- Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104377046
作品紹介・あらすじ
変転する昭和を生き抜いて、平成の世を猪突猛進で生きる、亥年の女たち。東京麴町の古い屋敷に暮らす女ばかりの五人。昭和初め生まれのお嬢さん気質の抜けない家付き娘・富子さんも、ロリータファッションの孫娘・真由に振り回される平成の現在。富子さんと長年ともに暮らしてきた大正生まれのおきくさんが高齢出産で得た娘の紀美ちゃんもいて――世代様々、微妙な関係。変わりゆくもの、変わらないもの、それぞれの人生を温かくみつめる長編。
感想・レビュー・書評
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東京麹町の古い屋敷に住む女ばかりの5人、それぞれが猪年生まれの様々な世代の女たちの家族の物語。世代を飛び越したホームドラマ。
サクサクと読めますな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
亥年の女5人が集まって暮らすにぎやかなこの感じは谷崎潤一郎の『細雪』みたいな様相。特に何が起こるわけでもなく日常。日常が非日常へと瓦解していくのがラストだ。そこから新たな物語が始まりそうなまま終わる。
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ちょっと苦手。
なかなか読み進められなかった。
主題が何なのか最後までつかめず。
あの終わり方にどういう意味があったのだろう。 -
面白かったです。
ずっと読んでいたかった。 -
牛島富子 74歳、娘 美智子、孫 真由の三代の家に、きく 86歳と娘 紀美が何故か同居して、5人の女達が繰り広げる物語だが、場所は東京のど真ん中の麹町.ただ、田舎の風情が漂う古い家が舞台.男はところどころに出てくるが、あくまでも脇役だ.女だけだからこの様な物語が成立するのだろう.美智子の友人のアブの話しが面白かった.
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何がいいたいのかサッパリ。
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書名どおり、亥年の女ばかりの五人家族が繰り広げる日常を描いた作品。特に面白いわけでも、印象に残る作品でもないが、最後は東北大震災で麹町の家が被害を被るところで終わる。男二人が加わる新しい家族の姿を暗示するようなエンディングが、少々物足りなく感じた。