深川にゃんにゃん横丁

著者 :
  • 新潮社
3.46
  • (11)
  • (36)
  • (43)
  • (8)
  • (2)
本棚登録 : 234
感想 : 37
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104422043

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「髪結い伊佐次」シリーズを読んで、時代小説が好きになった私。特に宇江佐真理の小説は、とにかく登場人物が、あったかくて、人間くさくて、好きなんだ。
    「深川にゃんにゃん横丁」も、宇江佐さんらしい、人間味あふれる登場人物がたくさん。だけど、何というか、ドラマ性が薄い感じがしたなぁ。いつも宇江佐さんの小説を読んだ後は、すっきり!とか感動!とか、くっきりした気持ちになるんだけど、今回はそういう読後感がなかった。ので、星2つです。

  • ウエザ時代物は、何時読んでも心がほっくりする。人情に厚い雇われ大家の徳兵衛と同じ年の書役の富造やおふよさんが、猫がしきりと通る小さな長屋の人々が起こすさまざまなあれこれにちゃかを入れて、笑ったり気をつかったりのお話。ウエザものの中ではちょっと中だるみかな。

著者プロフィール

1949年函館生まれ。95年、「幻の声」で第75回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年に『深川恋物語』で第21回吉川英治文学新人賞、翌01年には『余寒の雪』で第7回中山義秀文学賞を受賞。江戸の市井人情を細やかに描いて人気を博す。著書に『十日えびす』 『ほら吹き茂平』『高砂』(すべて祥伝社文庫)他多数。15年11月逝去。

「2023年 『おぅねぇすてぃ <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宇江佐真理の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×