ゆんでめて

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著者 : 畠中恵
  • 新潮社 (2010年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104507122

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ゆんでめての感想・レビュー・書評

  • だいすきなしゃばけシリーズ♪なんかもう、安定してきたぶん、おおきな展開は期待できないのかなぁ、かといって、主役級になにかが起こるのも望んでないし、、というような時期に、えええ!屏風のぞきが!!そんな…。。。。。というパンチを与えつつ、最後には、それを見事に帳消しにするという。これはちょっと爽快だったし、なんか哲学的な学びもあった。どんなに順風でも逆風でも、人生は選択肢の連続で、いま選んできた道を歩んだばかりに、出会えたはずのもの、体験できたはずの世界を捨てている、、そういう捉え方もできるよね。つまるところ人生はいちどきりだけど、失った世界に空想をひろげたら、ひとの人生は何層にも可能性と後悔に満ちているものなんだよなぁ。結局もとの世界におさまっておわった今回、次はどういう出来事が待っているのかなぁ。このシリーズ、ずっと続いていくのか、それとも作者はさいごの話をすでに考えているのか。。。。まだまだ読みたい好物シリーズです。

  • しゃばけシリーズ9作目。
    「花の下にて合戦したる」と「雨の日の客」が好きです。
    やはりしゃばけは春のイメージ、桜が似合う。
    鈴彦姫は可愛いなぁ。そして禰々子姉さんかっこよすぎて惚れた。
    佐助が手玉に取られている様子は珍しくって面白かったです。
    目の前の道を弓手(左)へ進むか馬手(右)へ進むか、それだけのことで待ち受ける未来は大いに変わってくる、というお話。

  • どうなってしまうのか、不安な気持ちで読み始めたしゃばけシリーズ。この終わり方って。。。「おね」の話が一番好きです。

  • 巻がすすむごとにシリアスな展開が所々に含まれるようになったと思いますが、それでも長崎屋の面々は相変わらずなのだなぁと安心できるのがこのシリーズのいいところのように思います。きっと、長崎屋の妖怪たちは若だんなが居なくなったとしても嘆かないのではないかな、などと。


    大切なものを取り戻したとき、別のものを失わなければいけない。
    そもそも進むべきでなかった道で得た縁は、得るべきではなかった縁なのかなぁ…。

    勿論、これから何が若だんなを待っているのかは判らないのだけど、若だんなが憎からず思ったであろう人とはもうこの先会うことがないのだとしたらちょっと寂しいですね。

  • 「しゃばけ」シリーズ史上もっとも重苦しい幕開けです。特に屏風さんファンの私にはかなりつらいものがありました。若だんなの悔恨も痛々しいし。こんな物語は、あまりにも悲しい!
    だけど読み進むうちに「これは!?」という気分に。なるほど、こういう構成でしたか~。読み終わると、ほっと安心できます。
    お気に入りは「こいやこい」。ストーリーの面白さもさながら、ひさびさにかなりの謎解き要素もありますね。かなめのキャラもいいし。だけど最終的に○○が変わってしまったということは、若だんなと彼女はもう出会えないのかな? それが少し残念です。

  • ○ゆんでめて
    しゃばけシリーズ第9弾
    短編でそれぞれ独立してはいるが、屏風覗きがいなくなってのお話が前後し、知らない名前も出てくるので少々ややこしい。

    「ゆんでめて」
    屏風のぞきがいなくなった!
    あの日こうしていたら…その後悔を抱えた一太郎の元に、事触れの噂を耳にする

    「こいやこい」
    友七之助の元に幼馴染である許嫁がやってきたが、5人の中からあてなければならず…

    「桜の下にて合戦したる」
    庭で早く咲いた桜の花びらの化身のために満開の桜を見せるため妖たちと初めての花見へと出かけた先で、知らぬ妖に術をかけられてしまう。

    「雨の日の客」
    不思議な珠を持ち自分の記憶も持たない女性が一太郎と知り合い、大雨で避難する事になるのだが…

    「始まりの日」
    あの時こうしていればその後悔がなかった事になったら?
    どこからが無くなってしまったのか、どちらの結末になってもなんだか悲しい。

  • 読了、しゃばけシリーズ9作目。

    パラレルワールド的な作品。

    弓手馬手。

    いま「ゆんで」で文字変換したら弓手ともう一つ左手が出てきてびっくりした!

    「ゆんでめて」は「左手右手」という意味。

    第1~4話で馬手に行った場合のストーリー、最終話は弓手に行った場合のストーリー。

    10作目へは弓手へ行った場合のストーリから続いていく。

    パラレルワールドだから、1~4話で知りあった人たちとはすれ違ってしまうのが残念。

    それとも今後、別の形で再登場はあるのだろうか。

    3話目の花見の時の話が好きだった。

    狐と狸の化かし合いは森見登美彦の「有頂天家族」を思い出した。

    でもやはり、桜と言えば梶井基次郎。

    この本に収録されてるのはそんな物騒なのではなく楽しい宴会風景なのだけれどね。

    弓手を選んで守ったものと、馬手に行き出会ったもの、どちらが大事か。

    難しい問いだと思う。

    ストーリーは若干ネタ切れの感が否めず、技巧に走った気はするが。

  • しゃばけシリーズ⑨

  •  今回は、いつものお話よりも数年先の世界。
     1話目の「ゆんでめて」が4年後、次のお話が3年後……というようにカウントダウンしていきます。
     1つずつのお話は結構ユーモラスなんだけれど、その下敷きにちょっと切ない出来事をはらんでいるから、ハラハラしながら読んじゃう。

     短編集で、1つ1つの話だけ読んでもそれで完結しているけれど、繋がっているので、最後まで読まないと。

  • 「しゃばけ」シリーズ第9弾。
    屏風のぞきが行方不明になり、若旦那が悲嘆にくれるシーンからスタート。
    今回はちょっと不思議な分かれ道のおはなし。
    「弓手」か「馬手」か、もしあの日、別の道を選んでいたら。。。その先はどうなっていたのか。
    些細な選択がその後に大きく影響したとしても、進んでしまった時を戻すことはできないし、選択の時点に戻ることはできない。
    からこそ、最後の最後にああ、良かったと胸をなでおろした。
    久々にシリーズの中でもいい味出してた一冊だったと思う。
    ほっこりした温かさや、にんまりする瞬間や、しんみり染み入る切なさを感じさせてくれるこのシリーズが大好きです^^

  • 時が前後してるので何でだと思ってたんだが最後合点がいったな。良かった屏風のぞき。鳴家は相変わらずかわいい。

  • 私は時々、畠中さんの本で迷子になります。
    理解力と物覚えの悪さから来るんだと思うんだけど。。。

    で、今回もあれれ? どういうこと???
    これは誰だっけ?ってなったわけです。

    でも、これが作者の狙いだったとは!?

    不思議な題名の「ゆんでめて」
    「ゆんで(弓手)=左」「めて(馬手)=右」
    がわかった途端、なるほどと膝を打ちました。
    とっても面白かったです。

  • 2014.9.27-10.06再読
    しゃばけシリーズ第9弾
    ifもしも あの時あの方に会わなければ……そんな時もあるかもしれない

    屏風のぞき好きな私には基本悲しい話ので評価は低めですが、こーゆーパラレルな事も有りだと思います。

    ・ゆんでめて
    あの時から4年。松太郎4才。
    消えてしまった屏風のぞきを探しに若だんな頑張ります。
    鹿島の事触れ 権太

    屏風のぞきファンは泣く。

    ・こいやこい
    あの時から3年。松太郎3才。
    小乃屋七之助の許嫁 千里 を見分けて、かなえさんを嫁に貰おう!
    若だんなの恋

    ・花の下にて合戦したる
    あの時から2年。松太郎2才。
    みんなでお花見!in 飛鳥山
    楽しいね〜
    生目神様の時間はどうなってるの?

    ・雨の日の客
    あの時から1年。松太郎2カ月。
    大雨増水避難避難。
    佐助vs禰々子河童=恋?笑

    ・始まりの日
    あの時の事。
    生目神の図らいでもう一つの道に進めました。
    そして、、
    あの日々が無かったことになりました。

    屏風のぞき達が戻ってきたのは もちろん嬉しいが 何か大事な出逢いを逃したような…むむう 複雑だ
    今後の4年間の歩みに注目!

  • 「町名主さん、早くこっちの話を聞いちゃくれませんかね。店とはもう関係ない男がしゃしゃり出てきて、鬱陶しくってならねえ」
    「どっちが八津屋と関係ない者か、誰でも知ってらぁな。そうでしょ、町名主さん」
    「きょわーっ」
    二手に分かれていたはずの言い合いは、今や混じってしまって、誰が誰に返答をしているのかも、定かではなくなってきた。

    今回のお話は、初めから残酷で、
    しゃばけシリーズ初の悪夢にも等しい。
    最後の大どんでん返しは、神の力の成せる技!
    少しずつ成長している一太郎と、家鳴りに注目です。

    2014.9.2

  • しゃばけシリーズ第9弾。弓手(ゆんで)が左、馬手(めて)が右の意味。左に行くつもりが右に行ってしまった事から、大事な妖の友を失ってしまう。短編の話が、今回は4年後から始まり、3年後、2年後と時間をさかのぼっていく構成。虚弱な若旦那が成長していくいままでとは違う雰囲気。好みが分かれると思う。

  • 新しい妖達も登場し、ますます面白くなってきました。

    これからの作品への伏線も幾つかあり、次回作を読むのか楽しみです。

  • 屏風のぞきがいなくなった!?

    若旦那が弓手、つまり左の道へ進むつもりであった。なのに、右へと駆けていったのだ。

    ここから始まる。

  • 面白かった。肩がこらずにすらすら読めて楽しかった。

  • 師走から年始にかけて、仕事に忙殺される日々からの逃避だろうか、しゃばけシリーズを最初から9冊も読んでしまった…!
    9冊目は、ちょっと悲しかった…。
    でも、ちゃんと最後はめでたしめでたしで良かった^ ^

  • あの時、あっちを選んでいたら。

    と思うコトは多々あるけれど。
    ココロはホントに自分がイイと思うモノを知っている。

  • はじめ、時系列がちょっと分かりづらかったが、最後まで読んで納得。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/5090623.html

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ゆんでめての作品紹介

身体は弱いが知恵に溢れる若だんなの、史上最大の後悔。ズレてはいるけど頼りになる妖たちも、今度ばかりは、助けられない?「しゃばけ」シリーズ第九弾。

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