- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104469017
感想・レビュー・書評
-
読むたびに恋愛に臆病になります。
これ読んだの19の時だけど、歳をとるのが怖いと思ったようだ。
歳とっちゃったよちょうど世代だよどうすれば…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
愛したことが間違いなんじゃない。ただ少し、愛し方を間違えただけ―。完璧に家事をこなす妻を裏切り、若い女と浮気する木島。妻が化粧をするのを許さなかった原田。婚約寸前の彼女がいるのに社内で二股かれた洪一。仕事のために取引先の年上女性に近づく孝次…。裏切られても、傷つけられても、性懲りもなく惹かれあってしまう、恋をせずにいられない男と女のための恋愛小説9篇
-
男の目線で女を描く。
-
すべて男性目線から書かれている短編集。
ハズレがないですねえ。「言い分」「バス・ストップ」「分身」あたり、好きです。いい気になった男がラストに思わぬ手痛いしっぺ返しを食らうっていうパターンがどうも好きらしい(笑)
「濡れ羽色」のラスト、からすは何を言ったんでしょう。すっごく気になります。 -
恋愛ものとホラータッチの話が収録された短編集。
さくさくと読めるけど、さらっと流れちゃったりはしない。
いろいろな形の恋愛像が描かれている。
全作を読み終えて、恋愛ってホラーみたいなものかも知れないと思った。
「ここに行ったら出る」とか「こんな時間に行ったら出る」とかわかっているのに、ついつい行ってしまうホラーの『ベタ』みたいに。
駄目!と思いつつ、はまってしまう。そのまま取り返しのつかないところまで、落ちてしまう。
そんな感じ。
個人的には「言い分」「分身」「濡れ羽色」が好き。