鎮守の森

  • 新潮社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104368013

感想・レビュー・書評

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  • 資料番号:010263531
    請求記号:651.1ミ

  • 「鎮守の森とは、実は最もダイナミックに安定した一つの森社会である」


    ***
    ・「ふるさとの木によるふるさととの森」
    ・潜在自然植生
    ・ダイナミックに持続的維持される集団の多様性
    ・エコロジーと宗教
    ***

  • 新日鉄の大分製鉄所のエピソードが興味深い
    見に行ってみたくなった。

    チュクセン教授との出会いが宮脇先生の研究を開花させたようだ。

  • 未読

  • 帯表
    日本再生のヒントは「ふるさとの緑」にあった!
    帯裏
    日本人の心にぬくもりを取り戻す「鎮守の森」の奇跡!
    長年、植物学の世界的権威が情熱を注ぎ込んできた、「ふるさとの木によるふるさとの森」の思想と実践。
    厳しい自然環境に耐え、大災害にも負けず、千年の後の世も生き続けるような森は、いかにつくられるのか。
    人々を守り、育て、心の拠り所となる森の秘密を語る。

  • 巷のECOに喝!!!

  • 科学文明がいくら進んでも、自然や伝統の智慧は深い。今私たちが忘れている大切な実践課題を想い出させてくれます。子どもや孫っていう、何十年先を見越した暮らし方のために・・・。

  • 分類=森林。00年4月。

  • 潜在自然植生に基づき、3000万本の木を植えた植物生態学者、宮脇昭氏の本。

    私達が普段目にしている雑木林も、実は土地本来の森ではないと知っていましたか?
    土地本来の潜在自然植生により木を植えれば、森は二十年で再生し、
    その後千年、二千年と生き続けるのだそうです。

    二十年で再生する、と聞けば、なんだかいろいろな事が、
    まだ間に合うのではないかと期待がふくらみます。
    私は決してエコロジストではないけれど、この本は非常に興味深く読みました。

    ちょうど先日NHKで宮脇先生が喋っているところを拝見しました。
    その風貌もまた、魅力的な方でした。
    御歳77歳にして木にも登る!

    「ただ周りから必要とされるかされないかは関係ありません。本物というのは、もっと能動的な人物ですよ。人に役立つこと・・・、自分にも他人にも価値あることを人生をかけてやろうとする。そんな人のことだから、私もいまやめれば偽物ということです。大事なのは、いかに本物であろうとするか、そして、いかに本当の師や仲間とつながっていくか、ということです。」(InnovativeOneインタビューより)
    宮脇さんの言葉を聞いていると、岡本太郎さんを思い出してしまったりします。


    将来、小さな土地を持ったら、私も宮脇式で森を作るのだ!!

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著者プロフィール

1928年岡山生。広島文理科大学生物学科卒業。理学博士。ドイツ国立植生図研究所研究員、横浜国立大学教授、国際生態学会会長等を経て、現在、横浜国立大学名誉教授、公益財団法人地球環境戦略研究機関国際生態学センター名誉センター長。独ゲッティンゲン大学名誉理学博士、独ザールランド大学名誉哲学博士、タイ国立メージョウ農工大学名誉農学博士、独ハノーバー大学名誉理学博士、マレーシア農科大学名誉林学博士。紫綬褒章、勲二等瑞宝章、第15回ブループラネット賞(地球環境国際賞)、1990年度朝日賞、日経地球環境技術大賞、ゴールデンブルーメ賞(ドイツ)、チュクセン賞(ドイツ)、後藤新平賞(2015年)等を受賞。第5回「KYOTO地球環境の殿堂」入り(2013年)。
著書に『日本植生誌』全10巻(至文堂)『植物と人間――生物社会のバランス』(NHKブックス、毎日出版文化賞)『瓦礫を活かす「森の防波堤」が命を守る』(学研新書)『「森の長城」が日本を救う!』(河出書房新社)『森の力』(講談社現代新書)『見えないものを見る力』『人類最後の日』『東京に「いのちの森」を!』(藤原書店)他多数。

「2019年 『いのちの森づくり 宮脇昭自伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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