憑神

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著者 : 浅田次郎
  • 新潮社 (2005年9月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104394029

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憑神の感想・レビュー・書評

  • 幕末の時代、旗本である主人公がひょんな事から不幸を齎す三神に取り憑かれる。大分悲惨な内容な話なのにどこかおかしみがありまるで喜劇を観ているようだった。キャラクターそれぞれに愛嬌があり憎めない点は矢張り浅田次郎物。後半にかけて少々手抜きを感じなかった訳ではないがくすっと笑えてじーんとくる一冊。

  • -2016/10/24
    運の良し悪しに囚われ、拗ねた生活が続いた。貧乏神疫病神死神という三神と暮らしを共有する吉之助に憧れる。

  • 2015.08.16
    貧乏神に疫病神に死神。この作者ならではの終わり方。武士を描いている。

  • うっかり三巡の祠に手を合わせたばかりに、貧乏神・疫病神・死神に取り憑かれる武家の次男坊「彦四郎」のお話。
    彦四郎という人物像が、前半は「婿入り先から叩き出されやさぐれたニート」から、後半になって「武士の鑑」になったのに違和感を覚えた。
    物語としては面白いが、ラストが綺麗にまとまったと見せかけて唐突で雑な印象なのが残念。

  • 疫病神や死神に取り付かれてしまう話。幕末を舞台に貧乏侍が武士道を忘れず生きて行く。

  • 読了直前までは、5つ星だとおもってたんだけど、ラストが不時着な感じで寂しかったかな。

  • 三人の神がよかった。
    主人公は神に勝ったけど、妻と子供はどうすんだよ……。糞兄貴が妻美人とか行ってたぞ。

  • ブクログ最初の投稿は浅田次郎でした。

    憑神。どんな話かと思ったら、あんまり嬉しくない神様の話。
    幕末〜明治の変わり目に、これまた時代に取り残されたような御徒士が主人公。でも、浅田氏の視線が優しいのだ。
    武士道とは死ぬことと見つけたり。果たして現代に生きる我々はその覚悟が出来ようか?

  • 面白いよ!って勧められて読んでみた。確かに、読んでるとイメージが色鮮やかに膨らんできて、出てくる人たちがとってもチャーミング(シュール?)でおもしろかった。

    それとともに、浅田次郎さんが考えている哲学みたいな「お硬いこと」も随所に見えて、『おおお!』って思わず唸ってしまうようなキラーワードもあった。

    浅田次郎さん、初めて読んだのだけれど、ぽっぽや書いてる人なのね。面白いわー

  • やはり映画より原作がいいですね。

  • 〈内容〉婿入り先から追い出され、職を失い、すがった相手は神は神でも人に仇なす厄病神。時は幕末、動乱の世に、貧乏旗本・彦四郎の選んだ真実の生きる道とは。

  • 何ともいえない。
    深みがありません。。

  • 「限りある命が虚しいのではない。限りある命ゆえに輝かしいのだ」この台詞がこの物語の全てだと思った。

  • 三厄の神々に取り憑かれながらも己の忠義にまっすぐに生きた御家人の話 序盤は賑やかだが終盤は泣ける

  • まるで落語のようなノリの序盤からは想像できないラストだった。ふと映画『ラストサムライ』を思い出した。
    役職やら体制やらの事はややこしくて理解し切れなかったけど、細かい事は気にせず読み進むべし。
    主人公が変わっていく様がジンとくる。

  • 貧乏神、疫病神、死神、それぞれ個性豊かな人情味溢れるいい神様たちw
    この魅力的なキャラクターが浅田次郎作品の真骨頂ですねえ。
    主人公彦四郎もよかった。馬鹿がつくほど武士道にまっすぐで律儀で忠義者。
    最後にはこういう人が周りの信用を得るんですよね。ラストシーンかっこよかった!

  • 読み終わったあとのこの感覚,まさに浅田ワールド.

  • 幕末,御徒士の次男別所彦四郎は,不遇であったが,
    あるとき酔って土手の下の祠を見つけ,拝んでしまう。
    それは「三巡稲荷」という,貧乏神,疫病神,死神が順番に
    憑いてしまうというという霊験あらたかなものだった。

    いかにも浅田次郎らしいストーリーで,コミカルな中にもしんみり。

  • 好き!

    神様も色々。 人も色々。

    八百万の神。 侍。 やっぱり、好きだね。

    神様も人情。

    人は人情。 そして、侍は生き様!

    日本人ならではの誠実さ、勤勉さを大切にしたいと思った!

  • 全ての登場人物が魅力的。特に主人公の人柄に共感が持てる。終始明るい作風の中、自らの武士道を全うするラストにグッときます。

  • かなり面白かった。貧乏神、疫病神、死神に取り憑かれた主人公。

    最初の2つの神は他の人へ振ってしまうが、最後の死神だけは自分で受け持つ。幕末の将軍の影武者として幕府の立派な負けっぷりのため、上野に死に場所を求める。武士とは何かを真剣に考え、一つの考えを貫き通した主人公の生き様(死に様)をちゃんと書いた作品。

    よくある妖怪(?)を題材に面白おかしく書いた小説とは違い、主人公の徳川家の武士としての自覚が生まれる過程、そしてその決断、武士道を表現した、大変気持ちの良い作品。

  • 数年ぶりに読み返したけどやっぱおもしろい!!

  • 幕末ってどうも胡散臭い腹黒い人物ばかりなイメージだけど、自分の道を貫く、こんなかっこいい男もいたんだろうね。

    登場人物皆が個性的で面白い。

  • 文武に優れながらも、しがない出戻り貧乏旗本でしかない彦四郎が、ひょんなことから貧乏神、疫病神、死神の三神に憑かれてしまったことで、己の生きる道を掴み取っていく。
    浅田作品お得意の「武士道」を軽いタッチで描かれていた。スラスラと軽く読めて良かったのではあるが、「武士道」に何が何でも拘る主人公を描くなら、やはり「壬生義士伝」かなぁ、、、。

  • 疫病神を拝んでしまった御家人・別所彦四郎。もともとの貧乏に加え、神様の数だけ不幸が舞い降りる。
    まだまだページがあるけどここで終わっちゃうんじゃないかと心配してしまうほどの不幸にも関らず、ちょっと笑えてしまうところもあるのは、さすが浅田先生だと思います。
    文庫版の表紙は、読み終わってからもう1度眺めると、ニヤリとしてしまいます。

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