しゃばけ

  • 2440人登録
  • 3.87評価
    • (398)
    • (412)
    • (500)
    • (21)
    • (8)
  • 396レビュー
著者 : 畠中恵
  • 新潮社 (2001年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104507016

しゃばけの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 江戸の大店「長崎屋」の一人息子「一太郎」。

    生来、体が弱くすぐに寝付いてしまう一太郎の出生の裏にある
    大きな秘密と、妖が見える謎が血生臭い事件と絡み合いながら
    人と妖の世界を楽しく、切なく、一気に惹き込んで見せてくれる
    しゃばけシリーズが大好き。

    妖よりも恐ろしい人の世界。
    人の欲にはきりがなく、時に自分の身さえ滅ぼしてしまう。

    100年を過ぎ大切にされてきた"物"には魂が宿り、付喪神へとなる。
    人が不老不死の夢を見るように、"物"は付喪神になることを願う。

    命あることはとても大切で、本能としても"生きる"ということを
    欲してしまうけれど、根幹だけに囚われて
    欲で目の前が見えなくなってしまうのは本末転倒でとても切ない。

    限りある時間を大切にしながら、その時間を周りにいるみんなと
    穏やかに幸せを持ちつ持たれつしながら大切に生きたいなと
    しゃばけを読むたびに心から思う。

    生きる命、生きたいと願った命、生きて欲しいと願われた命。
    すべてすべて大切で、生を受けるということは
    うれしいことばかりではないけれど、今ある命も、消えてしまった命も
    すべてが交わって1つの世界であることを忘れずにいたい。

    一太郎の優しさがすべてをあたたかく解いてくれるといいなぁ。

  • とうとう「しゃばけ」シリーズを読むことにした。
    体の弱い薬屋の若だんなと愉快な妖たち。一太郎はほとんど寝たきりという程体が弱いという割には、結構しっかりとした考えや知識を持っていて、頼もしいとまではまだ言えないが、今後シリーズを読んでいく上で好感の持てる主人公だった。周りの妖たちがまた愛すべきキャラクターばかりで、続きを読むのが楽しみだ。
    早速、家で物音が聞こえたら「鳴家だな!」と思うほど影響受けやすい私(笑)

  • 面白かった!完全に引き込まれた。江戸が舞台で妖が出てくる話は新鮮だし、様々な人や妖たちの関係や、長崎屋の秘密、謎が解けていく過程がよかった。

  • 笑うだけで命が危うくなるほど病弱な若旦那、一太郎と、彼を取り巻く妖怪たちが、謎の薬を求めて起こる連続薬問屋殺しの謎を解く時代物。

    少し興奮すると発熱して寝込んでしまう体ゆえに、砂糖よりも甘い両親に溺愛されている一太郎は、裕福ゆえ世事には疎いけれども、実はものすごく強い人。人間に化けて彼を守っている手代の犬神と白沢なんか目じゃない。

    一見妖怪たちと若旦那のほんわか人情モノ、に見えて、“どうにもならないこと”をどうにかしようとすることと、どうにもせずに受け入れること、の強さを突きつける物語。

  • 病弱な若旦那 過保護な両親 そしてもっと過保護な妖怪たち・・・

    おもしろいです。

  • すっかり大好物になっているしゃばけシリーズ、2作目からは全制覇しているがこの処女作は映画をちらっと見たのみ。そうかそうか、長崎屋の物語はこうしてはじまって、一太郎の出生の秘密はこういうことね!やっとはっきりわかった。だからこんなに病弱で、妖たちに守られているのね。なんか、まだ、鳴家のキャラがいまと違って、初登場で「お帰りなさいまし」なんて戸を開けてくれたりするからずっこけちゃった(笑)最初はきゅわきゅわしてなかったのね。。でも仁吉佐助一太郎はぜんぜん違和感ない。よほど作者の頭のなかでは長く練り上げられていたキャラだったのかもなぁ。わくわくするねえ。これを1作目に読んでいたらさらに感動したろうな、こんなに続きが読みたくなるストーリーに出会えて。出端はひと死にの多い事件だったんだなぁ。いやあいいよ、数あるベットルームディテクティブのなかでもやっぱ一番すきな設定かも。聡明で驕らず勇気の使いどころに長けた若旦那。それを守る登場人物(登場妖?)の魅力も含めて。いまや押しもおされぬ大人気シリーズ、新しいお話が待ちきれない一人です!

  • 2008年を振り返ると、私にとっては「江戸もの」がブレイクした一年でした。「居眠り磐音」シリーズに始まり、大河の篤姫にもハマりました。その一環で、この小説も職場の先輩にすすめていただきました。

    江戸の人たちのしゃべり、生きざま、人情、いろんなことが魅力的なんだよね~。
    この小説も、軽いんだけどそれだけでもなくてとっても面白いです。登場人物(?)すべてが魅力的。続編もずいぶん出ているようなので長く楽しめそうです。

  • コミカルな妖怪時代ミステリ、とでも言えばいいのか。面白くさらっと読めちゃう一冊。妖がばかばか登場して、当然事件もそれ絡み。「こんなのあり?」と思わないでもないけれど、妖が登場するのは前提だしね。それを踏まえた謎の提起もきちんとされてるので、ばっちしミステリでしょう。
    キャラクターも好感が持てる。とことん病弱で甘やかされまくってる「若だんな」は一見頼りなさそうなのに、実はすごくかっこ良いし。登場する数々の妖も魅力的。しかし一方で「尋常ならざる力を持っている」はずの犬神と白沢は本当に強いのかが非常に疑問(笑)。

  • 若だんなーーーーー!!!←

  • 新聞で紹介されて一巻を購入したのがきっかけ。現在も続編刊行中!
    妖怪もの&推理モノ??
    これは面白い。出てくる登場人物(妖怪はもちろん!人間もね)がとっても魅力的★ 皆 個性豊かに描かれてます。妖怪達と人間の考え方の違いがところどころにでてくるのも面白い。多分、ほんとに妖怪が人間と暮らしたらそうなるかもね。

    ○江戸の大店、薬種問屋の若だんなは一日に何度も死にかけるほどとっても病弱。そんな一人息子に大甘な両親と二人の手代実はこの手代、人間じゃあない。若だんなの周りにはなぜか妖怪達が集まっている。
    そんな若だんなが外出先で事件に巻き込まれる。妖怪達の手を借りて若だんなは事件の解決に動き出す。

全396件中 1 - 10件を表示

畠中恵の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
畠中 恵
荻原 規子
あさの あつこ
畠中 恵
畠中 恵
ZOO
乙一
畠中 恵
有効な右矢印 無効な右矢印

しゃばけを本棚に「読みたい」で登録しているひと

しゃばけを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

しゃばけを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

しゃばけを本棚に「積読」で登録しているひと

しゃばけの作品紹介

江戸の大店の若だんな一太郎は17歳。一粒種で両親から溺愛されているが身体が弱くすぐ寝込んでしまう。そんな一太郎を守るべく、手代に身を替えた犬神・白沢、屏風のぞきや小鬼が身の周りに控えている。ある夜、ひとり歩きをした一太郎は人殺しを目撃してしまう。あやかしたちの力を借りて下手人探しに乗り出すものの…。心優しい若だんなと妖怪たちが繰り広げる愉快で不思議な人情推理帖!第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。

しゃばけの文庫

ツイートする