どこから行っても遠い町

著者 :
  • 新潮社
3.48
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本棚登録 : 1048
感想 : 206
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104412051

感想・レビュー・書評

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  • なんだか、出てくるどの人も寂しそうだなぁ、と思いました。
    儚さのある文体で、お話もはっきりとした結末を迎えるのではなく、余韻を残す終わり方。好きな人は好きだろうけど、私の好みではないかな~。

  • 商店街に住んでいる様々な人の視点で語られる短編集。

    川上弘美さんのセンセイの鞄がだいすきで、他のも読んでみようと思って、パスタマシーンの幽霊と、この本を読んでみた。二冊とも面白いんだけど、いまいち引き込まれなかったなあ。大きな展開がない(いや、あるっちゃあるんだけど、親族が次々と亡くなったりとか、でも描写が淡々としてるから大きな出来事に感じない)せいか、同じような雰囲気の短編がただダラダラと続いてるように感じた。
    こういうひたすら日常生活を描いてる系の小説は私と相性が悪いのか、あんまりピンと来ないなと気づいた。江國香織の間宮兄弟しかり。

  • はいりこめなかった

  • 図書館で借りてヨカッタ

    よくある作りのお話
    グッとくるとこもなかったし
    ふーん…という感想

    何も言うことないので星は2つ

  • 1編1編、主人公は違うが、まえの話とどこかでつながっているので、なんとなく読み進められた。でも、こういう淡々とした短編は苦手。今日読み終わったばかりだが、すでにほとんど内容を覚えていない。カタツムリの殻のような小屋だけが、映像として印象に残ったくらい。

  • さらっと流れるように読む本ですね。ただあまり共鳴する場面が無かったので、心に留まらない気がします。

  • 男二人が奇妙な仲のよさで同居する魚屋の話、真夜中に差し向かいで紅茶をのむ「平凡」な主婦とその姑、両親の不仲をじっとみつめる小学生、裸足で男のもとへ駆けていった魚屋の死んだ女房...東京の小さな町の商店街と、そこをゆきかう人々の、その平穏な日々にあるあやうさと幸福。短篇の名手による待望の傑作連作小説集。

  • 2010May.7

  • 表紙のチョイス、よすぎます

  • 2009.07.20

著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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