- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104448012
作品紹介・あらすじ
流行評論の第一人者がいま、世に問う挑戦状。パーティ、エルメス、アルファロメオetc.の日々。ファッショナブル・プレッシャーに挑みマテリアル・ファシズムに抵抗する著者がスノッブな批評眼で切り取るコラム&エッセイ。
感想・レビュー・書評
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贅沢は敵か
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『エルメス』に紹介あり
読み始めたばかりだが、
何?この人⁈
おもしろすぎる、この本…
ただ、私は車に興味無いのが、ちょっとネ・・・。
p13 本来、贅沢とは、こういうエキセントリックな愛情によって、支えられているものではないか。
32多かれ少なかれファッショナブル・プレッシャーを抱えて生活しているのではないかと思う。
51この場合の消費は、刺激、または挑発と言い換えることもできる。
70エルメスは・・・ファッションを楽しもうとエルメスを持つのではなく、ブランドすごろくのあがりに早くいきつきたくて・・・バーキンをぶら下げているように見える。
80キャビアの黒、フェラーリの赤、シャンペンの金色
192(パークハイアットについて)
203外国人VIPへのお決まりの話題「京都」を持ち出した。
229ちゃんとした寿司が食べたければ「なか田」「次郎」
天ぷら「楽亭」「近藤」
285湘南に住むということ(私自身のことも考えた) -
「NAVI」や「FRaU」に連載されていたエッセイをまとめたもの。とはいえ、どちらの雑誌もあまりなじみの物ではないのだけれど…
筆者が女性のわりに、と言ったら失礼になるのだろうがクルマに関する目が肥えている。肥えていると言う表現も変かもしれないけど。自分があまり興味がないせいかぼ〜っと見ているクルマというものを的確にずばっと切っていくのは小気味いいと言っていいだろう。
そのほかの、ホテルやファッションの視点も鋭い。
読みやすいところもよいと思う