意中の建築 下巻

著者 : 中村好文

• 新潮社 (2005年9月21日発売)

作品紹介・あらすじ

ル・コルビュジエの推敲、清家清の柱、ルイス・カーンの海…北欧の森の小さな教会、沖縄の美しい石塀、「第三の男」が逃げこんだ地下水道、よい建築には独特の「匂い」がある。

感想・レビュー・書評

[miz3さんの感想 · 2011年2月26日]

こちらは絶版ではない下巻。著者の説明は門外漢にもやさしく、もしかすると本物を見るよりよくわかるかも？「いつか本物をみてみたい」という読者のために「読者のための見学案内」がついているのも「実物を見てナンボ」というアドバイスかもしれません。
まだ新潮社に本の案内がありましたので転記。
http://www.shinchosha.co.jp/wadainohon/435004/

[m a y uさんの感想 · 2009年11月14日]

○サヴォア邸｜ル・コルビュジェ｜フランス　ポワッシー
○掬月亭｜｜香川県高松市
○カステルヴェッキオ美術館｜カルロ・スカルパ｜イタリア　ヴェローナ
○檀一雄の能古島の家｜｜福岡県福岡市
○ウィーンの地下水道｜｜オーストリア　ウィーン
○続・私の家｜清家清｜東京都大田区
○森の火葬場｜エリック・グンナール・アスプルンド｜スウェーデン　ストックホルム
○豊多摩監獄｜後藤慶二｜東京都中野区
○オタニエミ・チャペル｜ヘイッキ＆カイヤ・シレン｜フィンランド　オタニエミ
○旗の台駅｜｜東京都品川区
○シャーロックホームズ・ミュージアム｜イギリス　ロンドン
○中村家住宅／銘苅家住宅｜｜沖縄県北中中城村／同伊是名村
○ソーク生物学研究所｜ルイス・カーン｜アメリカ　カリフォルニア州ラ・ホヤ

上巻よりも若干中村好文の独特の好み（？）のものが多いと感じた。文章は上巻よりもさらに内容が濃くなっていて面白かった。
ソーク生物学研究所の手描き断面パースと写真がとてもわかりやすく、設備・構造をうまくまとめて実験室を解放した手法がよくわかった。

[ymkdさんの感想 · 2018年10月21日]

意中の建築 下巻

[kazya2001さんの感想 · 2017年2月16日]

図書館より。

中村好文さん、好きだな～(*≧∀≦*)
サヴォア邸(コルビュジェ)、カステルヴェッキオ美術館(スカルパ)、続・私の家(清家清)、森の火葬場(アスプント)、ソーク生物研究所(カーン)と私の好きな建築ばかり。どの写真も素敵だし、中村さんのイラストも素敵だし手元に置きたい一冊。

著者プロフィール

建築家

「2022年 『線と管をつながない　好文×全作の小屋づくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」