- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104365012
感想・レビュー・書評
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99年4月14日午後、当時18歳だった少年の手にかかって、23歳の本村弥生さんと生後11ヶ月の夕夏ちゃんの二人が殺害された。この本は、生前、旦那さんの洋さんと弥生さんが結婚するまでに交わした手紙、そして結婚後に、殺害される当日まで弥生さんが綴った育児日記のような交換日記で構成されています。単なる被害者、としてではなく、弥生さんと夕夏ちゃん、という一個人として二人を知ってほしいと願いを込められた本。
本の中に描かれている手紙は、本当に普通の20代の女の人の手紙です。何の変哲もなく、恋愛問題などで悩んではいても、幸せそうだな、むしろどこにでも居そうだなと思える人。だからこそ、この人が殺害された、ということが衝撃でもあります。特別な人が殺された、と思っているわけではないけれど、どこかTVの中だけのようなイメージがあったのかもしれない。だけど、そうじゃない。この本を読みすすめることで、弥生さんが徐々に身近に感じられるからこそ、その結末が衝撃です。心よりご冥福をお祈りいたします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本村弥生さん、夕夏ちゃんが未成年に殺害されたのはうっすらと覚えている時に読んだ。その事件とも絡めての話だけど、洋さんと弥生さんの手紙でのやりとりがほほえましい感じがして、こんな恋愛いいなぁって思った。そういうのがあるから、殺害されたことが許せない。
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純粋に奥さんを愛してたんだなーって・・・夫との結婚生活を考えさせられた(-_-;)