砂の王メイセイオペラ

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著者 : 佐藤次郎
  • 新潮社 (2000年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104392018

砂の王メイセイオペラの感想・レビュー・書評

  • 調教師 厩舎員きゅうしゃいん 35歳になる岩手競馬のトップジョッキー 北海道平取町の牧場で競走馬を生産を手がけている 種牡馬しゅぼば 「これはいい」と前田は直感した。つまりは、一目惚れである。 テラミス 繁殖牝馬はんしょくひんば ヘヤイボシ青毛と呼ばれる漆黒の馬で、雌馬ながら500キロを超す雄大な体をしていた。 肉になるしかない 敗者の居場所はどこにもない 自らの確信をあっさりと捨ててしまう気には、どうしてもなれなかったからだ。 容赦なく淘汰されるのが中央である エリートたちの世界は、激烈なサバイバル・レースの場でもある。 すっかりした語感で、語呂も悪くない。 メイセイオペラ名声を高める 水原のホテルに滞在 急逝きゅうせい 人生の愉しみ 目のあたりが陥没 中央はまだはるかに遠い存在 川崎遠征 文字通り「水が合わない」 いよいよ大成への第三段階 テンコー・トレーニングセンター 筋骨隆々の体は迫力満点 重量感 本当の力強さを感じました。それまでは、センスで走っているというか、持って生まれた能力だけで走っている感じで、オープンの風格もなかった。それまでは幼かったのが、大人になったという感じでした。 競走馬というデリケートきわまりない生き物の宿命 オーナーは、費用がかかるのも厭わずに、馬の可能性を伸ばすのを第一に考えた。 大怪我も乗り越え、驚く程の変身も遂げて、いよいよ準備は整った。メイセイオペラ、5歳の春。疾走は、ここから始まった。 何にせよ、人の思いに馬がすぐ反応してくれるほどありがたいことはない。 人馬一体を理想とする競馬の世界では、鞍の上と下との意思を通い合わせるが何より大事で、メイセイオペラはその能力を十分に持ち合わせていた。 たが、アブクマポーロがいるのなら、しかも、まず正攻法では勝てそうにないのなら、挑戦者としては手を拱いている訳にはいかないし、普段の乗り方に拘る必要もない。 繊細な生き物である以上、常に百パーセントではいられない。東京大賞典のメイセイオペラは、どこか深い、微妙なところで、本来の出来とは差があったのかもしれなかった。とはいえ、あきらめたり、悔しがったりしていられないのが、勝負の世界である。目の前にアブクマポールがいる以上、何とか壁を乗り越える工夫をしなければ、地方競馬のナンバーワンにはなれないのだ。 馬が大好きな者たちにとっては、尊敬すべき目標であり、素直に讃えることのできる、親しい先輩のような存在なのだった。 大言壮語たいげんそうご 東京・府中にある東京競馬場 俗に、人三馬七といわれる。 その快速で、鞍上のパートナーの悩みを一気に吹き飛ばそうとしていた。再び情熱が燃え立つ日、騎手人生に新たな地平を開く日が、三十五歳となった二千勝ジョッキーに近づきつつあった 動く芸術品 馬主としての効率を考えれば、走らなくなった馬は、たとえそれで肉になってしまう運命であろうとも、気にせずにすぐ手放した方がいい。 優秀なものだけを残して、さらに馬をつくり出していくという大原則からすれば、情を絡めたやり方は正しいとは言えない。だが、すべてを同一のセオリーでは括れないのが、勝負の世界の面白いところだ。この場合は、馬主の示した情に、勝負の女神が微笑み返した。もっと感傷的な表現をすれば、馬が恩返しをしたと言えるかもしれない。 生粋の地元育ちのスターの登場 トウケイフリードが元中央馬を負かして、時代を変えた 架空中継の注文 「遠征すると、挑戦者だという気持ちになれる」 前夜祭がずっと続いていたようなもの パドック 過去最高の出来 鞍くら
    美浦村(みほむら)は茨城県稲敷郡にある霞ヶ浦に面した村。茨城県内で2つしかない村の一つである(もう一つは東海村)。
    一月なのにフェブラリーステークス 地方対中央の図式 既成の権威の一角を、岩手からやって来た馬が鮮... 続きを読む

  • 競走馬、メイセイオペラを取り巻く、人間像。それなりに書けてはいるが、
    もう一つ物足りない。ノンフィクッションでは仕方がないにかも知れないが、
    深堀が欲しい。

  • 「地方が中央を制す」地元新聞紙上の一面を飾ったフェブラリーステークス勝利。私も現場で見れて感動しました。未だに地方馬はJRAのGIを勝っていないということを考えても、快挙でした。そんな馬を出生から出世してゆくまでを描いた作品。瀕死の重傷を負ってからの回帰。そこからの驚異的な成長。アブクマポーロとの激闘。そして栄光を掴み、、、地方競馬ファン必読の名著だと思います。しかし、現状の地方競馬をみると悲しくなるものがあります。
    また、主戦ジョッキーだった菅原勲の引退も感慨深いものがありますね。

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砂の王メイセイオペラはこんな本です

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