来なかった作品。
    でも独特な世界で楽しかったけど。

  • 久しぶりに恋愛小説らしきものが読みたくなって、手に取ってみた。なんとも引き込まれる世界観、感覚の鋭さ、漠然としたものが輪郭を得るような…素敵でした。

  • ちゃんと読んだはずなのに、
    あんまり印象に残っていない。

    好きな作家さんなのに不思議。
    まぁたまにはそういうのもあるね。

  • 海外に放浪に出たきりほとんど帰ってこない唯一の身内である兄を追うように、同じくバックパッカーとして目的地のない旅に出た女が、異国で現地人に騙されて有り金のほとんどを奪われ、それでも帰国を決めず、旅を続けようとする「真昼の花」と、表題作が収められている。

    「真昼の花」はかなり昔に読んだ記憶がある。

    その時は主人公の無計画さや自棄なところに苛立って仕方なかったけれど、今なら、全部失うどん底までいきたかった、という気持ちがわかるような気がする。
    ニ作とも、家族との関係に歪みを抱えたまま生きる人たちが描かれている。
    家族の歪み、なんて構えると、まるで特殊なことのようだけれど、それがわかりやすく顕在化するかしないかの違いだけであって、どんな家族にも必ずあるものなんだろう、と思う。

  • 角田光代独特だけど、これはあまり好きじゃない。
    旅に出る話とかはまぁ好き。
    もうひとつの元恋人がストーカーだったり、兄の嫁の話という家族の話は今一歩。途中で飽きてしまった

  • 2部作です。
    全く予想もしなかった!
    角田さんはこんな本も書くのかたらーっ(汗)
    だいぶ衝撃です衝撃

    結構期待して読んだら全く違う感じ。
    人間のリアルな部分、暗い部分だとか、醜い部分だとか、
    そういうものがたくさん映し出されていた。
    目をそらしちゃいけないんだろうけれど
    私は最後まで読まなかった。

    本を娯楽ととらえるか
    それとも知識の吸収ととらえるか。
    私は娯楽ととらえます。

  • 角田さんって、独特な雰囲気をもつ人だ。空気が違う、とでもいうか。。表題の話は、母親が一風かわっているが、でも、ウチの母もこうなんじゃないか、と思わせる。母娘の関係もしかり。

  • 母は目に見えない何かに怯えはじめ、兄嫁はとめどもなくしゃべり続け、赤ん坊は鬱陶しい泣き声を響かせ、昔の男はストーカーになった。癒しようのない孤独を抱えた私の毎日を描く表題作ほか、1編を収録。

  • 07/05/13読了。
    宿泊施設はケチらない事にしました。

  • これはいまいちだった。一人旅ものは感情移入できないからかも。

  • 旅という概念が私にはないな、って思い知らされた。<BR>
    この話も何だか不幸だって私には思えた。

  • 言葉ががちがち四角四角で読みづらい。かどかどって感じ。

  • <font color="#666666"><table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:0;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4104346012/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ec1.images-amazon.com/images/P/4104346012.09._SCMZZZZZZZ_V1056605141_.jpg" border="0" alt="地上八階の海"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/goods/4104346012/yorimichikan-22" target="_blank"> 地上八階の海</a><br>角田 光代 (2000/01)<br>新潮社<br><br><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4104346012/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"> この商品の詳細を見る</a></td></tr></table>
    <blockquote><p><strong>母は目に見えない何かに怯えはじめ、兄嫁はとめどもなくしゃべり続け、赤ん坊は鬱陶しい泣き声を響かせ、昔の男はストーカーになった。癒しようのない孤独を抱えた私の毎日を描く表題作ほか、1編を収録。</strong></p></blockquote>
    表題作のほか、「真昼の花」

    「真昼の花」は、母を亡くし、ただ一人の兄はふらっと家を出て外国へ行ったきりたまにしか帰ってこない。ひとりになった<私>は気ままにあちこちの国を歩き回っている。行き当たりばったりにどこかを目指し、ときにはしばらく腰を据えてみたり、なんとなく無為な時を過ごしている。これといって行きたい場所があるわけでもなく、したいことがあるわけでもなく、でもなんとなく兄もここにいたことがあるかもしれない などと思ってみたりする。その場その場で知り合った人たちと束の間の交流を愉しんだり、怪しげな横道に入り込んで その国の惨状を目の当たりにしたりもする。それでも足は家に向かず、ずるずると旅を続けている。

    片や異郷の地、片や日本が舞台であるが、どちらも言いようもなく孤独である。周りに人がいるからこそ際立つ孤独とも言えるかもしれない。
    異国にあっては、どうあがいてみても自分は観光客以外の何者にもなり得ない孤独感が賑わいの中に浮かび上がってくるし、親兄弟の賑やかさの中にあっても ここが自分の居場所ではない、自分の居場所がどこにもないという孤独感に周囲の音が消えてしまいそうな居ても立ってもいられない心地になったりする。

    おそらくは、ひとりひとり誰もが持つ孤独感なのだろうが、何かを失ったり、何かに躓いたりした折にふっと際立って輪郭を持ってしまうのだろう。読んでいてちくりと刺されるような一冊である。</font>

全28件中 1 - 25件を表示

地上八階の海を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

地上八階の海を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする