- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104412518
作品紹介・あらすじ
恋を読む。恋に酔う。甘くせつない痛みが胸に広がるひそやかな時間-。5人の名手による、心うるおう極上の物語。
感想・レビュー・書評
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川上弘美さんの「天頂より少し下って」を読みたかったのだが、同時掲載の小池真理子さん「夏の吐息」、篠田節子さん「夜のジンファンデル」、乃南アサさん「アンバランス」、よしもとばななさん「アーティチョーク」全てよかった。サントリー社とのキャンペーン企画に掲載されたものらしい。「アーティチョーク」の中のおじいちゃんの持論、「朝が来るたびに、人は神様にその日使っていい分の力をもらう、それを一日精一杯よく使って、汚れなく、悔いがないように一日を終えて、神様に借金もしなかったら、気持ちよくお酒を飲んで眠ることができて、明日はまた明日の分のエネルギーがちゃんと天からやってくるのだ」が心に残った。
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好きな作家が増えるといいなと思って手に取りました。
しかし乃南アサさんがやっぱり好きだなと再確認したのに終わりました。
小池真理子さんもこの中の話よりももっとドロドロした掛け合いのある話のほうが好きでした。
他はとりあえず読みすすめたカンジでした。 -
5人の作家さんのオムニバス。
サントリーとのキャンペーンだったから、どの話にもお酒が出てきます。よしもとばななさんのお話がとてもお気に入り。
よいお酒を、よい飲み方で味わいたいと思いました。 -
川上さん目当てで手に取ったけれど、想定外によしもとばななの小説が面白かった。お酒が美味しそうに描かれる小説は好きだ。
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お酒が出てくる五つの話。お酒に小さな本がついていて、親が買ってきたそれは『アーティチョーク』で今でも持っている。まとめて読んでみると『夜のジンファンデル』も好み
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恋愛小説は幸せな内容が好きだけど
これはどれもちょっと大人な、やりきれない恋愛。
最後のお話がハッピーエンドで良かったな。
どの話もさらりと読めたけど、特に印象に残ったものもなし。 -
2011.08.24
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どの作品も、恋愛小説としてのクオリティ高し。
川上が頭ひとつリード。
そうそう、「あきらめるのもいいこと」なんだよね。
装丁もうつくしい◎