てるてる坊主の照子さん 下

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104451043

感想・レビュー・書評

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  • こんなに笑える葬儀を描いた小説家はなかにし氏だけじゃないかというくらい笑いました。何回読んでもいつも笑ってしまいます。最初に読んだときは涙出ましたからね。
    その前の冬子の涙で切なくホロリとさせられたのに、こんなふざけた話があっていいのかと。いいんです。岩田一家最強です。亡くなった当の本人だって空の上から笑っていることでしょう。
    なかにし氏の奥さんのお母さんが照子さんのモデルということですが、きっと実際の照子さんも魅力的なおもしろい人だったんだろうなーと思いました。
    じゃなきゃ娘婿がこんなに照子さんをイキイキと描けるはずがありません。みんなから好かれる、というか憎めないキャラだったんだろうなと思いました。
    毎回図書館で借りてきてるけど、そろそろ書店で文庫買っちゃおうかな。

  • パワフルな照子さんの閃き、そしてその決断に引っ張られるようにして歩む、大人しめの旦那さんと娘達の人生を綴った本。

    照子、強引すぎるよ。

    てるてる家族の原作。

著者プロフィール

1938年旧満州牡丹江市生まれ。立教大学文学部卒業。2000年『長崎ぶらぶら節』で直木賞を受賞。著書に『兄弟』『赤い月』『天皇と日本国憲法』『がんに生きる』『夜の歌』『わが人生に悔いなし』等。

「2020年 『作詩の技法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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