- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104422043
感想・レビュー・書評
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お江戸・深川『にゃんにゃん横丁』♪
そのあたりに住む猫たちの通り道になっている小路。
そこで暮らす人々の人情物語。
誰かが困っていたら、何のためらいもなく声をかけて助け合う。
そんな”おせっかい”が、温かかったです。
”おせっかい”って、今の世の中だとマイナスにとらえがちですよね。
でもこの時代は、かまう方もかまわれる方も、どことなくおおらかで、
心豊かな時代だったんだなぁと…。
期待したほど、猫ちゃんは登場しませんが、
猫がしゃべったんだよ~!とみんなでわいわいがやがや。
あれ?猫ちゃんってしゃべりますよね~?(笑)
そして、おつがさんとまだらの最期を見守る彼らの姿にジーンとしました。 -
深川の山本町にある通称「にゃんにゃん横丁」にはたくさんの野良猫が住んでいる。にゃんにゃん横丁の住人である徳兵衛、富蔵、おふよの3人は幼馴染。徳兵衛は裏店の大家を任されていることから、近隣でおこる数々の騒動に常にまきこまれる。全てが丸く収まる訳ではないけれど、どの話も人情味があり、素朴な人々が生き生きと描かれていて、楽しく読めました。野良猫たちもまた、可愛くて可愛くて…。怒りっぽくて、お節介やきなおふよさんの人柄がとても温かくて大好きです。
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人情もの。猫も絡んできて楽しく読めた。
時代物は苦手意識が強いんだけど、このくらい庶民の話だと入りやすい。 -
猫がたくさん暮らす長屋の横丁「にゃんにゃん横丁」に暮らす店子の物語。
やっぱりみんな猫はしゃべると思ってる。-
「やっぱりみんな猫はしゃべると」
どんな展開なんだろう、、、気になる。気になる本が増えて困るーーー「やっぱりみんな猫はしゃべると」
どんな展開なんだろう、、、気になる。気になる本が増えて困るーーー2012/06/14 -
>nyancomaruさん☆
自分ちの猫はしゃべるってだいたい猫飼いさんは思ってって…ていう程度のことです。猫好きなら楽しめる作品だと...>nyancomaruさん☆
自分ちの猫はしゃべるってだいたい猫飼いさんは思ってって…ていう程度のことです。猫好きなら楽しめる作品だと思います。2012/06/15 -
2012/06/15
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この作品は長屋に住む住人と,いつの間にやら多く住み着いた猫たち。それぞれが抱えた問題が、隣近所の助けや、猫の存在で治る。人情話。
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2017.11.11 読了
下町の猫がいっぱいいる横丁
にゃんにゃん横丁の人たちの話。
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「猫が見ていた」で澤田瞳子さんの「猫と本を巡る旅 オールタイム猫小説傑作選」で取り上げられていた本。
江戸の人情短編集。
猫は主役ではないが、近すぎず遠すぎずの猫の間合いで登場します。
ラストはにゃんにゃん横丁ならではの幕引きです。
猫の隠された能力?についても語られています。この本を読んでのお楽しみ。猫好きならもしかしてこんな経験はあるかもという内容ですが。 -
長屋ものだが、大家が主役。
こうるさい婆さん付き。
さしたる山もなく、ぶらぶらと読める。
香箱を作る。
たしかに猫は「うま、うま、うま」と言いながら食事する。 -
深川にある小路には、野良猫がいつも2,3匹はいることから、『にゃんにゃん横丁』と呼ばれている。
そこで暮らす人々の人情劇、てことなんですが。
はっきり言うと、おふよさんのキャラが私には合わなすぎて、途中で読むのを断念。
世話焼きのお節介キャラて言うことなんだけど、そのお節介さが尋常じゃなさすぎて。
自分が『いい』と思ったことには、人の気持ちも考えずに強引に進めてしまうところが、ついていけない。自分の正義が世界の正義だと思ってるの。
こういう独りよがりな人、ホント嫌い。
創作の中だから、それが結果オーライみたいになってるけど、もっと人の気持ち考えて、て思う。
あと、言うほど猫出て来ない。
ところで、猫のことを『にゃんにゃん』て言う言い方、江戸時代からあったの? ホントに?
私、宇江佐真理さんの本も読んだことがありません!
私の読書、どんだけ偏っているのか…(汗)
杜のう...
私、宇江佐真理さんの本も読んだことがありません!
私の読書、どんだけ偏っているのか…(汗)
杜のうさこさんのおかげで、またまた新たな出会いの予感~♪
ありがとうございまーす(^^♪
なんかほっこりするお話のようですね~
”おせっかい”大好きです!
この本、ぜひ読みたい~!
大阪人の私は”おせっかい”文化の中で育ってきました。
例えば…
八百屋さんで、「キャベツが欲しいけど、これは大きすぎる」と悩んでいたら、全く知らないおばちゃんが「姉ちゃん、はんぶんこしよか~」と言いつつ、「おっちゃん、姉ちゃんと半分ずつにして」って。
もう、こんなことが日常茶飯事でした。
でも、大阪を離れると、知らない人が気軽に声をかけてくれることは少なくなったなぁ…、と思うのですが。
これって、やっぱり関西だけなのかなぁ…
そう言いつつ、私はつい”おせっかい”をやいてしまうのです(;´・ω・)
余計なお世話になっていなければ良いなぁ~
私も宇江佐真理さんは、初めましてなの~。
時代小説が苦手でね…。
実を言うと、『みをつく...
私も宇江佐真理さんは、初めましてなの~。
時代小説が苦手でね…。
実を言うと、『みをつくし料理帖』が記念すべき時代小説デビュー!
デビューにして、あれほど素晴らしい小説に出会えたという強運の持ち主(笑)
私も本質はかなり偏ってると思う。
でも、基本欲張りなんだよね~。
なんでも読みたくなってしまって。あはは。
そういえばazu-azumyさん、大阪でしたね~。
おしるこの記事のとき、私も関東との違いに驚いたもの。
美味しいものは忘れない(笑)
いいね~、キャベツ半分こ♪
大阪のあったかい”おせっかい”すっごく好き♪
私は関東人なの。
でも小さい時から、転勤族だったから関西も住んでたことがあります。
そういえば、気軽に声をかけてくれたのは関西の方が多い気が…。
関東の人は、かけたくても遠慮しちゃうのかなぁ?
「関東の一個残し」でしたっけ?、そういう
気質なのかもね。
私も心配性だから、おせっかいやきたい人間なんだけど、
どうしよう~~と迷ってるうちにタイミングをはずしちゃうタイプ(笑)
azu-azumyさん、余計なことなんてないと思います。
”おせっかい”良いじゃない!
温かい気持ちからなんだから~。