黄泉がえり

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著者 : 梶尾真治
  • 新潮社 (2000年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104402014

黄泉がえりの感想・レビュー・書評

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  • 映画はすでに観ていたが、分厚めの文庫本は、内容が濃い。
    ただ複数の登場人物の別々の視点による描写かと思っていたら、宇宙を旅する謎の存在が近くを持って行くという描写がたまに挟まれ、作者の深い設定を感じさせる。

    淡々とした客観的描写だが、時折ぐっとくる登場人物の行動(心理、情感の現れ)がある。映画ではメインとなる音楽家をいじくりまわしたりしていて、もうひとつ主人公たちの最後にも泣けなかったが、小説ではラストに向かってどんどん別れが盛り上がり、じわっとくる感じがする。
    泣ける感じではなかったが、小説の方が良かった。途中歌手などが生きていることを実感する描写なども、良かった。ただ、亡くした旦那が蘇った夫婦の旦那だげか最後に消えなかったのは、イマイチ。それなら他にも生き残る人が大勢いるはず。

  • 死んだ家族が生き返って突然帰ってきた。
    熊本でそんな怪異が大量発生した。
    黄泉がえった人々は一度死んで生き返っているから
    どこか悟りを得たようなところがあって
    みな優しさや感謝に満ちている。
    そしてその家族や友人など回りの人たちに
    癒しや赦しを与えていく。
    しかし、そんな日々がいつまでも続くわけではなく
    最後には別れが待っている。

    というお話だった。
    一度しかないはずの命の続きを描くことで
    逆に一度しかない命の大切さを伝えたり
    心を持たない"彼"が最終的に心を持つ部分で
    心(特に愛情や優しさや思いやりなど)が
    いかに素晴らしいものかを見せたりする感じなんやろな。

    正直なところ、僕には可もなく不可もなくみたいなお話に見えた。
    心を持たない"彼"が人間に影響されて心を持ったのも
    個人的には「なぜ?」って感じやったけど
    その心が善良であったところにさらに「なぜ?」が浮かんだ。
    まぁ端的に言ってしまえば性善説で書かれた作品なんやろけど
    醜悪な心を必死に飼い馴らして何とか生きてる僕は
    性善説に馴染めない人間なので
    この物語にも馴染めなかったんやろな。
    淡々と読み終わってしまった。

  • 分厚さの割には、ずしんとくる読み応えはなかったかなという印象。
    キャラクターがあまりにも分散し過ぎていて、一つの事象をなぞっている雰囲気は出ていたものの、それだけなので面白みはあまり無かったかなと。

  • 恐怖系の話ではなく、泣ける系のホラーだが、”黄泉がえり”に個人や社会の反応が肯定的過ぎて、感覚的についていけなかった。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/12541211.html

  • 単なるファンタジーかと思っていたら、SFファンタジーだった。

    そこそこ面白かったけれど、死んだはずの人(周平)が騒動が終わっても生き残っていたのは、こんな例外やめて~、と正直思った。

  • 映画を先にみたけど、本の方がオススメ!泣ける!

  • いったん失ってしまったからこそ、その愛はより深いのかも。感動で泣けます。映画は曲もヒットしましたね♪

    PN. あややフラペチーノ

  • 阿蘇の水害があり、この作品を思い出しました。

  • H23/11/14

  • よみがえってきた人たちが、
    穏やかで聡明な感じになっている…という
    設定がとても良かったです。
    ゾンビとは反対で、こちらの世界観の
    ほうが、むしろあり得る感じ。
    「色空是色」「空色是空」の深い洞察を
    かいま見せていただきました。

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