あねのねちゃん

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著者 : 梶尾真治
  • 新潮社 (2007年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104402038

あねのねちゃんの感想・レビュー・書評

  • 孤独で寂しかった幼い日、遊び相手だった「あねのねちゃん」。今はそれが想像の産物だと分かるが、当時は唯一の友達だった。ところが、失恋を切っ掛けに、OLになった玲香の前に、再び「あねのねちゃん」が現れた。

    表紙もかわいらしいし、読み始めると孤独な子供時代をすごした玲香が自分の心が作り出した幻の友達「あねのねちゃん」と遊ぶというちょっとファンタジーっぽくていいなあと思った。
    途中まではそううだったのだが・。なんで、突然、「離人陰陽丸」なんていう薬が出てきて、化け物になった母親とあねのねちゃんが戦うの?これは何?何なの?
    バカバカしくて情けなくなってしまった。
    梶尾真治さんが何でこんな話書いたのだろうと思ったけど、この話はもともと「ケイタイ小説」で連載していたものらしい・・。ほとんど本を読まない人には面白いかもしれないが、いくらなんでもちょっとこれはと思ってしまう私の頭は古いのだろうか?

  • おもしろかった。グイグイ引き込まれた。やはり、この人のはキャラメルと合うと思った

  • 前半は玲香のこころが生み出すあねのねちゃんとの話しかと思いきや、中盤はホラーチックになり、後半はファンタジー?なのかよくわからない展開だった。
    ハッピーエンドだけど、これはちょっと無理やり感があり…梶尾さん、、、どうよ。

  • 自分だけに見えるともだち、あねのねちゃん

    幼児の頃、孤独だった主人公の隣にいつもいてくれた存在。
    それが大人になってから再び現れ
    しだいに制御できなくなってくる。。

    ファンタジーかと思いきや
    まさかの展開にびっくり
    中国の怪しげな秘薬って・・・(爆

  • 子どもの頃に居た自分にしか見えないお友達「あねのねちゃん」
    自分を誰よりも理解してくれて、寂しさを感じさせないお友達。
    ファンタジー要素としては、誰もが抱く感情を上手く描いていたと思うけど、最後のオチがちょっと残念。

  • ずいぶん前に読んだから?それとも面白くなかったのかな?内容忘れた。

  • あねのねちゃんが現れるまでの、主人公の気持ちがすごくリアルで。
    読んでいる私まで辛くなって涙ぐんでしまった。

    だけど、救いの神であるあねのねちゃんは結構残酷。
    途中からかなり暴走を始め、これってホラーなの?なんて思った。

    後半怪しげな薬の名前が出てきてから、なんだこの話は!?と驚いたけど、ラストは感動。

    一言で言うと不思議な話だった。

  • 図書館で借りました。

    幼少時の想像上の友達、と言うテーマです。確かに誰にも言わないけれどもこんな友人が居たら良いなあと作り上げた空想の友人が居たことがありました。Calvin&Hobbesのホッブス程個性的なキャラではありませんでしたが。

    自分が抑圧してきた願いや行動を自分にとって代わって行ってしまう存在、と言うのはなかなか恐怖だな、と思いました。でもどうしようもない時にそっと側に居てくれる存在があったら良いのになあとは思います。

  • ■他の人には見えないけれど、自分には見える。玲香にもそんな経験がある。孤独で寂しかった幼い日、遊び相手だった「あねのねちゃん」。今はそれが想像の産物だと知っているが、当時は唯一の友達だった。ところが失恋を切っ掛けに、OLになった玲香の前に、再び「あねのねちゃん」が現れた。当時の姿、そのままで―。懐かしくて新しい、ファンタジックな"あなたの友達"の物語。

    ■■正直なにに分類すればいいのか悩む話。ファンタジーなのかホラーなのか。心理学的なお話なのかと思いきや、最後の最後でたんなる不思議魔法系のお話だった。ある意味ぎゃふん。正直都合の良すぎるオチと、結局のところ何が成長したのかわからない主人公に、不満を覚える。文章は読みやすかったですが、キャラがイマイチでした。

  • 他の人には見えないけれど、自分には見える。玲香にもそんな経験がある。孤独で寂しかった幼い日、遊び相手だった「あねのねちゃん」。今はそれが想像の産物だと知っているが、当時は唯一の友達だった。ところが失恋を切っ掛けに、OLになった玲香の前に、再び「あねのねちゃん」が現れた。当時の姿、そのままで―。懐かしくて新しい、ファンタジックな“あなたの友達”の物語(「BOOK」データベースより)

    自分だけに見えるともだち、あねのねちゃん。
    彼女はとってもかわいかったのだけれど、話の後半はB級ホラー映画のような展開だったなぁ。
    もうちょっと爽やかな話かと思っていたのでやや拍子抜け。
    ファンタジックな話では・・・、なかったな~。

  • ●あらすじ●
    万事に控えめで、消極的なOL・玲香。突然恋人にふられ、職場でもうまくいかないことが続き、全てに絶望しかけていた彼女の前に、幼いころの空想上の友だち「あねのねちゃん」が現れます。空想上の友だちであって、実在しない存在のはずのあねのねちゃんは、玲香をフッた元恋人や、ひどい扱いをしてきた上司や同僚に復讐を実行します。しかし、あねのねちゃんの行動は、どんどん過激にエスカレートしてゆき……

    ●感想●
    誰でも、つらいことや悲しいことがあったとき、どんな話も親身になって聞いてくれて、一緒に悲しんだり、怒ったりしてくれる友達が欲しい、と思ったことが、一度はあるのではないでしょうか。
    この本は、まさにその、自分にしか見えないはずの「友達」が、現実に、さまざまな騒動を引き起こします。
    見た目は赤毛の可愛い幼い子供である「あねのねちゃん」の行動は、しかし、創造主であるはずの玲香にも制御ができなくなっていきます。
    あねのねちゃんは、自分が生み出した空想上の存在ではないのか?その証拠に、自分以外の誰にも見えていないようだ。それなのになぜ、現実の人間に触れたりすることができるのか?このままいくと、どうなってしまうのか…
    結末はぜひ、本を読んで確認してください。
    なかなか奇想天外な展開で、生徒にも勧めやすいかなと思いました。
    こういうツッコミどころ満載な小説がだんだん少なくなってきてるような気がして寂しいですな。

  • シンプルで自分の願望をかなえてくれる素敵な作品でした。
    気が弱くて自分の思いをストレートに伝えられないそんな主人公を補佐してくれるかのようなイマジナリー・コンパニオンのあねのねちゃん。
    本当は他人には見えないはずなのに、いつの間にか制約がなくなって・・・
    それがなぜなのかは、作品のお楽しみなのですがさっと読めて後味のいい思いを残してくれました。

  • イマジナリー・コンパニオン【心理学用語】
     実在しない友達。孤独な幼児が、それを補填するために作り上げた《想像上の友人》。そのため、自身に対して、おむね肯定的な立場として存在する。姿の可視・不可視にかかわらず、当人にとっては、確かに存在する。

    極度の人見知りで友達がつくれず、仕事で忙しい両親。孤独だった『玲香』の隣に、気がついたらその女の子がいた。名前は『あねのね』。他の人には見えないようだったが、その子のおかげで、少しずつ他の子とも話せる様になり、やがて、『あねのね』はいつのまにか消えていて、『玲香』も思い出すことはなくなっていた。

    大人になった『玲香』が、職場の対人関係や、裏切られた恋人の事で、不安定な精神状態になっていたとき、再び『あねのね』があらわれた。幼児の姿と、無邪気さはそのままに、思考能力は成長している彼女は、残酷性も併せ持っていて、やがて、『玲香』だけでなく、周囲の人にも影響を及ぼすようになっていた。


    私も空想(妄想)好きなので、なんとなく分かる気がしますが、こういう存在を作り出しちゃう場合があるそうですね。いや、私とはレベルが違うだろうが・・
    その子にとっては、唯一の味方である存在。そりゃあ、誰もいない空間へ話しかけてたりしたら不気味だけど、そのおかげで、自信がもてたり、だんだんと、実際の人ともコミュニケーションがとれるようになれば、自然と消えていくのだから、そう悪いものでもないような・・どうなのかな?医学的には。

    で、この本の場合は、「そっちに行くんかい!」てな感じになっちゃたけど。チラ読みしてた家族が、「ファンタジー・・?」っていってたけど、なんか活劇のようになってますが?そりゃー、ファンタジー=空想小説と教えたのは私だけどさ。
    なにはともあれ、前半でしっとりとした話だと思っていたので、ちょっと違和感が残る読後なのでした。

  • 装丁や、題名から考えられないまさかの展開。
    こんなSF(?)バトルな展開になるとは思わなかった。
    途中からホラーのようになったのにも驚いたけど、
    更に、ラストに向けて怪物のバトル展開になったのはもっとたまげた。
    ホラー路線でいった方が、まだ、良かった気がする。

    好みではないけど、どうなるのか続きが気になったのは事実。
    でもどうなのかなァ…これ。
    作者は真面目に取り組んで書いてなさそうな気がしなくもない…。

  • 冒頭は、寂しい子供が架空の友達を作り出す?引き込まれましたが、途中からわけがわからなくなりました。
    中国のお薬って・・・
    あねのねちゃん、ちょっとこわいけどかわいいです。

  • カジシン、ホラーっぽいこともします。
    いや、『黄泉がえり』もホラーっぽいですが、まだ叙情的なものがあるような気がするんです。
    これ、あんまりないから。

    装画 / サカイノビー
    装幀 / 新潮社装幀室
    初出 / <新潮ケータイ文庫>2006年12月1日〜2007年6月18日配信,
    加筆修正あり。

  •  あねのねちゃんは、玲香を元気にするために存在する女の子。イマジナリー・コンパニオン(実在しない友だち)で、孤独な玲香が創り上げた架空の友人なのかと思ったら、、、そうくるか!意外な方向に行って驚いた。 もうちょっとエピソードが欲しかった気がするけど、広げた風呂敷はきちんと畳まれてるし、いい感じな終わり方だったと思う。 

  • 2008年3月9日 図

  • この人も上下の激しい人だなぁ。表紙カバー折り返し部に「イマジナリー・コンパニオン」の解説があるのでてっきりサイコロジカルな話だと思って読み始めたら、最後はとんでもないことに…。読後「初出 新潮ケータイ文庫」とあるのに気づき、さもありなん orz。できることなら★ゼロとしたい。

  • 20028.02.24. ごめんなさい。すーっと読み飛ばした。その証拠に、タイトルとその女の子をずっと「あのねのねちゃん」と思っていた。ここで確認して「あねのねちゃん」だと知り、愕然・・・。読み飛ばすにしても、もうちょっとちゃんと読もう。にしても、「あのねのね」のほうがよくあるし通りがいいと思うんだけど。ストーリーは、後半トンデモ。なんでそっちにいっちゃうんだ。

  • イマジナリー・コンパニオン
    =(心理学用語で)実在しない友達。

    ある心理状態になると、幼児期に想像上の友人を作り上げる事がある。

    主人公玲香にも、子どもの頃イマジナリー・コンパニオンがいた。

    その名も『あねのねちゃん』

    通常、イマジナリー・コンパニオンは幼児期だけに現れるもの。
    玲香もそうだった。

    しかし。

    十数年後のある日、突然『あねのねちゃん』が再び現れた…。


    …表紙見て、ほんわかした話かと勘違いして読み始めました

    この本、ある意味すごい怖いです。
    『あねのねちゃん』の役目は、玲香の「行動したいけどできない」鬱積した深層心理を読み取り、それを玲香の替わりに実行していく事。

    人間の内に秘めた狂気を思い知りました。

    後半から『あねのねちゃん』やその他の謎が次第に解ってくるんですが、ちょっと意表を突かれました。

    でも梶尾さんらしいかな。


    これ読んだ後、みんな家族に聞きたくなるはず。

    「小さいとき、私に想像上の友だちいなかった?」

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