うそうそ しゃばけシリーズ 5

著者 : 畠中恵

• 新潮社 (2006年5月30日発売)

感想・レビュー・書評

[youchan-fightさんの感想 · 2012年8月6日]

湯治に出かけた若だんなに降りかかる災難、事件。地震の原因ははたして？箱根の山を舞台に物語は展開する。

[とっこさんの感想 · 2018年5月13日]

第五弾。長編一本。

若だんな箱根へ湯治の旅に出るも、湯へ漬かれない。
自分の事しか考えない武士が嫌い。
ほんっとーにイラつく奴で、きっとまた裏切る。

小さな菅笠を被る旅装束の鳴家も可愛いし、
付く喪神に成り掛けていて動く印籠の蒔絵の獅子も可愛いし、
獅子に乗った鳴家は倍可愛い。

[motchmama09さんの感想 · 2017年3月9日]

若だんな、箱根に湯治に行く。ただ、若だんなの命を狙う者が現れたり、天狗に襲われたり、なかなか大変な旅となる。
ある考えに取り付かれた者はその他の考えを受け入れられない。凝り固まった考えを解きほぐすのは難解だ。日々、自分に自信が持てず悩むことは誰にでもあること。その苦しみからいかにして抜け出すかは若だんなのように迷いながらも前へ進むしかないのだと思った。

[a0061878さんの感想 · 2016年6月15日]

しゃばけシリーズ５作目。今回は長編１つ。若だんなが病を治すため湯治に行く…はずが、道中でお付きの仁吉と佐助はいなくなり、若だんなは誘拐され、あげくには天狗や地震に襲われ…あれ、湯治は？？短編より長編の方が好きだな。

[あおさんの感想 · 2015年2月19日]

若だんな初めての箱根旅。
誰もが悩み迷うが
それにケリをつけるのもやはり自分しかない。

【図書館・再読・2/19】

[あさちゃんさんの感想 · 2014年5月12日]

話が壮大すぎて、今までのほど入り込めずでした。
面白かったけど。

[natural723さんの感想 · 2013年5月15日]

しゃばけシリーズの長編。
箱根に湯治に来たのに人攫いに遭うわ、天狗に襲われるわで温泉に入れていない若だんな(笑)

[chakosukeさんの感想 · 2012年9月19日]

しゃばけシリーズ5。久しぶりの長編。
若だんなが箱根へ湯治にでたが、騒ぎに巻き込まれる。しゃばけシリーズにしてはわかりにくい書き方が多いように思う。いつも通りのドタバタだけど若だんなや手代達の良さが少ない気がするので⭐3。

[はしっこさんの感想 · 2012年4月25日]

≪内容覚書≫
「しゃばけ」シリーズ、第５弾にして、長編。
若だんな、湯治の旅に出る。
が、侍にさらわれ、天狗に襲われ、謎の少女と出会う。
おまけに佐助や仁吉とも離れ離れ。

さて、初めての体験づくしのひ弱な若だんな。
無事長崎屋に帰りつけるのか。

≪感想≫
箱根山の神、その娘の姫神、姫神の守役の天狗達。
さら謎の雲助に珍種の朝顔を命懸けで探す侍。

この新たな登場人物たちが、
若だんなを溺愛してくれないせいか、愛情不足。

これから若だんなが、
見事、彼らをたらしこんでくれることを、
大いに期待する。

仁吉や佐助は側にいないし、
屏風のぞき達は、ほぼ出て来ない。
シリーズ愛読者としては、物足りなさを感じてしまった。

しかし、湯治に行ったのに、
温泉に入っていない若だんなが気の毒すぎる。
できれば、温泉に入ってゆっくりする描写も欲しかった。
それだけで、もう少し、ほのぼのできたのに。

個人的に短編はあんまり好きじゃないのだけれど、
しゃばけシリーズは、短編の方がメリハリがあって、好き。

[icanさんの感想 · 2012年4月10日]

長編に違和感、最初のが長編だったから、2〜3作目あたりは短編に違和感があったのにね。

著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第１回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」