人生に生きる価値はない

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著者 : 中島義道
  • 新潮社 (2009年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104397068

人生に生きる価値はないの感想・レビュー・書評

  • それでも俺は飯を食う……

  • 人生は何の保障もなく無意味であり、いつ終わりが訪れるかわからない。どれだけこちらが信用していても人は裏切るものだ(逆に自分も信頼してくれている誰かを裏切っているかもしれない)と気付き、とても行き詰まっていた時に、そんなに頑張って生きなくても良いのではないか、と気付かせてくれた一冊。
    人生に余り多くのことを期待せずに、自分なりのささやかな楽しみを探しながら生きていくしかないのだ、と感じた。結局は自分自身の人生なのだから、自分の選択で人生を進めて行くしかないと張り詰めて考えていた時期にこの本を読んだことでかなり楽になった。

  • 「人生に生きる価値はない」のタイトルを見た瞬間に読みたいと思いました。
    人生をどう生きるべきか、正しく生きるとは何なのか、自分の使命とは何なのか、という事を悩んでいた自分にとって、「そんなものは最初から無いんだ」と誰かに言ってもらうことで、救われる気がしたからです。
    自分は「人生を半分降りた」という中島さんのような生き方をしようとは思いませんが、世界の認識の仕方には大変共感しました。自分が子どもの頃からどこかで感じつつも、しっかりと捉えられなかった、あるいは見ないようにしていた部分を、はっきりと示してもらえたという感じがします。
    しかし、「生きる価値がない」と解った上で、それでも始まってしまったこの人生をどう生きるのか。それはまた自分自身で考えていくべき問題だと思っています。

  • 中島節炸裂!"人がいい"人には読み進められない。中島先生ェ...

  • なかなかにインパクトのあるタイトルに惹かれて手にとった本。哲学者である著者のエッセイ集みたいなもので、根本的な思想は共通しているものの、タイトルとあまり関係ない項目も多々ありました。

    著者は、生きる目的や理由、仕事の意義や必要性について、「そんなものはない」とバッサリ切り捨ててます。その他、ニヒリズムに包まれた著者の思想は、哲学書をあまり読んでこなかった私には難解な部分も多かったですが、共感できる箇所も多々ありました。

    どうせ最後は死んでしまう人生、いずれは全てが無くなってしまうこの世界で、どう生きるべきかが問われている気はしています。

  • あいかわらず、いいタイトルでにやにやしちゃう。
    『現代学生気質』では、中島ゼミに入りたかったなと思う。
    『人間嫌い』もおもしろかった。
    『世界は消え続けてきた!』が一番納得したしおもしろかった。

  • 中島義道の解説は非常にわかりやすい。

  • 人生に生きる価値が内包されていないのか、どんなに生きても生きる価値はないのか。生きる価値があると思い込んで生きる価値を探す虚しさを言うのか。
    著者はかつては哲学に価値がないと言っていた。それが最近は新たな哲学の価値を見出したという。

     この「世界」から「私」が消えること、離れることが死ぬことだとの認識からそれは同時に「私の世界」からこの「世界」が消えることをも意味している。
    もし死が「私」そのものの消滅でなく、「私」のこの「世界」からの消滅だけを意味するならば、それは単に遊園地という客観世界から抜け出た私の新たな日常の世界の始まりを示すに過ぎない。

     エピクロスの「死は私とは関係ない」論法は死を「私存在の死」と捉える所で成り立つ。しかし、それが単なるこの客観世界と私の認識世界だけの解離を意味するならば死は私にとっての死であり、この世界にとっての死でもある。それは恋人が別れるときに片方が別れて片方が別れていない状態があり得ないように、世界と私の一方的な死があり得ないのと同じである。

  • “一人のエゴイストの主張”として読みましたが。 

    まー、後半は哲学にノータッチの私にはキツかったな。文章が進まない進まない。(笑)

    でもま、もう一回くらい読み返してやろうと思えた本(内容)でした。


    全ては“無”なんです…(?)

  • うんん。
    難しいね。
    納得いくこと、いかんこと。
    僕は勝負する気持ちはまだ捨てられませんな。

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