杏奈は春待岬に

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著者 : 梶尾真治
  • 新潮社 (2016年3月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104402052

杏奈は春待岬にの感想・レビュー・書評

  • カジシンらしいと言えばらしいのだが、終盤のあまりの辻褄合わせ的なご都合主義は物語として如何なものかと思った。

  • 図書館の福袋本。

    切ない・感涙などと福袋には書いてあったのですが、読んで涙を流すことはありませんでした。
    恋愛小説が苦手だからでしょうか、小学生の頃の初恋に、捕らわれ続ける男(健志・浩志)も、女(梓)も、理解しがたいものがありました。

    特に、主人公の健志の、親や祖父母に対する感情が、杏奈との関係に、どう利用できるかという事のみにあるようで、読んでいて不快でした。

    祖父の店を継ごうとしたのも、杏奈の近くに居たいが為。
    祖父が亡くなって、店の切り盛りをするのかと思いきや、手伝いはするものの、祖母にまかせて勝手気まま。
    祖母も亡くなり、父も亡くなり・・・
    店を閉めても、母の元に戻って暮らすのではなく、春待岬の屋敷で暮らし杏奈の帰りを待ち続ける。

    杏奈以外の人に対する無情さを見ていると、感涙などどうやっても起きない。

    なぜ未来からタイムトラベルしなければならなかったのか。
    クロノスの故障を知ってからの高塚と秋彦など。
    SF要素が、もっと詳しく盛り込まれていたら、もう少し楽しめたかも知れません。

    杏奈に会えた日々と、会えない間の無気力な日々の繰り返しを読むだけで、たいした盛り上がりも無く、正直読むのが苦痛でした。

  • 桜の咲く時期にだけ現れる少女杏奈を一途に思い続ける健志。隣にいるのが自分ではなくなっても、ただ杏奈のためだけを思う・・・。確かに、究極の恋物語。切ない。

  • ラストが切なすぎる…私には耐えきれないくらい切ない( TДT)


    自分の人生にとって、何が大事か?
    人生が充実してるって何?


    って事が考えさせられるお話でした。

    所々説明っぽい感じがあって、ちょっとすっ飛ばし読みましたが(ごめんなさい(。>д<))、SFはあんまり読んだことがなかったので興味深かったです。


    でもでも切なくて、ちょっと本当に耐えられない笑

  • 健志さんが気の毒過ぎます…

  • 【ネタバレ】久々のタイムトラベル・ラブロマンス。タイムトラベルについてはちょっと理解できなかったし、ラブロマンスとしては余りに切なすぎてやりきれません。

  • 少年の恋物語だと思っていたのですが(確かに長い恋物語ではあるが)、ちょっと違いますね。
    恋する少年は強い。

  • 2016年3月新潮社刊。書下ろし。梶真さん、お得意の時間ものファンタジー。後半で少し事情説明めいたところもあるものの、基本的に謎は謎のままにしたお話。カズヨシ兄ちゃんこと荒戸さんの狂言回しが、良い味出してました。

  • 主人公以外の存在に対する扱いが酷い。それだけ主人公のヒロインに寄せる想いが純粋だといいたいのだろうか。

  • 途中までの物語はとても素敵でした
    ただ、三分の二以降
    何か息切れしてしまった感を
    覚えてしまいました。

  • 初恋=最後の恋
    この恋だけは、時空を超えると信じているー。

    白瀬健志小学四年生の10歳。
    祖父母の住む天草の西にある海辺の町で春休みを過ごすことになる。
    町の人々が春待岬と呼ぶ美しい桜並木が見える岬の、
    突端部分に洋館が一軒だけ建っていた。
    そこに住む美しい年上の少女に僕は一目惚れした。
    でも、その時は知らなかった。会えるのが桜の咲いている間だけなんて…。
    それが彼の人生を変えてしまう。
    彼女は17歳の杏奈。彼女が明彦兄さんと呼んでいる人は老人だった。
    数年を経て明かされた真実。
    杏奈と兄の明彦は遥か未来からクロノスで逃げて来た。
    しかし、杏奈だけ時間の狭間に捉えられてしまった。
    時の檻の中に閉じ込められて桜の咲いている間しかいられない…。

    健志は小学生から一途にずっと杏奈だけを想って過ごして来た。
    その健志を一途にずっと想ってた梓…。
    梓の想いも切なかったなぁ。
    健志は桜の時期のその数日間があるからこそ生きていけた。
    そして大人になって、杏奈を救うために杏奈と結ばれることを願い
    クロノスの修理に全力を注ぐ。
    だが願い果たされぬまま時間は流れ自分だけ老人になって行く。
    杏奈との年齢にドンドン差が出来る事への焦り、諦め…切なかったなぁ。
    春待岬の屋敷で過ごす事によって、実年齢より数倍の速さでの老化。
    明彦・健志・梓・浩志・杏奈…それぞれの想いが切なかった。
    でも、健志の一生は無駄じゃなかった。
    とっても幸せな人生だったんじゃないかって思った。
    タイムトラベル…SFと純愛。余りにも無垢な純愛。
    切ないけど素敵なお話でした♪

  • やはりSFだったか。

  • 祖父・祖母のいる天草の海辺の町で、小学生の健志は春休みを過ごす。祖父の家からは、町の人々が春待岬と呼ぶ美しい桜並木が見える。健志は春待岬にある洋館で美しい年上の少女に出会い、それが彼の人生を変えてしまう。美しい少女は毎年、桜の時季だけこの洋館で暮らしていることを知った。未来からクロノスというタイムマシンでやってきた少女は、マシンの故障により時空間を彷徨う運命のなかにいた。健志はマシンを修理して彼女を救い一緒に暮らそうとするが、その願いは果たされぬまま無情に時間は流れ、健志は老人になってしまうが・・・

  • 梶尾真治さんの新作「杏奈は春待岬に」、2016.3発行です。「つばき、時跳び」の新しいヴァージョンでしょうか・・・。桜の咲いている数日の時期だけ春待岬に存在するさくら姫こと杏奈をめぐる物語です。時空を超えたラブストーリーです。ラストへの導き方に私としてはやや不満が残りますが、梶尾さんらしいといえば梶尾さんらしい作品だと思います(^-^)

  • 3月22日に発売というので、毎日色々な書店を探したのですが、すぐ売り切れてしまうのかなかなか手に入りませんでした。それで、もう我慢できずAmazonの力を頼ることに。

    初恋の想いをずっと持ち続ける人生なんてとても素晴らしいと思いますね。相当巡り合わせがうまくいかないと言うよりも、相当運に恵まれないと実現しないなあと思いつつ、自分の過去と照らし合わせながら読み進めました。前半は、随所に出る仕掛けを認識しつつ、もどかしさを感じるのも非常に心地良いものでした。しかし、後半はつじつま合わせの展開、やや強引な解決手法(成功に向けてのストーリー性)となり、少々テンションが落ちました。

    期待が少し過大だったのかもしれません。ということで、星3つにしてしまってすいません。進化したクロノスよりは未完成のクロノスのほうが断然好きなので、先生にはこれからもいろいろな不完全さを持つクロノスに対する人間の挑戦を愛を込めて描き続けて欲しいと思います。

  • 桜並木の岬のお屋敷に住むのは未来からやってきた兄妹、桜の咲く時期しかいられない杏菜に恋した僕の半生。切ないが暖かいSF

  • カジシンの本領発揮、なタイムトラベルラブストーリー。
    主人公もヒロインも自覚なき時間旅行をしている、という点が新しい。

    メインのヒロイン杏奈よりも、影のヒロイン梓の人生に思いを馳せてしまった。
    本人が幸せならそれいいのだけど、あまりに切ない。
    ていうか、なんでこんな男を好きになったのか^^;
    それが理屈では説明できない何かなのか。

    物語のカギを握るタイムマシンの名前は、
    カジシンファンなら特別な響きを持つ「クロノス」。
    これは、人物だけじゃなくアイテム・機械にも、
    スター・システムを導入したということでしょうか?

    全体を通じて、気持よくカジシン節に浸らせてもらった。
    あえて注文をつけるとすれば、
    終盤、ストーリーをたたむべく急いだ展開になりがちなこと。
    これ、「ジェノサイダー」時代からのクセのような気がします。
    紙数の関係もあるとは思いますが、
    読者が自然なスピードで余韻に浸れるのが理想。

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杏奈は春待岬にの作品紹介

初恋=最後の恋。この恋だけは、時空を超えると、信じている――。春待岬に建つ洋館。そこに住む少女にぼくは恋をした。でも、会えるのは桜の咲いている間だけ。なぜなら彼女は、時の檻の中に閉じ込められているから。彼女を救い出すためには、クロノスを――。オールタイムベスト級の感涙作「美亜へ贈る真珠」から45年。タイムトラベル・ロマンスの帝王が満を持して放つ、究極の恋物語。

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